高橋克彦


書名 私 の 骨(角川ホラー)
内容  実家の床下から偶然見つかった古びた骨壺には、なぜか私の生年月日が記されていた…旧家に残る恐るべき因習と哀しいまでの親心を描いた表題作をはじめ、心理の奥底に潜む恐怖を通して人間の本質に迫る傑作ホラー短編集。
感想  
書名 ドールズ(角川ホラー)
内容  季節外れの大雪に見舞われた盛岡で、夜間、7歳の少女がひき逃げに遭った。はねられたのは、喫茶店「ドールズ」の経営者である月岡真司の娘・怜。彼女は言葉を失い、一方で“人形”に異様な関心を示しだす。喫煙をはじめとする怜の信じがたい奇矯な行動。さらに医学の常識をこえた不可解な症状が彼女の肉体を襲う。少女の心の闇に何がひそんでいるのか。
感想  未読
書名 ドールズ 闇から覗く顔(角川ホラー)
内容  仙台で個展を開いていた創作折り紙の第一人者・華村研は、何者かが江戸期の手法で見事に折り上げた“紙の蜻蛉”を会場で見つける。その夜、弟子の女性が殺され、現場にはまたも紙の蜻蛉が落ちていた。華村を凌駕するほどの技の持ち主は誰か。彼が探し当てたのは、八歳の無邪気な少女・怜だった。しかも怜の身体には、江戸の天才人形師・泉目吉が甦っていた―。あらゆる仕掛け物から、はては人情の裏側にまで通じた比類なき名キャラクター、目吉先生が鮮やかに謎を解き明かす四つの事件。「紙の蜻蛉」「お化け蝋燭」「鬼火」「だまし絵」を収録。
感想  未読
書名 悪魔のトリル(講談社)
内容  もはや時代おくれの衛生博覧会で、私はバラバラに切断された美少年の蝋人形を見た。案内したのは奇妙な老人で彼は私の表情を陰でうかがっていた。それから20年後、友人の店で私はその老人と再会する。そして彼から聞かされた数奇な人生、そしてあの蝋人形の持つ秘密とは?俊英が描く怪奇世界の魅力6編。
感想  未読
書名 写楽殺人事件(講談社)
内容  謎の絵師といわれた東洲斎写楽は、一体何者だったか。後世の美術史家はこの謎に没頭する。大学助手の津田も、ふとしたことからヒントを得て写楽の実体に肉迫する。そして或る結論にたどりつくのだが、現実の世界では彼の周辺に連続殺人が起きていて―。浮世絵への見識を豊富に盛りこんだ、第29回江戸川乱歩賞受賞の本格推理作。

 江戸川乱歩賞第29回受賞作
感想  未読
書名 北斎殺人事件(講談社)
内容  ボストン美術館で殺された老日本人画家とは何者か?一方日本では、謎の生涯を送った浮世絵師葛飾北斎の正体に迫ろうと研究家たちが資料を追う。北斎は隠密だった?日本とアメリカを結ぶキイはどの辺にあるのか、またキイを握る人物とは?浮世絵推理の第一人者の「写楽殺人事件」に続く傑作。

 日本推理作家協会賞作。
感想  未読
書名 広重殺人事件(講談社)
内容  広重は幕府に暗殺された?若い浮世絵学者津田良平が“天童広重”発見をもとに立てた説は、ある画商を通して世に出た。だが津田は、愛妻冴子のあとを追って崖下に身を投げてしまう。彼の死に謎を感じた塔馬双太郎が、調べてたどりついた意外な哀しい真相とは?深い感動の中で浮世絵推理3部作ついに完結。
感想  未読
書名 歌麿殺人事件(講談社)
内容  歌麿の「幻の傑作」が発見された?美術界をゆるがすかもしれぬ事件に雑誌編集者の杉原は勇み立ち、研究家の塔馬双太郎の助力をたのむ。しかし、それは巧妙な贋作だった。そして思いがけず、歌麿は謎の絵師写楽でありえたことまで証明されて…。浮世絵ミステリの白眉といえる秀作。
感想  未読
書名 緋い記憶(文春)
内容  古い住宅地図に閉じ込められた思い出の町、あの少女の家は空き地とだけ記されていた…。凍りついた時のゆるやかな復讐が始まる―。表題作ほか7篇。

 直木賞第106回受賞作
感想  
書名 星 の 塔(文春)
内容  山奥の古い時計塔に隠された秘密を巡る表題作他、現代に甦る東北地方の奇譚七話。
感想  未読
書名 前世の記憶(文春)
内容  慢性的な頭痛に悩まされ、催眠療法を受けた男に甦る、存在するはずのない記憶。遠足のリュックサックの中のバナナ、土盛りのダム、見覚えのない同級生たち、そして場所は暮らしたこともない岩手県盛岡…。それは前世の記憶なのか?表題作など八篇。直木賞受賞の『緋い記憶』に続く、「記憶シリーズ」第二弾。
感想  
書名 パンドラ・ケース よみがえる殺人(文春)
内容  「悪趣味だな。仲間で最初に死んだ人間の十三回忌に開くタイムカプセルだなんて…」。鄙びた雪の温泉宿に集まった8人の大学生は卒業記念のカプセルに新聞記事と思い思いの品物を納めた。「あたしがきっと最初だわ」そう呟いた半田緑は5年後に失踪。17年後、彼女の箱を開けると干涸びた指と指輪が…。
感想  未読
書名 偶人(からくり)館の殺人(祥伝社) 
内容  矢的遥は、からくり人形の蒐集家として著名な加島が、「べんきちはゆるさないぞ」と書かれた脅迫文を見て怯える姿に愕然とした。べんきちとは、江戸末期のからくり師大野弁吉のことで、当時、彼の科学技術力は世界の水準を超えていた。が、百二十年も前に死んだ人物をなぜ恐れる?矢的は、東西の〈からくり〉を探るうち、意外な歴史の真相へ踏み込んでいった…。
感想  未読



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