2002年10月11日(金) 美瑛(P46D5)
初めて秋の北海道にやってきました。
しかしながら今回は北の大地に
上陸するまでが遠い遠い道のりでした。
10月とはいえ、さすが日本海。
よく揺れます・・・
私の許容範囲は超えてます。
(乗り物に関して私のキャパは狭い)
食べることも起きることも出来ず
ひたすら耐えた30時間…(T┰T )ゲロ
10日早朝小樽港へ着いても朝4時に
チャックインできるホテルもなく・・・
フェリーターミナルで *o_ _)oバタッ
唯一の救いは乗り物酔いしなれているぶん
回復方法も心得ているので8時を過ぎたころ
やっと小樽港から動き出したのでありました。
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2002年10月11日(金) 望岳台(P39F3)
北海道上陸初日はヨタヨタでしたが
旭岳温泉で一晩のんびりしたら
翌日はケロッと元通り!
今日からチカラいっぱい楽しむぞっ(^^)
オプタケシテ山・美瑛岳・美瑛富士・
十勝岳そして富良野岳。
それらの山々を一望できる素敵な場所です。
1時間程度のコースもあるので
気軽にハイキングを楽しめますよ。
この時期、標高1,000mまで登ると
すでに紅葉は終わっていて
500〜600mが紅葉真っ盛りかな?
北海道は想像していたより暖かかったです。
「あと1週間もしたら冬がやってくるよ」と
地元の方々はおっしゃっておりました。
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2002年10月13日(日) 鵡川(P23E6)
さて皆さま、何のお寿司かわかりますか?
解禁のこの時期にだけ食べることができる
「ししゃも寿司」なのです。
ししゃも(柳葉魚)は北海道の太平洋側にしか
生息しない日本固有の魚だそうで
市販されている「子持ちししゃも」の9割は
輸入物で柳葉魚の代用品として使われている
カラフトシシャモ(カペリン)らしいです。
カラフトシシャモ(カペリン)のうろこは
とても小さくほとんどないように見えるけど
柳葉魚のうろこは大きく
はっきりとしているので
すぐ見分けることができるんですって。
もっとも柳葉魚をスーパーで
見かけることはないけど。。。
それに価格がまったく違うので
初めて見たときは
これがししゃもの値段ってか?と
ビックリしましたよ(^^;
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2002年10月13日(日) 鮭(P23B2)
せっかく秋に北海道へ来れたのですから
川をのぼる鮭の姿をひと目みたい!
・・・けど、道東まで行くゆとりがないので
(いつ雪が降ってもおかしくないから)
千歳のサーモンパークへやって参りました。
街中でも千歳川をのぼる鮭の姿を
簡単に見ることが出来ちゃうのにも驚き。
近所の秋篠川にフナが泳いでいる光景と
よく似ています・・・
写真はサーモンパーク内の水槽ですが
なかなか怖い顔つきに
ついつい見入ってしまいましたね(^^;
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2002年10月14日(月) 羊蹄山(P21G2)
この写真は7〜8合目あたりでしょうか?
最初は登る予定ではなかったのですが
山頂に雪が積もっていなかったこと、
お天気が良かったこと、
そして宿の方のアドバイスもあって
登ってしまいました、羊蹄山(^^)
さすがに登山シーズンからは外れているので
この日見た登山者はご来光を見るために
昨夜から山小屋に泊まっておられたであろう
外国人の方5〜6名と日本の方5名程度。
ちなみに半月湖からの倶知安コースで
登り4時間・降り2時間40分でした。
ニセコから見た羊蹄山
羊蹄山頂上付近 | |
2002年10月16日(水) 大間(P114F2)
本州最北端大間崎に上陸。
大間といえばもっちろんマグロ >゜)))彡
赤身・中トロ・うに・いくら丼ですぅ(^^)
トロってとってもとっても美味しいですね。
もう一度!といわず何度でも食べたいです!
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2002年10月16日(水) 恐山温泉(P113B2)
恐山といえば「いたこ」というくらい
有名ですよね。でも7月の恐山大祭にしか
いらっしゃらないそうです。
で、ちょっぴり気に入ってしまったのが
ひのき造りの手入れが行き届いた恐山温泉。
参拝者は無料で入浴できちゃうんだけど
観光客はたくさん訪れているのに
入浴される方はいらっしゃらないんですよね。
温泉の温度はかなり熱いんだけど
だれも入浴していないから思いっきり
水を入れても怒られないし・・・
いい湯ですよ(^^)
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2002年10月17日(木) 八甲田山(P102E3)
写真では少しわかりづらいですが
北海道&東北の紅葉はスゴイッ!
