amazonのアフィリエイトを利用すると、どの商品が何回クリックされたか分かる。有力サイトでは、よくそのランキングをやっているのだが、それを真似して、当サイトのような弱小サイトではどのような本がリンクされたのかを調べてみた。当サイトは1日の訪問者数は、だいたい5人程度なので、10回以上クリックされていれば、そこそこクリックされる可能性が高いものといえると考えて、それらをリストアップしてみた。
なお、調べてみて判明したのは、結局の所どういった基準でクリックされているのかさっぱり分からない、ということだけだったりする。したがって、作成したこれらの表は、本サイトの傾向を知るにあたってほとんど役に立たないと言える。興味本位でつくってみたけれども、骨折り損のくたびれもうけだったかな、と。
以下、これまでクリックされたリストを年次ごとにリストアップしてみる。なお、本サイトでの慣例通り、書名のみリンクしてあるのはサイト内へのリンクを、著者や出版社も含めてリンクしているものはamazonへのリンクをそれぞれ行っている。
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年 New
2004年(トータルでは1558回のクリック)
この表から分かることは、当サイトでは、力を入れて書いたものがクリックされているわけでは決してないということ。この中で、自分自身でも面白く読んだため、それなりの分量で書いているものと言えば、門田隆将『裁判官が日本を滅ぼす』や小熊英二『<日本人>の境界』、福本伸行『最強伝説 黒沢』くらいであり、それ以外は何でクリックされたのかよく分からないものが多い。特にマンガの場合はそれが目立つ。たとえば、一番クリック数の多い、篠原千絵『天は赤い河のほとり』28巻は、たったの3行程度しか書いておらず、ものすごく簡単な雑感を述べた程度にすぎない。吉田秋生『ラヴァーズキス』と福本伸行『最強伝説 黒沢』2巻以外のここに挙がっているマンガは、たいていそうした雑感止まりのものにすぎない。
また、あまり肯定的に書いていない吉田司『宮沢賢治殺人事件』、G.リッツア『マクドナルド化する世界』、岡本裕一朗『異議あり!生命・環境倫理学』などのクリック数も多い。新井潤美『階級にとりつかれた人びと』、S.クーンツ『家族という神話』、玄田有史『仕事の中の曖昧な不安』、松永昌三『福沢諭吉と中江兆民』なども含めて、このあたりの本は、どこかの大学でレポートか何かの課題にでもなったのだろうか。
10票以下で、割と長めの分量で書かれているものをピックアップすると、岩瀬達哉『新聞が面白くない理由』(9回)、橋本健二『階級社会日本』(8回)、三条陸・稲田浩司『冒険王ビィト』1巻(7回)、
それとは別にクリックが目立つのは、鷲田小彌太『新 大学教授になる方法』のシリーズ。大学教授になりたいと考えているような人がこのサイトには多いのかもしれない。ちなみに、『新 大学教授になる方法』は1冊売れている(それ以外に売れたのは、玄田有史『仕事の中の曖昧な不安』)。
それにしても、なぜ『天は赤い河のほとり』28巻はこんなにも人気なのだろうか。
2005年(トータルでは794回のクリック)
50回 鷲田小彌太『新 大学教授になる方法』(ダイヤモンド社、2001年) 32回 篠原千絵『天は赤い河のほとり』(フラワーC、小学館)28巻 20回 鷲田小彌太『大学教授になる方法』(PHP、1991年(リンクは文庫版)) 18回 新井潤美『階級にとりつかれた人びと 英国ミドル・クラスの生活と意見』(中公新書、2001年) 13回 松永昌三『福沢諭吉と中江兆民』(中公新書、2001年) 12回 鷲田小彌太『大学教授になる方法 実践編』(PHP、1991年(リンクは文庫版)) 10回 萩尾望都『残酷な神が支配する』(プチフラワーC、小学館)17巻 〃 樺山紘一『エロイカの世紀』(講談社現代新書、2002年) 〃 S.クーンツ『家族という神話』(筑摩書房、1998年) 〃 紀田順一郎『東京の下層社会』(新潮社、1990年)
