O.クレンペラーの音盤化されたディスコグラフィです。曲名からコメントへリンクを貼ってあります。
 作曲家毎、作品毎にコメントを付けようと思っていますが、結構膨大な量ですので聴くだけでも時間がかかってしまい、当初の目論見が如何に大それたことだったかを痛感しています。徐々に進めております。(かなりの部分はLP時代からですので、CDに買い換えて聴き直しが必要です。印象がかなり違うものがあります。)

クレンペラーの録音について

クレンペラーの録音はスタジオ録音に限って言えば3つに分けられます。
1.戦前のPolydor等へのSP録音
2.戦後のVoxへのMono録音
3.EMIへのMono及びStereo録音
 このうち、戦前の録音は、何曲かがDGからCD化されているほか、KochでもCD化されています。Archiphonからは網羅的にCD5枚分で出ています。
 Voxへの録音は戦後、1950年前後のMono録音で、音質的にはちょっと問題があります。演奏も突拍子もないものがあって理解に苦しむことも。クレンペラー自身Vox時代のことについてはあまり語っていません。
 EMIへの録音は、かつて音盤化されたものはほとんどCD化されています。かつて一度も発売されていない音源さえ聞けるようになりました。(例えばTestamentからのBachロ短調ミサ合唱曲集など)
 上記の他、特にCD時代になってからは大量のライヴ録音(正規、非正規盤を問わず)が発売されるようになりました。同じ演奏のものが複数のレーベルから発売されていることも少なくなく、買う方としては結構気を使います。このような場合はなるべく買うのを控えてはいますが、厄介なのはレーベルにより音質が違うものがままあることです。おまけにそういう情報を耳にした時には既に入手困難と言うことも度々です。こんなことを考えていると、こまめに買い物リストなどを作らないでお店をうろつく私のような無精人間には、全く同じ盤でさえ間違って買ってしまって、後から後悔することもあります。

L 


 J.ホーレンシュタインの音盤化されたディスコグラフィです。作曲家名からコメントへリンクを貼ってあります。
 クレンペラーと同様の形で、作曲家、作品毎にコメントを付けていますが、さぼっていて全然進んでいません。ディスコグラフィの作曲家名にリンクを張っていますのでよろしければご覧ください。(左のアイコンをクリックしてください。ディスコグラフィのページに飛びます。)

ホーレンシュタインの録音について

ホーレンシュタインの経歴はクレンペラーの場合と非常によく似ていて、違いは、落ち着いた先のイギリスで自分のオーケストラを持てなかったことくらいです。生年はもちろん違いますが、没年も同じ1973年です。ただ、同じ時期にイギリスで活躍していた割に双方ともほとんど言及がないのは不思議。
この指揮者の録音は、数少ないスタジオ録音に限ればつぎのようになります。
1.戦前のPolydorへのSP録音
2.戦後のVoxへのMono及びStereo録音
3.60年代からのReader's Digestへの録音及びUnicornへの録音

 このうち、戦前の録音はKochやDGからCD化されています。
 Voxへの録音はかなりの量がありますが、これらはリマスター盤として2回にわたって出ました。はじめは1枚もので、そして2回目は8枚組で出ました。残りも全てリリースされたようです。
 Reader's Digestへの録音は、現在CheskyでCD化されていますが、このレーベルは扱っているCD店が少ないようです。一部Chandosからも出ています。Unicornへの録音は、同レーベルからCD化されています(一部未CD化のものあり)。
 他にここ数年BBC Music (BBC Legends)より同放送局のアーカイヴに残っていた録音がCD化されています。非常に良い録音で今後も期待できるでしょう。


 R.バルシャイはまだ活躍している指揮者です。ソ連時代のモスクワ室内管弦楽団との録音がかなり残されているはずですが、CD化されているものはまだ少ないようです。今でもLP時代の鍛え抜かれたアンサンブルを愛聴されている方も多いのではないでしょうか。亡命後は、大小様々なレーベルから録音は出ています。
 なお、ディスコグラフィはhome.sprynet.com/~tairus/のものを参考にしていますが、これには相当量の録音が抜けているようです。私の知る限りでこれを補充しているのですが、まだ不十分なものですので、情報をいただければ幸いです。

バルシャイの録音について

1.旧ソ連時代のMelodiyaへの録音。バロックから古典くらいまでの曲を中心にかなりの量がありました。
2.西側に亡命後の録音。オーケストラ、レーベルとも多岐に渡ります。なお、ソ連時代にもEMI、Decca等には録音がありました。


 このページは、私が個人的に気に入っている盤の紹介、他です。

 新しくリリースされた盤の紹介ではありません。また、名盤の紹介でもありません。ですから、世間一般にはあまり評価の高くないものも沢山含まれています。(評価の高いものは色々なところで紹介されていますので。)ただ、一般に高い評価を受けているものについて、苦言を呈することはあるかも知れません。(それでは My Favariteではない?) 取り上げる盤は、なるべくCDにしたいのですが、フォーマットが違うとは言え、LPと同じ演奏を重複して買うというのも癪ですので、LPのまま紹介するものもあるかと思います。

 Brahmsのピアノ四重奏曲第1番op.25をSchonbergがオーケストラ用に編曲した録音を集めています。




その他 まだ、1ページしかないのですが、音楽と絵画の関わりについて。

1.Hindemith:交響曲「画家マチス」−Grunewald:「イーゼンハイムの祭壇画」




 リンクを快く張らせていただいた方に感謝します。 (なお、リンクはクラシック音楽に限ってはいません。)



レコードやアンプに関してのの覚書です。

 モノラル期のレコードのイコライザーについては、ネット上の情報や机上での作業ではどうにもならないので、実験的にいろいろ作ってみました。実際にレコードを聴いてみても解決しない問題は多々あります。レコードだけの問題ではなく、当時の再生機器の性能や聞く側の嗜好、更には作る側のポリシーやわれわれの計り知れない専門的な常識等々が複雑に絡み合います。一番の問題は、実際に体験していないその当時をどれだけ擬似的に体現できるか、なんでしょう。(78回転SPのファンの方などこうした日々の努力が真の楽しみを獲得する唯一の方法なんでしょうね。)
 レコードという代物に携わってきた人たち、音楽を糧として携わってきた人たちも含めた多くの人たちの熱意の歴史の一部を垣間見るようです。
 




M.Sさんのページ (現在お休み中)

Piano Caféは左の入り口から入ることが出来ます。



ご意見、ご感想をお待ちしております。