山全体で“見てみて!紅葉してるでしょ!”と
自己主張してるみたいです。
年によって色づき方は違うんだよって
地元の方もおっしゃていましたが
今年の北海道は黄色、東北は赤と黄色が
半分ずつという雰囲気でした。
今回のツーリングはそれほどの距離を
走っていないんですよね。
朝食を食べて9時前後に宿を出発、
そして2時間程度走ったら
お昼ごはんを食べたり温泉に入たり
ときにはハイキングをしたりと
少しずつですが時間を気にせず
立ち止まる余裕(?)が出てきたようです(^^)
そのかわり天気が悪い日は
走行距離をのばしてたけど・・・(カッパを着てるとバイクを降りるのが面倒)
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2002年10月17日(木) 県道242号(P102F1)
とってもエライぞっ!青森県(^^)
ほんとに東北って林道天国なんですね。
県道でも立派なダートだったりするんですよ。
ツーリングマップルには「悪路 冬季閉鎖」と
明記されてはいましたが最初はダートと
思っていなかったのでビックリ。
車じゃ走りたくないけど(セダンじゃイヤだ)
バイクに荷物を積んでいても
ぼ〜っと走れる程度のダート。
白神ライン(P100F5)も県道に昇格した
走りやすい観光林道ですね。
そういえば白神ラインでものすごいスピードで
走り去る空荷のタクシーとすれ違いましたが
あれってコストを考えると最悪?
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2002年10月19日(土) 松川渓谷(P86F6)
八幡平近くの藤七温泉へ行くとき、
たまたま道路に案内板が出ていたから
わき道へ降りていったのですが
「ホントすごいね」という景色でした。
素人が写した写真だと
そういうのが伝わらないから残念!
いつも思うのですが写真って
自分が感動した出来事のわずかしか
写すことが出来ないですね。
でも時間がたってから見たときに
感動したことや楽しかった出来事を
思い起こさせる大きなきっかけを
作ってくれるような気がします。
だから何も考えずにバシャバシャ撮れる
デジカメってめちゃ便利。
写したその日にメールで送れちゃうし。
(写した写真をすぐに見るのが大好きな人)
とはいうものの、ちゃんとしたカメラで写した写真は
何年経っても10年近く経っていたとしても、その一瞬をとらえているなぁと見入ってしまいます。
(もちろん写してくださっている方の腕が違うんでしょうけど・・・)
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2002年10月20日(日) ガケ崩れ(P78H1)
強酸性超人気の玉川温泉(P86B4)に
入浴後、県道321号→R105号で北上し
県道308号河北林道を走ってから
秋田市内に入ろうと思っていたのですが
道を一本まちがえてしまったらしく
(入口からちょっと通行止めチックだった)
道いっぱいに倒れている倒木や
電気のついていないトンネルを
「これって通行止めにしとかないと
危ないんちゃうん?」と思いながらも
走っているとT字路にぶち当たり
ガケ崩れ通行止めの文字と遭遇。
・・・やっぱりなぁ(^^;
迂回しちゃうと、また玉川温泉方面に
戻ってしまうので「それってイヤよね」と
考え込んでいるとガケ崩れ方面から
一台のでっかいスクーターがやって来て
「この先はガケ崩れで通行止めですよ。
でもオフ車だったら行けるかも?」の言葉に「んじゃ見にだけ行ってみます」と答えて走り去ろうとすると
その方が先導してガケ崩れ現場へ走っていって下さったんですよね。
(T字路からは5分以上走らないといけない距離なのに)
現場では何台かの車が止まっているもののオフ車の跡が残っていたし
「これだったら行けるよねぇ。でも荷物降ろそうかな?」と考えていると
連れてきてくださった方から「ちゃんと自分の足で歩いて崩れないか確認してから行けば?」のアドバイス。
結局はオフ車だから通り抜けられたわけですが
何よりも感動したことはスクーターに乗っておられた方の心のゆとり(?)でした。
ふつうだったらT字路のところで情報交換だけして立ち去ると思うんですよね。
その方もツーリング中だったしご自分は通り抜けられないことをわかっていても
現場まで連れて行ってくださって私が通り抜けるのを見届けてから、もと来た道を戻っていかれました。
目に見えない何かに追われてる普段の生活では忘れがちになってしまうであろう
他人に対する思いやりとか優しさとかってすごいね、大切だねって思いました。
(だからといってそんな人間になるのは、これまた難しいんだけど・・・)
でも今回のツーリングで、うれしくって楽しいほんわか気分にさせてくれた一番の出来事でした。
ガケ崩れ1
ガケ崩れ2
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2002年10月20日(日) 河北林道(P78)
ガケ崩れを無事通り抜けて
道なりに走っていくとナント!
河北林道入口の阿仁町に
つながっていました。
めっちゃショットカットした気分!ラッキー。
しかしながら林道が通行止め表示
されていたのでガソリンスタンドのおじさんに
「通行止めなんですね」と話していると
「大丈夫、今日4台のオフ車が
向こうから来たから通り抜けれる」とのこと。
実際「ドコが工事中?通行止め?」と
悩んでしまうくらい整備(?)されていました。
けど、トラぶったらどないすんねん?