クリック数はかなり減っている。それでも、鷲田小彌太『新 大学教授になる方法』のシリーズはやはりよくクリックされており、篠原千絵『天は赤い河のほとり』27巻も相変わらず多い。ちなみに、前者は2冊売れている。新井潤美『階級にとりつかれた人びと 英国ミドル・クラスの生活と意見』、松永昌三『福沢諭吉と中江兆民』、萩尾望都『残酷な神が支配する』17巻、S.クーンツ『家族という神話』も昨年と同じくランクイン。2004年に7回クリックされていた樺山紘一『エロイカの世紀』は、酷評に近い書き方をしたのに、なぜかランクインしてしまった。やっぱりクリックされる基準が分からない。紀田順一郎『東京の下層社会』も2004年に5回クリックされているので、クリック数を伸ばしたと言ったところか。
ランク外のうち、割と長めの文章を書いたものとしては、岡部恒治・戸瀬信之・西村和雄『分数が出来ない大学生』(8回)、広田照幸『日本人のしつけは衰退したか』(7回)、岩木秀夫『ゆとり教育から個性浪費社会へ』(7回)、寺園敦史・一ノ宮美成・グループK21『同和利権の真相』(6回)といったところ。
2006年(トータルでは2169回のクリック)
18回 刈谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書、1995年) 〃 篠原千絵『天は赤い河のほとり』(フラワーC、小学館)28巻 14回 業田良家『自虐の歌』(竹書房) 13回 鷲田小彌太『新 大学教授になる方法』(ダイヤモンド社、2001年) 〃 萩尾望都『残酷な神が支配する』(プチフラワーC、小学館)17巻 〃 板垣恵介『バキ特別編』(ヤングチャンピオンC、秋田書店) 11回 鈴木みそ『オールナイトライブ』(ビームC、エンターブレイン)5巻 10回 新井潤美『階級にとりつかれた人びと 英国ミドル・クラスの生活と意見』(中公新書、2001年) 〃 川原正敏『修羅の刻』月刊マガジンC、講談社)13巻
クリック数が妙に増えているが、これはおそらく、ごく少数の人間が膨大な数をクリックしたため。極端に多い回数がクリックされるものは明らかに減少している。篠原千絵『天は赤い河のほとり』27巻は、首位に再び返り咲いた。刈谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ』は2004年に6回クリックされているが、突然クリック数を伸ばした。やはり、どこかの大学でレポートの課題にでもなったのだろうか。鈴木みそ『オールナイトライブ』5巻は、ゲーム専門学校の講師への衝撃のインタビューが収録されている巻。
ランク外のうち、割と長めの文章を書いたのは、溝上憲文『超・学歴社会』(9回)、E.ショーター『近代家族の形成』(9回)、赤川学『子供が減って何が悪いか!』(7回)といったところ。
2007年(トータルでは1442回のクリック)
27回 篠原千絵『天は赤い河のほとり』(フラワーC、小学館)28巻 15回 新井潤美『階級にとりつかれた人びと 英国ミドル・クラスの生活と意見』(中公新書、2001年) 14回 萩尾望都『残酷な神が支配する』(プチフラワーC、小学館)17巻 12回 小笠原喜康『議論のウソ』(講談社現代新書、2005年) 10回 網野善彦『続・日本の歴史を読み直す』(筑摩書房、1991年) 〃 大江健三郎『死者の奢り・飼育』(新潮文庫、1959年) 〃 原聖『<民族起源>の精神史 ブルターニュとフランス近代』(岩波書店、2003年)
やはり強いのは、篠原千絵『天は赤い河のほとり』28巻で、首位をキープ。萩尾望都『残酷な神が支配する』17巻と、新井潤美『階級にとりつかれた人びと』は毎年ランクインしている。ついに大学教授シリーズが姿を消した(ちなみに、3冊とも3、4回はクリックされている)。原聖『<民族起源>の精神史』は2007年に初めてランクインしたが、2004年には8回クリックされている。当サイトでは珍しい文学作品である大江健三郎『死者の奢り・飼育』は、2005年には9回、2006年には4回クリックされている。
網野善彦『続・日本の歴史を読み直す』は久々にランクイン。2004年に23回クリックされた門田隆将『裁判官が日本を滅ぼす』は、今年は9回でランクインこそしていないものの、そこそこクリックされ続けており、2005年には5回、2006年には7回クリックされている。
