- 英語科
- 英語の勉強とは、何なん
だろ
う
もう数年間、英語を勉強しつづけている自分でも、まだま
だ英語をべらべらと喋れない状態が続いております。
要するに経験不足な訳ですが、この1年ほどずいぶん英語
を学習する機会があったので、
ここで、その感覚をまとめていきたいと思います。(↑TOEICが250点ぐらい上がりました)
とりあえず、英語に慣れてきた人たちに、上級者がするアドバイスの一つに英英辞書を
使えというものがあります。
有名なものは3種類あります。
- Oxford Advanced Learner's Dictionary,
Oxford University
Press.
- Longman Dictionary of Contemporary English, Longman Press.
- Collins Cobuild English Dictionary, HarperCollins
Publishers.
どれも結構大きなサイズになって売られております。一応、すべての辞書に目を通したことがあるのですが、
紙の辞書を使う場合は、Longman がフォント的に見やすくなっています。ただ、少し子ども向けの感じもするので、
慣れてきたら他の辞書を使ってみるのもいいのかも。Cobuild は、かなり理論的で面白い感じがします。多分、
とっつきにくいと思うので、あらかじめ店頭で見ておくことをおすすめします。最後にOxford ですが、私は電子辞書
(セイコーインスツル、SR-G9000)で使っています。これは、VGA液晶でものすごく文字がくっきり見えます。
すごく高いのですが、操作性は微妙かも。Oxfordの辞書は、かなりシンプルでコンプリートです。さすがに
老舗なので信頼性が高く、安心して使っています。
紙の辞書なら、どんどん書き込んでいけば、覚えられそうな気もしてきますが、電子辞書の場合さすがに、
どんどん抜けていきます。ここで、第2のアドバイスが重要だそうで、自分の例文帳を
作れというものです。
個人的な書き方は、
- 覚えたい単語を書いて、横に発音記号を書く。
- 英英で調べた意味を手短に書く。(類義語、対義語があればそれも加える)
- 覚えたい例文を書く。
発音記号は、口に出して覚えていったほうが良いです。とりあえず、リスニングやスピーキングで色々困ります。
最初は慣れないと思いますが、この母音は、どの単語を基準にするというのは、いろいろな本に書いてあります。
そういうとっかかりがあると、格段に覚えやすくなります。それと、例文ですが、前置
詞に
気をつけるとのことです。
例えば、decline(名詞)の場合は、
- The company reported a small decline in its profits.
- An increase in cars has resulted in the decline of public
transportation.
(Oxfordの例文より)
と、2通りの使い方がありますが、「〜の減少」という場
合の前置詞は"in"が圧倒的に多いです。
これは、TOEICでよく聞かれるようなパターンであり、現実的に重要な箇所でもあります。
(2007.06.03)
- 英語の上達に必要とされるもの
英語を上手くなるためにどうしたら良いか、という問いに答えることは難しいですが、
正解が存在するかもしれないと、最近、うすうす考え始めるようになりました。
というのも、この夏休みに1ヶ月間、アメリカのシアトルに留学してきたことです。
TOEICの練習を続けるなかで、Listening には自信がありました。それは確かに、問題無かったです。
ただ、自分の言葉を相手に伝えることには、苦労しました。
ホームステイ先に子どもであれ大人であれ、自分の口から出る発音は、彼らのとは少し違ったようです。
そういう訳で、かなりはっきり繰り返し言わないと伝わらなかったことが多かったです。
日本にいるネイティブ・スピーカーは、日本人特有のなまりをよく理解してくれますが、
アメリカでは、英語でなければ会話できないこともあって、かなりシビアです。
結局のところ、英会話上達の一番の近道は、まず英語を喋るときに、意識を変えることにあるようです。
積極的な気持ちで、相手の会話に声に出して相づちをするぐらいのテンションが必要になりそうです。
そして、言葉に慣れていくことが重要な要素になります。
慣れることで、自分も少しずつ文法を理解し、言いたいことが言える文章を引っ張りだすことが可能となります。
この意識付けと練習により、かなりの壁は乗り越えられるので
はないかと確信しています。
確かな意識付けは、文章の考え方から変えていく必要があります。
英語的な構造に慣れるというか、論理的な思考をする練習が必要かもしれません。
単純な話ですが、主語+(助動詞など)+動詞+目的語+(不定詞や分詞な
ど)が、
すらすら、目的に合わせて言えるのであれば、もう会話をすることに問題がないレベルだと思います。
そのための練習は、英語を使う状況にさらされることが応用力を磨くことになりそうです。
海外に行けばもちろんですが、授業や友人との会話の中でもできるだけ英語を話すようにするだけで、全然効果が違います。
実際、英語圏で友人と英語で会話することと日本語で会話することには雲泥の差があると感じています。
わたしたちも気づくことですが、日常会話の中でよく分からない言語を聞くことに抵抗を感じることは多いですが、
適当であれ、母国語での会話を聞いたとしたら、相当な親近感を覚えると思います。
私たちが日本にいながら英語を勉強できる機会はそうそうないわけで、
そのなかで最良なトレーニング効果をあげる方法は、シャドーイングだ
と思います。
もしかしたら、ご存知かも知れませんが、聞こえてくる英語を少し頭の中でためてから、
その2,3秒後に、影のようについていきながら声に出す練習です。
繰り返し続けることで、集中力が上がり、簡単に英語を喋るための訓練だと思います。
言語というものは、使わなければ忘れるようにできているようで、
読んだり聞いたりしないと、すぐ使えなくなるようです。
留学に行っている間、2ヶ月間ほどTOEICの練習をしなかっただけで、点数が100点近く下がっていました。
これは、かなりダメだったなぁと、実感できるレベルでした。
これから上達を続けていくことは簡単ではないですが、決して不可能なことではないと思います。
勉強すれば、それだけ上達するのが語学の魅力であり、
こういった努力が、英語を上手くなり、さらに新たな気持ちで英語に接することができるポイントなのでしょう。
(2007.10.21)
