日経を読む
- 日本経済新聞の記事についての感想など
[1] [2]
[3]
- セールス電話 −河野多惠子−
日経 2007年2月6日 夕刊 15面
プロムナード欄
分譲墓地のセールス電話がかかってきた。成程、お彼岸遠からじ、とちらりと思っただけで、
<結構です。>と言って電話を切った。
締切日が過ぎているのに原稿が仕上がらず、今日の何時までには必ず電送すると言っておいた
その時間を過ぎても、最後のところで手古擂っている時もある。そういう際に、電話が鳴る。
「あ、偵察だな」と慌てて電話を取ると、相手は何とか証券のどこそこ支店の誰かさんだったりする。
<うちは、証券の類は一切いたしません>と一言で電話を切る。切った途端にに、よい言葉が閃く。
手古擂っている原稿の最後のところの言葉ではない。<証券、大嫌い!勧める人、もっと嫌い!>
と言えばよかったなどと思い、それでまた幾分かの時間を無駄にさせられる。
なにやら毎日の夕刊に掲載されるエッセーです。(日替わりで6人の方が担当しています)
だいたい読んでいたり、読んでいなかったりするのですが、
タイトルにつられてつい読んでしまうときがあります。
なんだろう、このような感じのセールス話があと4段落ほど続いています。
ああ、セールスって多いですね。あんまり昼間にのんびりしてると鬱になるとか。
なんか楽しんでしまう作家さんの話です。
新幹線の乗り方 −河野多惠子−
日経 2月13日 夕刊 15面 プロムナード欄
実は、私はまだ一度も<のぞみ>に乗ったことがない。大阪は郷里なのだが、帰省する機会が
少なくなってからも、四、五年まえまでは大阪で年に一度の決まった仕事があった。
そのための新幹線の切符は、先方で段取りをしてくださったが、私はいつも
「<のぞみ>にはしないでください」と注文をつけていた。
もともと、新幹線の列車の速度は凄じい。時折熱海駅を使う機会があった頃、フォームで
<こだま>を待っていて<ひかり>が通過すると、恐ろしいほどの速さを実感させられてものだ。
この後、作者さんの乗り物での眠りついて、こだわりが色々と書かれています。
ううん、速いんでしょうね。2時間37分(東京−新大阪)あると十分長そうな感覚もするのですが。
この前、中国で日本の技術を導入した新幹線ができたと見ましたが、
自国産と言い張ってるとか、なんとか。いや、別に関係ないんですけど、気になりますね。
リニアモーターカーが、出来たとしてどのぐらい使えるのだろうか。
飛行機よりも速ければ、需要が無いとは思わないですが。
そういえば、道路とかもあり余っていると聞いていますが、どうなんでしょう。
田中角栄さんの日本列島改造論あたりからおかしくなったという話がどこからともなく・・・。
(2007.02.16)
- 戦後政治 あの日あの時
1946年2月3日 マッカーサー・ノート -憲法草案3原則-
日本側と見解ズレ、起草主導を決意
日経 2007年2月1日 夕刊 7面
戦後日本を形作った日本国憲法の制定過程をたどるとき、誰もが必ず1946年2月3日の出来事に突き当たる。
象徴天皇制、戦争放棄−−。憲法のこうした性格を決定付けた、いわゆる
「マッカーサー・ノート(3原則)」が歴史の舞台に姿を現した一瞬だ。
ああ、ここからが始まりでしたか。非常に興味深いことが色々書いてあります。
憲法改正の必要性はあるのかないのか、国家の成り立ちとしての憲法は、
今後どうなっていくのでしょうか。
(2007.02.15)
- 動画サイトのユーチューブ
映像10万本削除
著作権者バイアコム要請
日経 2007年2月3日 夕刊 1面
音楽専門テレビ局「MTV」や映画のパラマウント・ピクチャーズを抱える
米複合メディアのバイアコムは2日、動画共有サイト大手のユーチューブに対し、
バイアコムが著作権を持つビデオ映像10万本をサイトから削除するよう要請した。
ユーチューブは同日、該当映像を削除した。
両社は過去数ヶ月、再利用許可を得ていない映像作品を削除する仕組みについて話し合いを続けてきた。
このほど交渉が決裂、バイアコムは全面的な削除を要請した。
バイアコムは「ユーチューブが映像作品の構成利用に後ろ向きなことが明らかになった」と非難。
ユーチューブは「もはやバイアコムは同社の作品を宣伝してくれる利用者を活用できなくなる」
と応酬した。
テレビ大手のCBSやNBCは自社作品の投稿と配信を認め、ユーチューブを宣伝手段といして積極活用する。
対照的に映画大手の20世紀フォクスはユーチューブに対し、著作権を守るため海賊版の投稿者の
身元を明かすよう要求した。
かなり難しい問題になっています。
このごろはテレビをパソコンで見る人も多いそうですし。
しかしながら、著作権者を保護する点からはクレームがくるかもしれません。
このごろは、IT(ICT)を使って宣伝するアーティストも多いそうなので色々でしょうね。
というか、こうして日経を引っ張りだしているこのサイトはどうなのでしょうか。
引用関係的には、主従の感じになってないと思いつつ・・・。
なんか便利な世の中になっていたので、使わせてもらっているという感じでしょうか。
個人的には、日経が良い新聞だと宣伝したい気もしますけど(よけいなお世話かな)