ランク外のうち、割と長めの文章を書いたのは、B.ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』(9回)、溝上憲文『超・学歴社会』(8回)といったところ。ちなみに、かなりの頻度で言及しているパオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』は、4回クリックされて1冊売れている。
2008年(トータルでは1128回のクリック)
18回 篠原千絵『天は赤い河のほとり』(フラワーC、小学館)28巻 12回 永峰重敏『雑誌と読者の近代』(日本エディタースクール出版部、1997年) 11回 S.スティール『黒い憂鬱』(五月書房、1997年) 〃 板垣恵介『バキ特別編』(ヤングチャンピオンC、秋田書店 10回 橋本治『蓮と刀』(河出文庫、1986年) 8回 ブックストッパー 〃 『BANANA FISH OFFICIAL REBIRTH GUIDE BOOK REBIRTH』(小学館、2001年) 〃 関曠野『ハムレットの方へ』(北斗出版、1994年) 〃 板垣恵介『バキ』(少年チャンピオンC、秋田書店)15巻 〃 西村京太郎『ミステリー列車が消えた』(新潮文庫、1985年(原著は1982年)) 〃 山下正男『思想としての動物と植物』(八坂書房、1994年) 〃 P.C.デイヴィス『神と新しい物理学』(岩波同時代ライブラリー、1994年) 〃 門田隆将『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社、2003年) 〃 ジョゼップ=フォンターナ『鏡の中のヨーロッパ』(平凡社、2000年(原著は1994年))
クリックの回数は減少。クリック数がかなりばらけたので、今までは10回以上クリックされたものしかまでしか表に入れなかったのだけれど、今年は8回クリックされたものまで入れてみた。あと、夏過ぎあたりからi2iのアクセス解析をサイト内につけてみたので、それとも絡めつつ振り返ってみたい。
またしても1位だったのが、篠原千絵『天は赤い河のほとり』28巻。ただ、どうやらこれは「河」を「川」と書き間違えていたことと関係しているようで、同じように間違えて検索した人が、タイトルは本当に合ってるのか確認のためにクリックしていたのではないかと推測される。実際に正しい表記に直した頃から、クリックはほぼされていない。もし、この推測が正しければ、来年はランキングから姿を消すだろう。
となると、純粋にランキング1位だったのは永峰重敏『雑誌と読者の近代』となるか。これはやはりどこかの大学でレポートの課題に取り上げられたためだろうか。S.スティール『黒い憂鬱』(五月書房、1997年)は2004年以来のランクイン。門田隆将『裁判官が日本を滅ぼす』は毎年必ず地道にクリックされている。アクセス解析を見ていると、裁判官の名前で検索して辿り着いた人が多い。これに関する項目では、あまりに唖然とした言動をした裁判官の名前を実名で挙げているので。
『バキ』に関しては、特別編と第15巻は一緒の項目に書いているので、特別編をチェックした人がついでに第15巻もクリックしたのではないだろうか。とはいえ、なぜ以前から特別編がそこまでクリックされているのかはよく分からないのだが。
なお、『BANANA FISH OFFICIAL REBIRTH GUIDE BOOK
REBIRTH』(小学館、2001年)は2冊売れている。「今日の呟き」で個人的にオススメしたブックストッパーが8回クリックされているのは、微妙にうれしい。本を参照しつつキーボードを打ち込むときには本当に便利なので、まだ知らない人は是非。ちなみに2個買わないと意味がないので注意。橋本治『蓮と刀』(河出文庫、1986年)や関曠野『ハムレットの方へ』(北斗出版、1994年)など、何度も味読してちょくちょく言及している本がクリックされているのも、密かに嬉しかったりする。
