|
|
2004.12.2 ぬちぐすい〜命の薬〜 |
作詞を始めてから沖縄の言葉の響きに魅せられるようになった。
実際に昨年夏辺りから「ヌチグスイ」「ニライカナイ」「ガジュマロ」などのテーマで書いてみたり、少しずつストックを増やしている。
私にとって作詞という仕事が「ぬちぐすい」、命の水。
だから採用が決まった訳でもないのに、チャンスが来るだけでやっぱり嬉しいと感じるのだろう。
それは結果に繋がる可能性を秘めた一枚のチケットだから。
たとえボツを繰り返したとしても、その過程が血となり肉となり、やがてはチャンスがチャンスを呼ぶまでに成長してゆきたいと心から願う。
才能があればそれにこしたことはないけれど、落ちる痛み、書けない苦しみ、それらを味わってこそ進化がある。
感じる痛みを過程を養分にしてゆけばいい。
苦しみ抜いて、そしていつか形になってゆけることがこれまでの苦労を光り輝かせる、何にも勝る「ぬちぐすい」、命の薬だから。
自分で生み出し、送り出した言葉達が、歌うアーティストの方々によって表現され、自分の耳により明確な色をつけて舞い戻ってくる
…それは何にも代え難き至福の瞬間。 |
|