只今XT400再生中(その1)

 ひょんな事から、昭和57or58年式のYAMAHA XT400を野宿ライダーとして有名な寺崎勉氏から貰うことになった。しかも1台ではなく、2台も・・・。
 このXT400は7,8年動かしておらず、寺崎氏の自宅で持て余され気味にされていたものだが、寺崎氏の極私的野宿一人旅というビデオで使われていた曰く付きバイクなのだ。
 そんなバイクなので、とある川原で寺崎氏から「XT要らない?」と言われたときに、出来れば、整備して車検を取って、もう一度走らせてみたいと思い、一もニもなく貰うことにしてしまった訳だ。 

 

 さて、ここで、このXT400(5Y7)というバイクについて、少々説明をしておくとにしよう。
 XT550を国内の免許事情に合わせ、400ccにスケールダウンしたモデルとして、昭和57年に発売。空冷OHC単気筒・399cc(87.0×67.2mm)・最大出力29ps/7000rpm・最大トルク3.00kg-m/5000rpm・ツインキャブ・ツインエグゾースト・ミッションは5速リターン式。フレームメインチューブをオイルタンクとして使用するドライサンプ方式。マフラーはチャンバが設けられ、下が膨らんだ特殊形状。鋼管ダイヤモンドフレーム+角型断面材によるモノクロスサスペンション。サスペンションストロークは前輪220mm、後輪200mm。タイヤはF3.00-21・R4.60-18。ブレーキは前後ドラム。乾燥重量133kg。価格は425,000円(発売当時)。車検があること、エンジン特性と車体重量のためのモワァっとした走りなどで、人気が出ないまま発売翌年には生産中止となる。
 アルテイシアやSRX400は同じタイプのエンジンを使ったモデルである。


 さて、平成13年6月初めのとある土曜、ついにXT400(それも2台も)は寺崎氏が運転するゴキブリ号(黒いボロ軽トラ)に積まれて、山梨から我が家へやって来た。
 寺崎氏の自宅で見てはいたものの、あらためて目の当たりにするXT400の外見はやはりボロい。特にフレーム関係の錆が目立つ。フロントホークはシールがイカれて、ホークブーツの下からオイルが滲んでいる。しかし、ケーブル類の動きはとてもスムーズだし、キックもちゃんと下り、多少気合いを入れてキックすれば、今にもエンジンが始動しそう感じだ。
 ガソリンコックを開けて、キックしてみた。・・・ムムム。オーバーフローしたガソリンを排出するホースからガソリンが流れ出すだけで、エンジンはかからない。エンジン始動のためには、キャブレターの清掃が必要なようだ。
 この日は取りあえず、2台のXT400にカバーを掛けて終了。

 この後、ものぐさな私のXT400の怠惰な再生が始まることになるのである。

  XT400その1(寺崎氏本人が乗っていた方)と寺崎氏


 

XT400その1とそのメーター(右上)、その2のメーター(右下)


XT400その2



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