米ユーチューブ 違法投稿動画、事前チェックに前向き
日本の権利者と協議
日経 2月7日 14面
日本映画制作連盟などの著作権関連団体が米国の動画共有サイト最大手、ユーチューブに対し
違法な動画投稿の防止を求めていた問題で6日、両者が初めての協議を東京で開いた。
ユーチューブ側は一定の事前チェックに向けた技術開発に前向きな姿勢を示した。
ただ具体的な手法や時期などは明示しなかった。
日本の人たちは結構厳しいというか、海外のサーバー相手なのでやりにくいと思います。
このごろよくCSR(企業の社会的責任)という言葉を耳にしますが、なんか関係あるのかな。
投稿者の情報開示というのも可能といえば可能そうな気もしますが。
ほんとわれわれはどういう使い方をすべきなのでしょうか。
使わなければ良いというものなのでしょうか。
どっかでスポンサーについてもらって、そこに代理で支払ってもらうぐらいなのかなぁ。
ユーチューブ創業者2人 株800億円相当取得
グーグルへ身売りで
日経 2月9日 9面
米動画共有サイト最大手ユーチューブ創業者の2人が、グーグルへの身売りで計6億7000万j相当
のグーグル株を取得していたことが、グーグルが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で
明らかになった。7日終値で計算すると、ユーチューブ共同創業者のチャド・ハーレー氏は3億
4500万j相当、同じくスティーブ・チェン氏は3億2600万j相当の株式をそれぞれ取得した。
両氏は創業から2年弱でユーチューブを売却。シリコンバレーでもなれに見る短期間で、
大成功企業家の仲間入りを果たした。
なにやらビジネスモデルがどうこうとよく言いますが、ほんとうに凄い金額ですね。
これも著作権物のおかげもあるかもしれませんね。
いや、そうであるとしたら著作権者に対しても、利用者に対しても手を打ってほしいものです。
動画配信 ユーチューブと提携 英ボーダフォン 携帯で利用可能
日経 2月10日 9面
携帯電話最大手、英ボーダーフォンは9日、米グーグル傘下の動画共有サイト最大手、
ユーチューブと動画配信で提携すると発表した。
サービスはボーダフォンの携帯電話インターネットサービス「ボーダフォン・ライブ!」の加入者向け。
利用者はユーチューブが配信する投稿動画を携帯電話の画面上で検索、閲覧することができる。
携帯のカメラで撮影した動画を、サイト上に投稿することもできる。
便利になりそうですね。日本でもそのうちこういったものができるかもしれません。
ワンセグに対抗できそうといえば、こんな感じなのかなぁ。
以上長くなりましたが、このごろのユーチューブ関連のニュースでした。
(2007.02.15)
- 森久エンジニアリング
微風で飛ぶ凧、子供に照準
日経 2007年1月30日 39面 近畿経済B
「タケコプターでドラえもんが飛んでいる」−−。
昨年12月に発売した凧は、従来の四角の凧にプリントされているのとは違い、
形状がまさにドラえもんそのもの。
製品名は「ドラえもんバイオカイト」(価格は2480円)。
イトーヨーカドーや東急ハンズなどで発売している。
バイオカイトは航空力学や流体力学という物理の知識を導入した凧だ。
通常の凧が正面から風圧を受けて飛ぶのに対し、バイオカイトは飛行機と同じ
下から上への揚力で揚がる。
「微風でも揚がり、子供でも揚げやすい」と森一生社長は胸を張る。
いろいろな使い道がありそうな新技術です。
小学生の時は毎年学校に行って、大きな凧を作って揚げてました。
見る限りかなり小さめでかわいい感じ。なんか使ってみたいなぁと思うような商品です。
そういえば、あのカエルが出てくる物語でも苦労してたような気がします。
(2007.02.14)
- ザ仕事人 会議通訳
話し手の“呼吸”伝える、広範な知識と語彙 武器に
日経 2007年1月23日 夕刊 5面
幅広い分野の知識や語彙が抱負で、同時通訳にこなせる経験豊かなトップ級は、
最も需要が多い英語でも国内に200人程度しかいないといわれる。
20年以上の経験を持つ宇尾真理子さん(45)はそんなトップ級通訳の一人。
通訳派遣で国内最大手のサイマル・インターナショナル(東京・港区)に所属する。
「日々進歩するIT用語など覚えることが多く、まるで受験生のような毎日」という。
例えば、決算説明会では事前に決算資料を熟読し
「商品名や新技術を書き出した特製の単語帳を作っておく」。
以前通訳した企業や分野でも、最新の更新は怠らない。
通訳時のメモは固有名詞や数字が中心。これらを矢印などでつなぐことで
発言内容を順番に再現して訳していく。
話し手の話を聞きながらの作業なので、集中力や瞬発力が必要とされる。
常に緊張状態にある激務だが、重要性を増す仕事に手応えを感じている。
いろいろな舞台で活躍されているようです、次の仕事がたくさんくると嬉しいでしょうね。
それにしても、なかなか忙しいそうな仕事です。
このごろはビジネスで海外との関わりも増えているようですし、
語学の勉強は欠かせない模様。本屋に行ってもたくさんの関連本があります。
(2007.02.14)