こちらは班長独自の企画運営によるかなりマニアックなコーナーです♪
以下の文章はすべて彼のたぐいまれなる文才によるものです。
みんな応援ヨロシクね!

このコーナーは、米山哲矢君の親友(心の友)である班長こと、金子29歳(「僕には書くべき小説があるのではないか...」と自問自答しつつも、やじうまワイドの今日の運勢だけを頼りに、毎日元気に会社に通う都内在住のサラリーマン)が、自慢のお宝を、正倉院に寄贈する前にみんなに披露しちゃおうという、かなり骨太なコーナーです。

自慢のお宝と言っても、1980年代前半のカルビーのベースボールカード(アルバム付き)、クワガタの標本、切手、絶版文庫本小説コレクション等々、自称国宝級のお宝ばかりですが、今回はその中でも、かなり思い入れの強いお宝を披露したいと思います。

自慢のお宝(ルアー編)

― Part 1: まず、俺のうんちくを聞け!―

日本全国釣り行脚を小学生時代に祈願して以来(魚紳さんか!)、暇を見つけてはごくたまに釣りに行くという不真面目な釣り師ですが、ルアーについては、ちょと格言をもってます。
それは、『ストーム社のルアーはいいね〜』ということです。
ルアー・フィッシングと言えば、釣果を求めるあまりワームに頼りがちですが、やっぱり醍醐味は「こんなおもちゃみたいなので釣れるのかな−」というような擬似餌で釣るからこそ、腕の見せどころなわけです。だからサーフェス・プラグのなかでもとりわけヘドン社のザラ・スプークが偉いということになるのです。
でも、ヘドン社にしても、フレッド・アーボガスト社にしても、最近巷で売られているのは、ライセンス契約で大量生産されたタイプで、僕が20年近く前に手にしたハンドメイドっぽいものじゃなくて、いまいちだなーという感がぬぐえません。
そんな中で健闘しているのが、ストーム(Storm)社のルアーです。これは、昔と全然変ってません。でも、昔はダイワが輸入もとになっていたので全国的に簡単に手に入ったのですが、今は、日本で代理店契約している会社が無いみたいで、大手小売り店が個人輸入した物を手に入れるしかありません。
数年前、世界釣り具博覧会が幕張メッセであって、今時の流行の日本の新興メーカーに人気が集まる中、ストーム(Storm)社もひっそりと小さなブースを出していました。
うれしくて、自分がいかにストーム社のルアーを幼少の頃から愛しているかについて、ブースにいた外人に語ったら、すっごく喜んでくれて、カタログとステッカーと名刺をくれて、その名刺になんと、John M. Stormと書いてあったんですね−。
そうなんです、ストーム社はファミリー企業で、ストーム社のカタログ見ると、Storm家の歴史がそのままStormルアーの歴史なんですね−。だから、Stormルアーは今も昔もいいんですね−。

― Part2: お宝(Stormルアー)をご覧あれ!―

ファッツオー(Fat so):一押しのルアーです。

そもそもは、後で出てくるスィンフィン(Thinfin)シリーズの中の、スィンフィンのおでぶちゃんバージョン(Thinfin-Fat so)だったんですが、今は、ウィグル・ワート(Wiggle Wart)のシリーズに統合されて、ショート・ワート(Short Wart)という名前になっています。左4つが旧タイプのファッツオーで、右3つが現行のショート・ワートです。
でも、この中には大事なカラーが抜けていて、ニジマス色のタイプがないのです。
次のAのウィグル・ワートの写真に出てくる(右列の一番下)の小さいルアーが僕が捜し求めているニジマス色のタイプです。僕が捜し求めているのは、このニジマス色のタイプのファッツオー君なのです。どなたか、ニジマス色のファッツオー君を譲ってくれる方がありましたら、このホームページのトップページのE−MAILにお便りください。(先着3名様!1万円で買います!お願いします。)

ウィグル・ワート(Wiggle Wart)のシリーズ

スィンフィン(Thinfin)に遅れること10年、ホッテントット(Hot'n Tot)に遅れること4年、1975年に発売された、ストーム(Storm)社の中興の祖とも言えるルアーです。今も、一番手に入りやすいストーム(Storm)社のルアーと言えましょう。小型版にウィー・ワートなどがあります。右列の一番下のウィー・ワートが、@で言ってた、ニジマス色のタイプです。

スィンフィン(Thinfin)

1965年にストーム(Storm)社の第1号ルアーとして発売されたのが、このシリーズです。今も売ってますが、この写真のものは、1970年代前半のルアーで、昨年夏、某半島の海辺の小さな釣り具屋の奥に埃まみれになっているところを発掘しました。お宝鑑定団としては、一番嬉しい瞬間ですね。

ホッテントット(Hot'n Tot)

これで釣ったことはありませんが、雷魚とかナマズとかにはよさそうですね。1971年に発売開始となった、息の長いルアーです。

その他

それ以外にもいくつも種類はありますが、僕が持っているストームのルアーはこれだけです。

― Part3: 終わりに―

最近、なんだか知りませんが、日本の新興ルアーメーカーのルアーがプレミア価格で取引されているようですが、どうかな−って思います。そりゃ、日本の新興ルアーの方が、我がストーム(Storm)社のよりも釣れるのかも知れませんが…。
昔の本で、絶版になっているので、最近ルアー釣りを始めた人は読んだこと無いと思うけど、『ブラックバス釣りの楽しみかた』という本があります。芦ノ湖で、日本で始めてブラックバスのルアー釣りを始めた会の人たちが書いた本だったと思うけど、それ読んでも伝わってくるけど、ブラックバスも、ルアー釣りも所詮は、アメリカからの輸入なんですね。ヘミングウェイに代表されるような、アメリカンな大人の男のお遊びの世界の醍醐味を味わいたいと思ったら、やっぱりルアーもタックルもアメリカのメーカーでなくては感じでません。特に、ストーム社のルアーには、今もそうしたアメリカンな男たちの心意気が脈々と息づいているから、いいんですよ。
とにかく!!ニジマス色のファッツオー君を譲ってくれる方がありましたら、このホームページのトップページのE−MAILにお便りください。

大好評につき、次回は絶版文庫本小説コレクション(井上靖 編)を企画しています。
請うご期待!

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