山田詠美 |
書名 | カンヴァスの柩(新潮) |
内容 | 漆黒の闇のなか、銀色に輝く10個の爪、牛乳のように匂いたつ女の肌。それに重なる、しなやかな黒い絹の体―。ガムランの音楽が鳴り響く南の島を、ひとり旅する女ススは、現地の画家ジャカと出会った。奔放なススの求愛に翻弄されながらも、やがて恋に落ちるジャカ。2人の狂おしいまでの情愛を激しくも瑞々しく描いた表題作のほか「オニオンブレス」と「BAD MAMA JAMA」。 |
感想 | 未読 |
書名 | 色彩の息子(新潮) |
内容 | しっとりとぼくの体にまとわりつく真っ赤な声の染み(赤)。夜明けの孤独を泳ぐようにかきわける青白い顔の女(青)。病んで忌まわしい白い心の病室に、鍵をかけ封印してきた女(白)。心の奥底に刻印されてしまった劣等感という名の黒子(黒)―。妄想、孤独、虚栄、倒錯、愛憎、嫉妬、再生…。金赤青紫白緑橙黄灰茶黒銀に偏光しながら、心のカンヴァスを妖しく彩る12色の短編タペストリー。 |
感想 | |
書名 | 放課後の音符(新潮) |
内容 | 大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々―。背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業が終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる…。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。 |
感想 | |
書名 | ぼくは勉強ができない(新潮) |
内容 | ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ―。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪いのだ。この窮屈さはいったい何なんだ。凛々しい秀美が活躍する元気溌刺な高校生小説。 |
感想 | 未読 |
書名 | ラバーズ・オンリー(角川) |
内容 | ソウルミュージックナンバーをバックに奏でられる、甘く哀しく美しい八つの恋物語。今、いちばん鮮烈で、輝かしい詠美文学の代表作! 直木賞第97回受賞作 |
感想 | 未読 |
書名 | ぼくはビート(角川) |
内容 | 単調な仕事を毎日続けている者にとっては恵みの雨のような恋、ある特定の男の体が必需品になる恋、初めて悪態をつく事を知った恋、愛情の蓄積などものともせず、一日に一度別れる二人…。恋愛は、楽しい。けれど、眠れない夜を過ごさせる、甘くせつないもの。体に毒なものは、時には心には薬である。男と女の間に漂う贅沢な目に見えない糸を織り上げることの出来る特権を持つすべての人に捧げる、胸にしみいる山田詠美の恋のテン・ストーリーズ。 |
感想 | 未読 |
書名 | チューインガム(角川) |
内容 | ココとルーファス。出会うまでふたりは、そんなに幸福ではなかった。けれど、陽灼けを唯一のアクセサリーにして背中が腰のあたりまで開いたドレスを着たココは、大好きな種類の瞳をしたルーファスにめぐり合い、心を綺麗な色にする。日常での2人のお喋り、それは尊重し理解し合うこと。そして心の言葉を伝えるたびに、愛は純度を増していく。不倫。諍い。南の島への旅。初めて出会う家族。恋愛の出来事はすべてあったけれど、2人の愛はついに不純物ゼロ。自らの体験をもとに描く、恋愛“結婚”小説。 |
感想 | |
書名 | フリーク・ショウ(角川) |
内容 | 恋を失うのは決して初めてではない。そして、また巡り会う恋を素直に見つめるパーティフリークスに捧げる、たまらなく素敵な恋愛小説。 |
感想 | 未読 |
書名 | 120%COOOL(幻冬舎) |
内容 | 100%の完璧な快楽では、愛という陳腐な言葉が入り込む。それを打ち消すには、もう20%を必要とする。新しく書かれた9つの愛の真理。 |
感想 | 未読 |
書名 | 24・7(幻冬舎) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 4U(幻冬舎) |
内容 | 男が長いこと使っていたバスタブの湯は、はたしてスープか? 毒キノコを食べに長野に出かけたマル、彼への桐子の暖かな想いを綴る「4U」。死んだ風変わりな少女の記憶を辿り、デビュー前の自らを思い起こす「眠りの材料」。右手のない渚子、彼女の義兄への激しい想いと、熾烈な自己愛を描く傑作「天国の右の手」他。9つの恋の化学反応(ケミストリー)! 収録:4U/眠りの材料/ファミリー・アフェア/血止め草式/男に向かない職業/天国の右の手/高貴な腐蝕/紅差し指/メサイアのレシピ 解説:重松清 |
感想 | 未読 |
書名 | 指の戯れ(河出) |
内容 | ピアニスト、リロイ・ジョーンズ。彼の指には才能がある。私はそれを知っていたし、それがこわかったのだ。2年前に捨てたあの男、私の奴隷であった男のために今、愛と快楽の奴隷になろうとするルイ子。リロイの奏でるジャズ・ミュージックにのせて描く、愛と復讐の物語。 |
感想 | 未読 |
書名 | 蝶々の纏足(河出) |
内容 | ―優しさに込められた惨酷、惨酷に秘められた哀しみ―少女から女へと華麗な変身をとげる美しくも多感な蝶たちの青春。好奇心ではなく欲望を、少年ではなく男を愛することで、美しい女友達の枷から逃れようとする心の道筋を、詩的緊張を込めた文体で描く。 第96回芥川賞候補作。 |
感想 |
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