2001/01/23

昔こんなリコーのカメラがありました。 RICOH AUTO35V

昭和30年頃、父が購入して自分で写真を焼く事に夢中になり、私が小学校頃までスーパーカーブームの中、国道一号線でスポーツカーを撮影するのに使っていたカメラを発見! これがリコーのAUTO 35Vというパンフォーカスのカメラです。このカメラがなかったらリコーが歴史のある「カメラメーカー」で有ることを、今でも知らなかったかもしれません。

リコーのHPにもこのカメラについて記載がありました。

(画像はDC-4Tの640X480サイズ(N)で撮影し、400X300へリサイズ。)

 

 * 総皮のケースに旧ロゴマークが入っています

*ツートンのボディーです。ボディーの下側にフィルムの巻き上げレバーと、巻き戻しのハンドル、撮影枚数表示があります。

*また、シャッターは写真のレンズ部左上にある黒いレバーで、シャッターが切れるまでのストロークが長く、手ぶれしやすいです。また、セルフタイマーも装備しています。(レンズ部右上の小さく赤いレバー)

 

*上部から見るとボタン、レバー等が無いので、妙にすっきりしちゃってます。当時としては斬新的なデザインだったようです。

*パンフォーカスといっちゃいましたが、近,中,遠でフォーカスを切り替える様になっています。

*当時はフィルム感度がISOでなくてASA感度表示だったんですね・・・

 

*底部から見た写真です。撮影枚数を底部で確認するのは当時はなんとも思わなかったけど、今から考えると変な感じ(笑)

*レンズ部です。レンズ自体は小さく、周りのプラスチックの球型凹凸飾りがなんとも意味不明と当時は思ったのですが、この内部にセレン光電池があって、光量による自動露出補正を行っているということが判明。あとはフィルム感度の設定でシャッタースピードを固定するというオート化を実現しているそうです。

*デザインといい、当時のリコーのコンパクトカメラに対する「こころざし」を感じました。(その後このカメラのデッドコピー品が旧ソ連で製造されていたそうです)

 

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