常連の萩尾望都『残酷な神が支配する』17巻は、今年は1回クリックされただけ。他の常連本を見てみると、新井潤美『階級にとりつかれた人びと 英国ミドル・クラスの生活と意見』(中公新書、2001年)は7回、大江健三郎『死者の奢り・飼育』(新潮文庫、1959年)と刈谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書、1995年)は6回、網野善彦『続・日本の歴史を読み直す』(筑摩書房、1991年)は5回、原聖『<民族起源>の精神史 ブルターニュとフランス近代』(岩波書店、2003年)は4回と、やはり地味にクリックされ続けている。
2009年(トータルでは10373回のクリック)
クリック数が昨年に比べると激増したのだが、理由はよく分からない。例年ならば10回以上クリックされたものを取り上げているのだが、それだともの凄く多くなってしまうので、今回はベスト30までを挙げるにとどめた。ワン・ツー・フィニッシュになったのは、ノートパソコン冷却用の商品。1位はA4サイズ以上用のもので、2位はそれより小さいサイズのノートパソコン用。前者が、1台だけこのサイトを通じて売れた。私が使っているのは後者だが、これは今でも我が家で非常に役立ってくれている。同じく役に立っているブックストッパーも3位に入った。
今年のクリック数が多かったものの中で目立つのは、「苛立つ神学者のご託宣−内田樹『下流志向』−」に挙げた書籍だろう。関曠野『野蛮としてのイエ社会』・『ハムレットの方へ』(北斗出版、1994年)、浅羽通明『「逆襲版」ニセ学生マニュアル』・柳父章『翻訳語成立事情』などである(なお、小此木啓吾『モラトリアム人間の時代』も22回クリックされているのであと1回クリックされていればベスト30入りだった)。この文章は今のところサイトで一番の長文だし、それなりに力を入れて書いたのだ、挙げた文献に興味を持ってくれる人が多いと嬉しい。
31回クリックされた岩田正美『現代の貧困』は、どうやら大学のレポートや授業で使われているらしい。河合幹雄『安全神話崩壊のパラドックス』も同じクリック数なのだが、アクセス解析を見る限り、レポート作成のためかは分からない。荻原浩『神様からひと言』、舞上王太郎『煙か土か食い物か』、宮部みゆき『クロスファイア』、筒井康隆『大いなる助走 新装版』などのクリック数が多いのは、理由がよく分からない。確かに『大いなる助走』は長めに書いたものの、他のはそうでもないのだが。相変わらずこの辺りのクリック回数の基準は分からない。ちなみに、浅羽通明『ニセ大学マニュアル死闘編』(徳間書店、1990年)』のクリックが多いのは、『大いなる助走』で触れているためだろうか。同じ理由でジャック・マイルズ(秦剛平訳)『God 神の伝記』で触れている手塚治虫『ガラスの地球を救え』のクリックも多いのかもしれない。同じく、P.C.デイヴィス『神と新しい物理学』(岩波同時代ライブラリー、1994年)がランクインしているのは、18回クリックされている山口雅也『奇偶』の項目を読んだ人によるものかもしれない。
久々にランクインした常連は鷲田小彌太『大学教授になる方法』。他の常連本を見てみると、新井潤美『階級にとりつかれた人びと 英国ミドル・クラスの生活と意見』(中公新書、2001年)は18回、原聖『<民族起源>の精神史 ブルターニュとフランス近代』(岩波書店、2003年)は16回、網野善彦『続・日本の歴史を読み直す』(筑摩書房、1991年)は13回とそこそこのクリック数。刈谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書、1995年)は7回、大江健三郎『死者の奢り・飼育』(新潮文庫、1959年)は3回などはランク的に見れば低いが、それでも少しずつクリックされ続けている。
なお、篠原千絵『天は赤い河のほとり』28巻は13回クリックで、2008年度に予想した通りに減っている。それでも13回クリックされているが、他の巻も同じかそれ以上クリックされているので、別に不思議ではない。
2010年(トータルでは5001回のクリック)
クリック数は去年より半減したが、それでも例年よりは遙かに多い。ただし、クリックが多かったのは8月末までで、9月から12月までは146回と全体の3%にすぎない。もし1年すべてがこの調子だったならば、クリック数は今までで最小になっていたはず。
