ブルージュ(ベルギー)

2003年8月30日(土)


今日は、ブリュッセルから電車に乗って1時間ほどのブルージュを訪ねました。
ブルージュは、12〜13世紀には、西ヨーロッパ第一の貿易港として栄えていたそうですが、
15世紀にはいると、水路が汚泥のために使えなくなり、一気に衰退してしまいました。
そのため、中世の町並みがそのまま残っており、“天井のない美術館”とも言われています。
右の写真は、街の中心部、マルクト広場です。
この広場に面して、大きな鐘楼が建っており、
時々鳴る鐘の音が素敵でした。
ブルージュの観光は、船や馬車で、
街を眺めて回るのが王道のようです。
ブルグ広場の前には、馬車が止まっていました。
(小写真左上)
石畳を進む馬の足音もいい感じでした。


船に乗ってみることにしました。
ブルージュの街は、運河に囲まれています。

船は、約30人乗りで、満員になると、
順次出発します。所要35分。
たっちんは、はじめ、『こわいー』と言っていましたが、
そのうち慣れて、ちょっと顔を外に出して、船の行く先を見たり、街を眺めていました。
船頭兼ガイドさんは、フランス語,英語,ドイツ語で説明してくれます。
街並みを眺めたり、古い石橋をくぐったり、楽しい運河クルーズでした。(小写真下段)
お昼ごはんには、ムール貝と、ブルージュ特産のホワイトビール、おいしかったー!(小写真右上)
他に、たくさんの人が食べていた、石の上で魚を焼く料理を頼み、
たっちんは、久しぶりに、大好きなお魚をいっぱい食べてご機嫌でした。
ブルージュには、個人経営のチョコレートやさんが多いということだったので、
ここでも、また買いに行きました。
たっちんは、いろいろ並ぶチョコレートを見るのが好きです。
子ども向きのアルコールなしのタイプのものを毎回たっちん用に買うのですが、
そういうシンプルなタイプのほうがおいしいというのがパパとママの感想です。
帰り道、街角で、おばあちゃんが、古くからの手工芸、ボビンレースの実演をしていました。
見事な手さばきで、きれいな模様を編み上げているのを見かけ、
さっそくママは、テーブルマットのセットを買ってしまいました。
聖母教会には、ミケランジェロの「聖母子像」があります。
イタリア以外の国でミケランジェロの彫刻があるのは珍しく、
当時のブルージュの繁栄の証だそうです。
残念ながら、この日、教会では結婚式が行われていて、見ることはできませんでした。

《最近のたっちん語録》
この日のお昼、レストランで、ママはせっせと魚を焼いていました。
たっちんは、興味深げにそれを見て、
ママ なんで バーベキュー してるの?

8月28日 ブリュッセル(ベルギー)へ     8月29日 アントワープ(ベルギー)へ

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