【Undergraduate Education 学部教育】
►学部での教育について紹介します。

卒業論文(4年生)

卒業論文は以下のようなスケジュールで執筆されます。ゼミでのディスカッションを通じて,4年会の集大成といえる卒業論文をまとめていきます。

4~5月 テーマを決める:文献整理,統計や関連する制度などの整理,実現可能性について検討する
5~7月 最初の調査先のアポイントメント(機関調査など)を行う
11月最終週 アンケートを行う場合の発送完了
12月 年内最終ゼミ 第1稿の提出(ゼミ内)
1月下旬 卒論(本文)締切り 
2月上旬 卒論報告会のppt準備と卒論発送 
2月中旬 卒論報告会 

講義 地域農業マネジメント(学部3-4年生, 大学院研究科共通科目)

さまざまな地域における農業経営を対象とした,実践的な分析方法を学びます。 

農業・資源経済学演習2・3(3年生)

 農業経営学のテキストや論文を題材として,輪読やライティングを行います。また,関連する専門家や農業経営者とのディスカッションを行ないます。 
 農業経営学においては,現場レベルの農業経営の行動や成果を対象として,分析,考察を加えることにより地域全体,農業全体の将来像を描き出すことが一つの使命となっています。 そこでは単に「現場の話を聞く」だけでなく,「話を聞くためにいかなる準備をして」「どのような話を聞くか」ということが,より重要となってきます。現実社会を題材とした研究成果をもと議論を行い,そのような分析的姿勢を身につけてもらいます。

 このゼミを通じて,目の前にある多くの情報から現実を把握し,創意工夫を導き出すスキルを養ってもらうことを期待しています。 

これまでのゼミ
・2023年度:事前に3つのテーマを選定し,関連する論文を輪読した上で,外部講師と農業経営者の方をお招きし,「東大FarmBiz」としてディスカッション結果をとりまとめました。
・2022年度:農業経営戦略論に関する研究動向をまとめました。
・2021年度:昨年同様,農業経営組織論に関する論文を基に,ゼミ生自らの視点で研究動向をまとめました。
・2020年度:農業経営組織論に関する論文を基に,ゼミ生自らの視点で研究動向をまとめました。
・2019年度:農業経営組織論に関する論文を基に,ゼミ生自らの視点で研究動向をまとめました。
・2018年度:農業経営戦略論のレビュー論文を基に,ゼミ生自らの視点で研究動向をまとめました。
・2017年度:水田経営のデータをもとに,自らの視点で新たな分析を加え,報告書をまとめました。
・2016年度:昨年同様,研究動向を学び,レビューをまとめました。
・2015年度:「研究動向を学び,自らの視点で課題を発見し,取りまとめること」をテーマとし,農業経営学の研究動向を包括的にまとめた書籍を輪読した上で関連論文をピックアップして報告,独自の視点から研究動向を再構築して論考として取りまとめました。 また昨年から引き続き,「ライティング力の向上」を重視した演習を行っています。
・2014年度:「経営戦略論の農業経営への応用可能性」をメインテーマとし,経営戦略論の最新の成果をまとめたテキストを輪読し,一般経営学における経営戦略論の展開について学びました。
 また並行して「ライティング力の向上」を主眼に置いた演習も行いました。他の目的で書かれた資料を用いて,自らの理論構築を行っていくというプロセスで行っています。
・2013年度:「農業経営管理論」を取り扱いました。最新のテキストにもとづいて,現代の農業経営においていかなる経営管理が必要であり,また,農業経営に関する政策や農業技術の普及事業においてどのような配慮が必要かについて学んでいきました。
 また先駆的かつ地域に根ざした水田・畑作を経営されている農家の方をゼミにお招きし直接議論できる場を持つと共に,有志数名と訪問して農業経営の実態を学ぶことで「どれだけ農業経営の現実に迫れるか」という課題に取り組みました。
・2012年度:『資源ベースの経営戦略論』というテキストを輪読しました。また,先進的な肉牛肥育法人を経営されてきた農家の方をゼミにお招きし,直接議論できる場を設けると共に,有志数名と訪問してお話を伺う機会を得ました。 これらを通じて農業をはじめとする現実社会のリアリティをつかむための足掛かりができればと思っています。
・2011年度:理論編としてドイツの経営組織論のテキストを輪読し,応用編として第三セクターや道の駅,農産物直売所に関する国内外の10篇の文献を読みました。 その後,総仕上げとしてゼミ討論会を準備し,長らく農村振興に携わってこられた方をお招きして意見交換会を行いました。
・2010年度:「経営学の基礎と新たな農業ビジネス分析への応用」をテーマとし,『基本経営学』というテキストを輪読しながら経営学の基礎を学び,『農商工連携の地域ブランド戦略』を補助テキストに用いて新たな農業ビジネスの経営分析に応用する方法を身につけるという課題に取り組みました。 その後,ゼミに農業ビジネスの経営者の方を招き,ゼミで学習した内容について議論を行いました。
・2008年度:『ビジネス・エコノミクス』(伊藤元重著)をテキストに,経済学の観点から「経営」の行動を論理的に学びました。

地域経済フィールドワーク演習(3年生)

・2024年度:茨城県桜川市にてフィールドワークを行います。
 担当教員:八木(主担任),西原(副担任)
 ティーチングアシスタント:5名
 参加学生:10名 
*2024年度より地域経済フィールドワーク実習は,地域経済フィールドワーク演習に変わりました。
・2015年度:新潟県十日町市にて実習を行いました。
 担当教員:八木(主担任),村上(副担任),中嶋(顧問)
 ティーチングアシスタント:4名
 参加学生:9名
・2008年度:長野県伊那市にて実習を行いました。
 担当教員:八木(主担任),有本(副担任)
 ティーチングアシスタント:4名
 参加学生:11名

近年の報告書は,専攻のHPから入手できます。
➡専修フィールドワーク報告書(専攻HP)

駒場キャンパス 教養学部(1-2年生)

・2019年度~2020年度:
 理科初年次ゼミを担当しました。

・2015年度~2018年度:
 総合科目「農学フィールドワーク論」をA2ターム7回中3~4回担当します。
主に国内における農村現地調査の方法を学ぶと共に,以下の各段階における方法論を学びました。
1)設計,2)現地調査,3)分析,4)報告
 また,ITC-LMSを利用して実際に調査票を作成,授業の中で調査を経験しました。

・2009~2014年度:
 全学自由研究ゼミナール「現代の食料と農業を考える」を行いました。
 冬学期 13回中,以下のテーマで2~3回担当しています。
1)都市化と農業経営,2)条件不利地域の農業経営