今年も、「苛立つ神学者のご託宣−内田樹『下流志向』−」に挙げた、関曠野『野蛮としてのイエ社会』・『ハムレットの方へ』(北斗出版、1994年)、浅羽通明『「逆襲版」ニセ学生マニュアル』・柳父章『翻訳語成立事情』・小此木啓吾『モラトリアム人間の時代』などのクリック数が多いのが目立つ。以前から「苛立つ神学者のご託宣」はネット検索で引っかかるようになっていたのだが、いまはついにGoogleで「下流志向」を検索すると、10番目前後に位置するようになってしまった(YAHOOで検索しても20番目前後)。なお、関曠野『野蛮としてのイエ社会』は1冊売れた(他にも、パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』、さいとうたかを『サバイバル Another Story』、はるき悦巳『帰って来たどらン猫』も1冊売れた)。また、トップページに貼り付けているノートパソコンの冷却グッズとブックストッパーも、変わらず上位にランクインしている。
去年と同じく荻原浩『神様からひと言』、舞上王太郎『煙か土か食い物か』、宮部みゆき『クロスファイア』、筒井康隆『大いなる助走 新装版』などのクリック数が多いのは、やはり理由がよく分からない。初めてランクインしたのは、秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏<その1>』、竹内洋『教養主義の没落』、加納朋子『コッペリア』、J.ヴィクター=コシュマン『水戸イデオロギー』、P.A.コーエン『知の帝国主義』、岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』、潮木守一『世界の大学危機』、矢吹健太郎『BLACK CAT』第3巻など。こちらもやはりリンクの基準がよく分からない。
2011年(トータルでは342回のクリック)
16回 内田樹『下流志向』(講談社、2007年) 15回 古谷実『ヒミズ』(ヤンマガKC、講談社)2巻 13回 支倉凍砂『狼と香辛料』(電撃文庫(メディアワークス)、2006年) 5回 玄田有史『仕事の中の曖昧な不安 揺れる若年の現在』(中央公論新社、2001年) 〃 ブックストッパー 〃 本田由紀・内藤朝雄・後藤和智『「ニート」って言うな!』(集英社新書、2006年) 4回 竹内洋『教養主義の没落』(中公新書、2003年) 〃 ピーター=ブラウン『古代末期の世界 改訂新版』(刀水書房、2006年)) 〃 岡部恒治・戸瀬信之・西村和雄『分数が出来ない大学生』(東洋経済新報社、1999年) 3回 ピーター=サックス『恐るべきお子さま大学生たち 崩壊するアメリカの大学』(草思社、2000年) 〃 関曠野『ハムレットの方へ』(北斗出版、1994年) 〃 庄子大亮『アトランティス・ミステリー プラトンは何を伝えたかったのか』(PHP新書、2009年) 〃 日垣隆『「学校へ行く」とはどういうことなのだろうか』(北大路書房、1999年)
クリックの回数は大幅に減少した。クリックの傾向を取り始めてから一番少ない。2010年の後半くらいから、カクンと減り始めたのだが、ここまで劇的だとAmazonで何か仕様の変更があったのかと思ってしまう。
それはともかく、内田樹『下流志向』が今年も1位になってしまった。「下流志向」で検索すると、「苛立つ神学者のご託宣」のページがGoogle検索でも、Yahoo検索でも10番前後に挙がるようになったので、その結果として、クリックが多くなったのだろう。玄田有史『仕事の中の曖昧な不安 揺れる若年の現在』、本田由紀・内藤朝雄・後藤和智『「ニート」って言うな!』、ピーター=サックス『恐るべきお子さま大学生たち 崩壊するアメリカの大学』、岡部恒治・戸瀬信之・西村和雄『分数が出来ない大学生』、関曠野『ハムレットの方へ』も、そこで言及されているのでクリックされたと思われる。ピーター=ブラウン『古代末期の世界 改訂新版』は、エヴェルジェティズムで検索すると、田川健三『キリスト教思想への招待』で簡単に触れたページが上位で引っかかるので、それとの関連だろう。古谷実『ヒミズ』と支倉凍砂『狼と香辛料』はよく分からない。