COMMENT


結構長い間、スピードスケートをやってきましたが、
スピードスケートの楽しさというのはいまいち言葉にしにくい面があります。
少しでもそれを伝えることができたらいいと思っています。
はっきり言って間違いだらけだと思いますが、
何かご意見などありましたらメール下さい。
-Shinichi Sato: ssshin@sol.dti.ne.jp (WWWブラウザでメールが送れます)-


スピードスケート
について

 スピードスケートは単純なスポーツなので、勉強の息抜きに最適です。もちろん、フォーム・ペース配分・作戦を考える事も必要ですが。でも調子よく滑ってるときは、嫌なことなど忘れて頭の中が真っ白になり、アルファ波や脳内モルヒネが飛び交う“トランス状態”(ほんとか?)になります。
 スピードスケートは、長野五輪で以前より多くの人々に知られるようになりましたが、その気持ちよさは、大きな滑りで調子よくスピードを出せるようにならないと味わえません。そして、スピードアップすればするほど気持ちよく滑ることができます。それには、陸上練習・陸上トレーニングが欠かせません。
 ストイックに挑戦するものが一つもない大学生活はつまらないと思います。才能や環境といった要素も結果には関わってきますが、速くなるためのその過程・方法論・結果も後で必ず役に立つと思います。東北大学友会スピードスケート部の95%はスケート初心者ですが、十分スケートの楽しさを堪能しています。やれるだけやれば、結果はあとからついてきます。継続は力なり。辛抱強くやっていればあなたもスピードスケートの魅力をより深く知ることができるでしょう。





ホームページを作ることになったきっかけ

 スピードスケートは日本が世界に通用する数少ない競技の中の一つであるのも関わらず、それに関する書籍は非常に少なく、皆無に等しいのが現状です。そこで、こんなページを作ることにしました。本当はCopy rightを主張して本にして出したいところですが、非常に引用が多いし、もともと人から無料で教えてもらった知識で(相当の時間とエネルギーがかかってはいますが)、本の出し方もよく分からないので(誰か出版社紹介して下さい)、近頃はやりのインターネットを利用しようと考えました。

 このホームページの母体となったSPEEDUP MANAGERは、1996年から編集に着手していました。そのころはまだこんなに膨大な量ではありませんでしたが、東北大学のスピードスケートに私のような経験者がいなくなる時代が遅かれ早かれやってくるだろうと予測していたので、そのような時代にスケート部の力が急速に低下することのないようにと作り始めたのでした。医学部の3年生でしたが、その年に、東北大学スピードスケート部は、医学部スケート部体制から、今の学友会体制にかわり、医学部学生だけを対象とした状態から卒業することができたのでした。

 もちろん医学部スケート部時代にも多くの輝かしい功績がありました。SPECIAL THANKS!!のところで紹介させていただいたOBの方々も、医学部スケート部に大きく貢献して下さった方々です。まだ紹介していない先輩方も後輩もたくさんいるのですが、こういった方々のご協力なくして今の学友会体制はあり得なかったでしょう。しかし、いずれにせよ、社会的な接点はバイトや遊びで個人が持ち、他学部の学生との接点はスピードスケートを通じて自然にできる、という状態ができあがってきているのは喜ばしいことだと思います。

 話がそれました。
 とにかく、このホームページは、スピードスケート部に指導者が一時的にいなくなる時代に備えて作ろうとしたのが始まりだということです。





ホームページの目的

 もう一つ大きな目的がありました。これまでは自主トレといったらジョギングが中心で、専門的なスケートの練習をすることは、特に1年生などにおいては不可能でした。確かに、我が部に多い運動部初心者では心肺系の機能を上げていくのが第1なので、ジョギングするのが1番よいのですが、近頃では、最初から心肺機能が十分にある部員も増えてきました。こういう部員の能力を生かすには、スケート独自の技術を身につけることができるようなトレーニングメニューを処方することが重要であり、こうした専門的なことを混ぜた自主トレ方法の指針として、私のメニューの組み方を紹介することにしたのでした。

