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Ryohei's Woodworking |
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このサイトは家具作りのための木工技術や関連情報を中心とした私的なページで、毎月初めに一部更新をしております。内容別に整理ができておりませんが、初めての方は木工講座100連載や今までのページをご覧いただければ、過去の内容がわかりやすいと思います。 |
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2012年2月 ・SketchupとDoubleCAD XT ◆ まさかのマサカン? ◆ 先月旧友と会った際、「”アラカン”とは四捨五入で60歳のことやからブログの記述は間違ってるで、アラカンではなく正しく”カンレキ”」と言われてしまいました。確かに、数え年では生まれた時が一才なので、計算上は今年60となるわけで、いやはやナント・・・。歳にこだわるつもりはありませんが、一度原点にもどってこれからの生き方を考えるよい機会なのかもしれません。そんなわけで、このホームページもそろそろ一度リセットしたいと考えています。今までのように毎月更新はしないかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。 ◆ SketchupとDoubleCAD XT ◆ これまでに何度か新しいCADについて書いていますが、実際のところはそれほどCADを使っているわけではありません。私は同じものを作ることが少ないので、正確な図面を残す必要性がないからです。また、新しいアイデアはコンピュータの画面上では生まれないので、スケッチや小さな模型から始め、構想がかなりまとまった段階になってからしかCADを使いません。それでもCADは、手書きの図面に比べ、修正や原寸図の印刷が簡単なうえ、図面管理も楽なので、図面はほとんどCADで書いて保存しています。 3DCADが注目されるようになってからは、多くの3DCADを試しましたが、結局無料で入手でき、3DCADとしてはとっつきやすいGoogleSketchUP(以下Sketchupと記述)を使っています。Sketchupは本当に便利で、ビデオなどの自主学習教材も沢山公開されていて、直線主体の家具なら誰でも2時間〜半日頑張れば3Dモデルが描けるようになるのではないでしょうか。しかし、そのSketchupで書いた3Dモデルから実際の製作に使う3面図や原寸図を取り出そうとすると、これは結構難しい。平行投影図にして、前、側面、平面をそれぞれ指定の尺度で印刷するしかなく、手間がかかります。有料のSketchupPROなら、Layoutというソフトと連携して、一枚の紙に様々な図を打ち出せるようですが、このためだけに7万円以上出す気はありません。 従来の2DCADも必要で、すでに日本で販売が中止されているAutoSketchをずっと使ってきました。ところが、このソフトが最近のPCでは動かなくなり、新しい2DCADのを探していました。日本ではJWCADというフリーソフトが普及していることもあり、最近はメーカー製2DCADが、少なくなっています。フリーソフトはいくつか試しましたが、自分が気にいるのを見つけることができませんでしたし、継続的に使用するには不安が残ります。一般的には、○○スケッチと呼ばれる一万円程度で購入できる安価な2Dソフト、例えば”図脳スケッチ”、”Turboスケッチ”等で充分だと思いますし、AR-CADやLiteCAD、もちろんJWCADのフリーソフトも評価が高いです。 海外製CADを探してみますと、最近大物ソフトの2D機能だけが無料で提供されています。シーメンスのSolidEdge 2DdraftingやDoubleCADXTです。前者はあまりに重たく、機能満載なため、私には使いこなすのが難しく思われました。後者は、日本で販売されているTurboCADを開発しているIMSIdesign社の製品で、AutoCAD-LTユーザーを取り込もうというわけでしょうか、2DのXTはは完全無料化して配布されています。TurboCADは前々から使ったことがあるCADで、私には比較的とっつきやすかったので、今年になって、これを集中的に使ってみました。DoubleCADXTのウリは、AutoCADファイルの読み込み保存ができ、SketchUPファイルの読み込みにも最適化され、使いやすい新しい画面構成になっているとのことです。今日は簡単なSketchUPとDoubleCADXTの連携使用例を紹介してみます。 まずはSketchUPで、立体モデルを作成します。下のような椅子なら本当に簡単。平面図で3cmX3cmの正方形を書いて、それを400mmまで立ち上げ、ひとつの部材として”コンポーネント”を作成し、複製します。そんな簡単な作業で部材をつくり、組み合わせていきます。興味のある方は、公開されている修得ビデオ等で自習してみてください。
この段階では、ホゾなどの詳細な加工は書き込んでいません。製作すると決めた時に、モデルを複製し、それを分解して、パーツ毎にホゾを延ばしたり、穴を開けたり、カーブを付けたりして、部品図も簡単に作ることができます。例えばこんな風に部材の両側にホゾを伸ばしたりします。
次に、作成した3DモデルをDoubleCADXTで読み込みます。上の椅子とは少し違うのですが、同じような椅子のモデルをDoubleCADXTで読み込むと下記のようにワイヤフレームとして表示されます。これを平行投影で表示し、正面図や側面図など、必要な方向から表示して、それぞれ名前をつけたビューとして登録します。
それをA4ペーパー空間にそれぞれ4つの”ビューポート”として1/10で表示したのが下図です。印刷後物指しで計ってもピッタリ1/10の寸法ですから、原寸図や接合部などの様々な詳細図を印刷することもできます。有料のPRO版では、ペーパー空間上のモデルに簡易レンダリングを施し、実際の椅子のように表示させることもできるようですが、無料版XTでは、ワイヤフレームと、隠れ線処理をした表示の二つしか選ぶことができません。
私はAutoCADに詳しくないので、実はペーパー空間にこのように表示させるまで、かなり苦労しました。尺度の変え方やビューに名前をつける方法がわからかなったりしたのです。DoubleCADXTは英語版で、日本語表示がありませんし、付属のヘルプファイルも英語なのでよけいに苦労しました。それで、TurboCAD日本語版の評価版(30日間使用可能)をダウンロードし、その日本語ヘルプから、操作を覚えました。操作や画面はTurboCADとほぼ同様ですが、DoubleCADXTで気に入ったのは、下図のように四角や直線を描くとサイズが図面の寸法線のように表示され、キーボードから数字を打ち込めば、ハイライトされているサイズ(下図ではSizeA)が決定でき、TABキーを押せばSizeBが入力できるのです。直感的で非常に便利と感じました。
DoubleCADXTは少し前から配布されていたみたいですが、日本では有料のTurboCADとの関係からでしょうか、あまり紹介されていません。無料2D版が日本語版となって配布されることはなさそうですし、そうなると有料化されるかもしれません。おそらくAutoCADの対する、シェア争いの強力な手段として、アメリカでは2D版が無料配布されたのだと思います。3DのSketchupと2DのAutoCADと互換性の高いDoubleCADXTの組合せは、現時点ではどちらも無料で入手でき、利用価値が高い方法ではないでしょうか。英語版というハードルも、慣れてしまえば、それほど高くはありません。 (参考サイト) ◆ 美濃赤坂駅 ◆ 大垣駅から、鉄道ファンが”盲腸線”と呼ぶ、極めて短い路線が枝分かれし、北西に延びている。その終点が美濃赤坂駅だ。実はその手前から貨物専用線が山麓の石灰石採掘工場まで続いていて、時々会社名の入った貨物列車が赤坂宿の中を通る。中山道の宿場町「赤坂」は、昔の風情を残す町並みが残っていて、昭和の繁栄を感じさせる。広大な敷地で今は無人の赤坂駅と合わせ、しみじみした気持ちになった。
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