BASIC SKATING


スピードスケートにおいては、とりあえずハの字スケーティングが第一段階である。
最初は手すりを使ってもいいので、体で覚えるとよい。
もちろん、少しは頭も使って、聞きたいことがあったら素直に聞こう。
壁にぶち当たって焦ることもあるだろうが、それは仕方がない。
楽しみながらも、集中して、練習すればうまくなる。

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屋内リンクの紹介

宮城はスケート発祥の地であり、東北では珍しく年中無休の屋内リンクがある。400mリンクのほぼ3分の1の大きさだが、スケーティングの土台づくりにはちょうどいい大きさであろう。ショートの靴なら十分にスピードを出して滑ることもできる。



 仙台にある屋内リンクとしては、「勝山スケートリンク」が一番有名であるが、ここでは普段スピードスケートの練習はできない。宮城県連の練習で使用することはあるが。そこで、通常の練習としては、泉区ダイエーの中にある「オレンジワンスケートリンク」が使える。その他にも、黒川郡の「厚生年金スケートセンター」など、国体予選で使われる屋内リンクもある。八戸や岩手にもあるようである。





氷の上を歩く

 最初は誰でも氷上を歩くことから始める。一番大事なのは「転ばないように速く進む」事。そのためには、氷上の滑走感に慣れ、足首を安定させる事が必要である。足を少し開き、パタパタと歩けるように(走れるように?)なるまでしばらくやればよい。イメージ、実践、質問を重ね、そのうち自分のリズムがつかめれば、余計なブレがなくなる。


 転倒を恐れすぎてはいけない。転びそうになったときは、後頭部を打たないように受け身をとればいいので、陸上のようにリラックスした状態で歩く。転倒を恐れると、引け腰になり、内股になる。これでは進まない。

 全くスケートをやったことのない人は、フィギアの靴でやってみるのもいい。スピードの靴は、ブレード(刃)の細さについては、あまり気にならないと思うが、長いのが問題であり、安定性が大きい分、操作しにくい。それに比べてフィギアは刃が短いので、そういった意味では使いやすい。


 TRACE(トレース、軌跡)とは、スケートの刃が氷に刻む跡のことである。スケートのフォームだけでなく、氷の状態も表現される。歩く(走る)ときには、右のような単純なハの字状のTRACEになる。





氷の上を滑る
-ハの字スケーティング-

 ハの字スケーティングは、スケーティングといえるものの中では最も基本的なものである。どんな選手でも、休んでる時は上体を上げてこのスケーティングをする。進行方向に開くハの字型の軌跡が一番の特徴である。ブレード全体を斜め後ろの方に蹴るようにすると、ハの字は自然に描ける。インエッジに入りすぎず、フラットにのり、長く、幅の広いスケーティングができるようにしよう。


 このあたりで、上体の揺れ・手の振りも加えるとよい。手の振りは、陸上歩行と同じく、体全体のバランスをとるためのものである。だから、幅の狭いハの字の時は、陸上歩行と同じように前後方向に振ればバランスがとれるが、幅の広いハの字の時には、その分だけ手を横方向に振るようにする。

(作図中)






押しながら、蹴る
-ローリング-

試合前にフォームの調節するときにも使う、安定したスケーティング

両足を氷から離さない、氷は横方向に押す、というのはひょーたんと同じ
一方の足で氷を押している間、もう一方の足は軸足(エッジはフラット)になって体重を支える
軸足の感覚〜ハの字スケーティングと同じ
軌跡
軸足と蹴り足がある分、ひょーたんと少し違う

(作図中)

普通のスケーティングにおけるフリーレッグ(氷を離れた空中の足)の動きにつながる

慣れてきたら徐々に腰を落として、より長く氷を押せるように

♪軸足をフラットに保って蹴る感覚をつかみましょう。





左右のバランス
-エッジの使い方-

エッジの使い方をマスターすることは、初心者の最初の難関
足首は、サッカー選手の足先や、野球のピッチャーの指先と同じ位器用でなければなおよい

エッジを使い分けるより前に、足首が固定できていないといけない
片足屈伸、heel raise(後述)などのトレーニングも役に立つ


基本的には、蹴り足はインエッジ、軸足はフラットだが、着氷時の瞬間はアウトエッジ
初めは真上から見て実際に目で確かめながら、
フラットーブレード(刃)が一直線に見える
インエッジー外側のブレードが見える
アウトエッジー内側のブレードが見える






前後のバランス
-重心移動-

軸足がfree legに揺さぶられず、安定してのれるようにする








止まりかた
-三種類のブレーキ-

重心は軽く後ろに
ハの字ブレーキ

(作図中)


ニの字ブレーキ

(作図中)


エッジを減らさないブレーキ

(作図中)




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