雑想庵




(2000年10月10日開設)

当庵は、見たり・読んだり・聞いたりした色々なものについて考えたことを
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2018年12月29日更新<見聞録>)

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本日の呟き(7月26日) (バックナンバーへ

「今のままじゃ、Jリーガーになれても日本代表としてW杯に出るのは無理」スペインで活躍する柴崎岳が変わるきっかけとなった青森山田高校・黒田監督の言葉サカイク
「褒められ慣れてしまうのは、すごく危険だと思います。なぜなら、自分ができること以上の要求をされたことに対して、ストレスを感じるようになってしまうからです。今まで70%、80%の力でプレーしていたことに対しても、安易に褒めてしまうと、それを100%のプレーだと勘違いして「これが自分の全力のプレーなのだろう」という思考が働いてしまいます。安易に褒めてしまう指導は「無責任」なことです。さらに向上できるよう導くことが適切な指導だと考えています。」
 教育において大事なことは褒めることだと思っていたが、それだけでもダメだというのは肝に銘じる必要があるな、と。
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当庵の覚書(2008年3月更新)
  最初にお読みください。

見聞録の書斎(12月29日更新) (追記の更新目録はココ
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最近の見聞録


12月29日

 竹内康浩『中国王朝の起源を探る』(山川出版社(世界史リブレット)、2010年)を読む。タイトル通り、周までの中国の歴史を近年の研究も踏まえて解説していく。必要があって読んだのだが、決して面白みがあるとは言えないものの、基本的な事実はおさえられるので、タイトルに興味が持てれば読んでもよいだろう。
 以下メモ的に。夏王朝の実在について疑われているのは、出土文字資料によって確認できない点にある。中国人研究者は二頭里遺跡を夏王朝と見なしている。確かにこの遺跡は殷に先立つ重要な文化遺跡であるが、「夏」と呼ばれる組織であると示す出土文字資料は確認されていない。そのため、後世の文献にて「夏」と呼ばれた王朝と見なしうるのかが確定できていない。ただし、殷に先立つ王朝がなかったと言えるわけではなく、あくまでもそれが夏と呼ばれた王朝かははっきりしないという意味である(41~42頁)。
 国家=王朝ではないので、王が存在することで形成される「この世の秩序」がいかなるものであり、その権威や権力のも目的や源泉が何であったのかが分からなければ、王朝史としては不十分である(45頁)。
 殷墟には、宮殿や宗廟区、王稜区、住居群、中小墓、青銅器製作址など多くの遺跡があるものの、城郭は発見されていない。そのため、都市や王都ではなかったのではないかという疑問は消えない。ただし時間をおいて建て増しされており、長期間にわたって使われた場所であるのは間違いない(55頁)。
 殷墟文化の青銅器は、製造が簡単なそれ以前の小さいものや平たいものに比べて酒器が多く青銅器に対する特別な意味づけが成立していたと窺える。技術力の高い殷の青銅器は、王室関係者が用いただけではなく、貢納に対する見返りとして王室から配分されたものとも考えられる。王室の宗教権威をもって聖化された祭司の道具の受領によって、王室の祭祀の体系と結ばれたわけである(58~59頁)。
 西周の封建は同姓諸侯を各地へと使わし、安定した支配を望むために行われた。魯公、康叔、唐叔の3人に対しては、重要な祭器と共に殷人や殷に服事していた人間集団が賜与されている。それぞれの現地の習慣に適応する形で支配を行っており、急激な変化によって軋轢が生じないように配慮している(77~78頁)。
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12月19日

 安藤至大『これだけは知っておきたい働き方の教科書』筑摩書房(ちくま新書)、2015年)を読む。働くことと日本型の労働についての説明を行う。もう少し深いものを想定していたのだが、これから働く若者のためのガイドブックという感じで、個人的には肩すかしであった。これはちくま新書と言うよりはちくまプリマ-新書に収録した方がよかったのでは? ただし、いくつかの興味深い文献を知れたので、その点では収穫はあった。
 以下メモ的に。正規雇用と非正規雇用の人数は、1985年には3343万人と655万人、2000年には3630万人と1273万人、2013年には3294万人と1906万人となっている。正規雇用が減ったと言うよりは非正規雇用が増えたと言える(83頁)。なお、この調査は総務省の「労働力調査」に基づくはずなのだが、本書での出典の言及がやや曖昧なので違うのかもしれない。こうした非正規雇用の増加は、自営業者とその家族従業員が減ったことと関わる。自営業の商店や飲食店が廃業して、コンビニやチェーン展開される飲食店に置き換えられた結果として、非正規雇用が増えた(95頁)。なおこの指摘については、具体的な出典やデータは特に挙がっていない。
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便利な商品コーナー

かつて、「茶の間の呟き」で紹介したことのある商品の中から、
個人的に使い勝手のいい物をピックアップしています。

SX-CL02MSV (2009年5月7日)
 ノートパソコンの背面下部に置いてUSBにつなぐと風を送ってくれて、ノートパソコンの底面を冷やしてくれる(なお、バスパワータイプのUSBハブにつないでも作動してくれている)。これはかなり劇的な効果があるので、パソコンの熱さにお悩みの方は是非。なお、これはB5サイズ用で、A4サイズ用はSX-CL03MSVになる。


ブックストッパー (2009年5月7日)
 洗濯ばさみに分銅のようなおもりが付いたようなもので、見た目はかなりショボイのだが、本の両端にはさんでおけば、常に見開き状態にすることができる。文庫や新書、ペーパーバックなどを見ながらパソコンに情報を打ち込むのに便利。2つ一緒に用いないと使いづらいので、買うならば2つ一緒に。


桐灰カイロ 上からはるくつ下用 5足入 (2014年2月25日)
 靴下の裏から貼るカイロだと、冷たくなったときに硬くなってしまい、歩いていると足の裏が痛くなってしまうのだが、上から張るのだとそうならくて便利。


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