〜中古バカ1台!〜
4 中古・中版・カメラ中毒 |
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![]() ゼンザブロニカS2です。重くて、腕がしびれてきます。バコーン!というシャッター音がします。 でも、もう1台買ってしまいました。右のカメラが1台目です。 |
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さて、当時の私は、欲しいカメラを買う、そしてとにかく安く買うという考え方を持っていました。 「欲しいカメラ」つまり私の所有欲をくすぐるカメラとは、昭和30年代から40年代の国産カメラです。この頃の日本のカメラは、技術、デザイン両面で、外国製品の模倣を脱しつつあり、機構的にしっかりし、かつ洗練されてきています。これは同時に「使えるカメラ」であるという事も意味します。これより前の国産カメラだと、コレクターズアイテムになってしまう。カメラは使って何ぼという私の考えに合うのは、この時代のカメラだったのです。 そして「安いカメラを買う」。実際金が無かったのでやむを得ない部分もあったのですが、今思い起こすと「やせ我慢」的な発想が強かったような気がしています。「俺は貧しくとも清く正しく写真を撮るのだぁ!決してコレクターなどではないぞぉ!!」お恥ずかしい限りですが、この考え方が「安物買いの銭失い」に繋がっていた事に気づくには、もう少し時間がかかることになります。 |