もちろん、他にも様々な目的があります。
・医学部を卒業して医者になる前に、10年以上続けてきたスケート人生に一区切りつけるため
・特にまとまった本を見たことがなかったため、無構造であったスケートの世界をここで一度再構築しておくため
・十年程度の知識と経験をまとめるという経験を、将来教科書やREVIEWをまとめるときに役立てるため
・現在の現役部員を指導する際に、二次元的な表現が分かりやすい場合は、すぐに参照できるようにするため
・ある程度部に馴染んできた新入生に渡して、今後の指針を立てるのに役立たせるため
・宮城を含め、全国に散らばるスケーターとの接点を作るため
・他大学のスケート部の人たちにも見てもらい、お互いの大学の技術向上や交流に役立てるため
日本でこれからスピードスケートをやろうという人に良い指針を提供するため
スピードスケートの世界の魅力、奥の深さ、意味深さを一般の人に知ってもらうため
とりあえずこんなところでしょう。





このページを
見る際のご注意

 ここで勘違いしてもらっては困るのは、私は頭で滑るタイプの人間ではない、ということです。私はガツガツ練習するタイプの人間で、特に理論的には考えず、カンだけで筋肉と対話しながら練習するタイプの人間です。ただ、直接後輩と一緒に練習しながら教えているだけでは時間的にも空間的にも広い範囲の人にスケートの楽しさが伝わらないので、スケートのスピード感は失われてしまうのですが、あえてこのような二次元的なメディアを使うことになったのです。長距離選手で持久筋が多いために、筋肉もテレビで皆さんが見る世界的な選手と比べるとかなり細いため、私を勉強という面でしか見ない人間には信じられないようなのですが、そうなのです。だから、このページに書いてある記事も、決して机上の空論ではなく、大部分が筆者の血と汗の結晶なのです。(血はあんまり流してませんが)

 それから、スピードスケートは「速く滑ること」だけが魅力ではありません。速く滑ることは若い内だからできる楽しみ方ですが、それだけがスケートの楽しさではありません。最近はスケートマラソンというのも行われているようです。このページはある程度部活動としてスピードスケートをする人たちのために書いているのでSPEEDUP MANAGERという名が付いていますが、スピードスケートは老若男女あらゆる人が楽しめるスポーツであることをここで口を酸っぱくして言っておきたいと思います。スケートでは、インエッジを使ってまっすぐ立っている状態が一番安定しますが、前へ進むためには、それをフラットやアウトエッジに移し変えながら、振り子運動をしていく必要があります。つまり、ただ正中で黙っているだけでは進まないのです。あなたもまだスケートをやったことがないのであれば、ちょっと人生の寄り道としてでも、やって見ませんか? きっとあなたの前進に貢献できると思います。

 そんなことを踏まえた上で、もう一度このホームページをご覧いただけたらありがたいと思います。現在はまだ、基礎的なところから箇条書きして肉付けし、図やデータを取り入れて解説を入れ、の繰り返しの段階なので、レベルも低く、見苦しいところもあるかもしれませんが、様々な人に推敲していただき、日に日に成長しておりますので、ときどき見に来て下さい。よろしくお願いいたします。

 P.S. 掲示板には、想像以上に書き込みしていただいてありがとうございます(ほとんど後輩なんですが)。これからも堅い話は抜きにして、この調子でよろしくお願いしますよん。





製作履歴

1996. 練習のマニュアルとして、クラリスワークスで製作開始
1998. ホームページとして公開開始
1998.12. スピードスケート関係、学友会各部にリンク開始。河合さんのメーリングリストに入る
1999.1. 医学部各部にリンク開始





今後の予定

ちょっと暇ができたときにやっていきたいこと(全部は絶対無理)は...

INQUIRE/MEDICINEのところが異常に弱いので、ここんところを強化させていただこうと思っています。
・ウェイトとスケートを結びつける図
・月別ペース配分表
・自分が自主トレに入った際に使えるフローチャート
・菅原先生に教えてもらったこと
・C級獲得のための練習メニューなど




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