ってなことを考えないところが私らしい・・・(^^;
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2002年10月20日(日) 秋田YH(P77E4)
スゴイでしょ。
これがYHの部屋なんですよ。
大浴場もあったりして
設備はシティーホテル並み。
そのうえコインランドリーは無料。
そして宿泊料金は2.000円也。
スゴイといえば福島県の会津野YHも凄い。
そこも新しくって設備が整っているのに
宿泊料金2.000円也。
ユースパル秋田は公共施設ですが
会津野はやっていけるのか?と不思議です。
あんまり関係ないけど10月16日に
青森のカワヨグリーンYHで
お会いしたチャリダーの方と
10月24日に会津野YHで再会したので
「早いですね〜」と申し上げると
「そちらが遅いんです」と言われちゃった(^^;
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2002年10月21日(月) 岩海苔
この日は雨が降っていたので
バイクを降りて秋田市内観光です。
で、お昼ご飯は特産品の「稲庭うどん」
そこで驚いたのが薬味(?)の岩海苔。
最初は何かわからなくってお店の方に
「コレは何?どうやって食べるんですか?」と
尋ねると「岩海苔です、ツユにつけて
召し上がってください」とのこと。
薬味のわりにはてんこ盛りになっていたので
「これほど大量に食べないよね?」と
半信半疑の私。でも目からウロコなほど
風味が変わって絶品!
このとき以来私は岩海苔が大のお気に入り。
お味噌汁や雑炊に入れると磯の香りが
広がって非常によろしおます(^^)
※ビンに入っている味付けの
岩海苔じゃないですよ(念のため)
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2002年10月21日(月) 竿燈
秋田市民俗芸能伝承館〔ねぶり流し館〕入場料100円
私の秋田市内観光一押し施設です!
それも、ひま〜な平日に行くのが◎
会館の方が詳しく説明してくださいますよ。
竿燈には大若50kg・中若30kg・小若15kg・幼若5kgがあるのですが
写真で持っているのは小若です。
私が手のひらで支えることができるサイズは幼若。
大若は高校生以上の大人用・中若は中学生・小若は小学生
幼若は幼稚園児用だそうです。
どうすれば手のひらで支えられるかなど教えてくださるのですが
テレビでみるのと自分でやってみるのは大違い!
東北三大祭のひとつである『竿燈祭り』
見に行ってみたくなりました(^^)
竿燈
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2002年10月22日(火) 川原毛地獄(P55G1)
この日はお天気が悪かったので
遊歩道があるにもかかわらず
散策しなかったのが心残り。
滝壺の天然露天風呂があるそうですよ。
でも紅葉は見事だと思いませんか?
ちなみに私が目指していたのは
ここから数キロ先の泥湯温泉です。
静かな山間の湯治宿で風情があって◎
私が入浴したのは奥山旅館。
内湯と露天風呂が
別々の建物になっているため
着替えないとダメってのが面倒くさいですが
それがまたのんびりムードでよかったです。
奥山旅館
露天風呂
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2002年10月24日(木) 源蔵そば(P37G6)
「え?ここ?」という雰囲気の
茅葺きの農家がお蕎麦屋さん。
メニューはといいますと
盛りそば・野菜の天ぷら・
大根の煮物(冬季のみ)の3種類。
そしてこの辺りの特産品である食用菊が
箸休めとして一品ついているという素朴さ。
(初めて食べましたが菊って美味しいですね)
お昼前にお邪魔したにもかかわらず
店内(というより居間って雰囲気)は
ほぼ満席状態。
よく考えると平日なのに
集落の中にぽつんとあるお店が
これだけ混んでいるってすごいですね。
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☆☆☆ 夏の忘れ物 ☆☆☆
8年連続そして今回で9回目の北海道。
いつもは夏に上陸するので
当然のごとく集まっていたホクレンの旗。
自分で集めることが出来なかった年も
他力本願で揃っていた昨年までの7年分。
なのに2002年だけが一本も・・・
キャンペーン期間は終わっていたのに
ふと給油に立ち寄ったスタンドで
道央の青色の旗を頂くことが出来ました。
【北】の文字を見ていると
容易に想像できる【海・道】の2種類。
このまま南下するのだから
きっと道南の黄色の【海】は大丈夫。
でも道東の緑は?どこまで東に向かったら
緑の旗に出会えるの?
などと考えて諦めモードになりつつあるとき
近場の道東ホクレン・スタンド情報を教えていただけたんですよね。
翌朝は夕張から狩勝峠を越えて新得へ。
秋の終わりに夏の忘れ物と出会えた旅でした(^^)
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