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2003.10.1 風が生まれる瞬間の波 |
人生には運命、バイオリズム、喜怒哀楽、様々な大小の波があると思う。
一日のうちでも、喜んだり、落ち込んだり…私自身、感情の波は激しい方だけど、海に生まれる波のように、無限に溢れ来る想いと向かい合って、己を精一杯生きていきたい。
結果はどうであれ、そういった生き様を大切にしなければ、、、と思う。
周囲は確かに動いていて、沢山の音楽が生まれて、作家の方たちがあちこちで活躍しているのに、
私だけが立ち止まって重たい岩になってしまっていると感じて、焦る時がある。
何も音沙汰もなくて、周りから取り残された気分になるのだ。
でも、その気持ちと戦いながら、マイペースで詞を書き貯めたり、
返事を期待せずに必要なメールをせっせと書いたり、日々を過ごしているうち、ある日、ふっと優しくさわさわと風が囁く音色とその薫りを感じ始めるのだ。
そして、私の周りで止まっていた空気が緩やかに動き出す。
それは心の底でお慕いしている方からメールが届くとかチャンスに満たないチャンスの前のきっかけになりそうな些細な出来事の時もあるのだけど、
それでも私は明らかに何かが近づいたと感じ取る。
この小さな風が起こす波が生まれる機会を待って、それを繰り返しながら、きっと次に起こるチャンスと出逢いの波は前より大きな波になっていくのだと思う。 |
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