夏樹静子 |
書名 | 湖・毒・夢(新潮) |
内容 | 東北出身のホステスが、都心のラブ・ホテルで、農薬が混入されたジュースを飲んで死んだ。デートの相手はなんと官内庁勤務の初老の男―意外な犯人が浮上する「毒」。死によってでしか愛を確認できなかった男女の行く末を澱んだ湖面に象徴させた、ロマンチックな雰囲気の「湖」ほか、ありふれた日常の陰に隠された女たちの殺意を、綿密な取材と玲悧な文体で描く本格派ミステリー5編収録。 |
感想 | |
書名 | 紅い陽炎(新潮) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 螺旋階段をおりる男(新潮) |
内容 | 他人の目には理想のカップルだが、二人だけになると異常な嫉妬を露わにする弁護士を夫に持った妻の孤独な悩みと、終日妻への不信感に苛まれるその男。―現代人が直面するさまざまな疲労・倦怠・空虚と、一歩間違えれば悲劇が生まれる現代の恐怖を題材にした表題作ほか、いずれも一見平穏な日常生活の下に潜む意外な犯意や、犯人の心理を鮮やかに捉えた2編を収録する。 |
感想 | |
書名 | 死なれては困る(新潮) |
内容 | 植物状態の患者の病室に、ある夜何物かが侵入し、病人の殺害を計ったが発見され逃亡した。警察の事情聴取は進むが、動機のありそうな人物は一向に浮ばない。病人に「死なれては困る」人間はいても、「殺したい」人間は皆無なのだ―死角を突いた巧妙なトリックの表題作ほか、手に負えない乱暴息子を殺された母親の複雑な気持を扱った「酷い天罰」など、現代的な犯罪を描く全四編を収録。 |
感想 | |
書名 | 霧の向こう側(新潮) |
内容 | 高校時代の親友である立子と衿香は、インテリア・コーディネーターと、ファッション・コーディネーターとして、お互い励まし、競いあいながら第一線で活躍していた。しかし二人の行手には、人間関係の罠や悪意に満ちた仕事への妨害など、思いがけない障害が次々と待ち受けていた。その上、衿香のピルケースの中身がすり替えられ、大型車に追いかけられ…。新鮮なサスペンス・ロマン。 |
感想 | 未読 |
書名 | 東京駅で消えた(新潮) |
内容 | 大手建設会社部長・曽根寛の足どりは、帰宅途中の東京駅で見かけられたのを最後に、消えた。無断外泊などしたこともない曽根の行方を、妻と部下は必死に捜すが、やがて駅の霊安室で、死体となって発見された。続いて構内のステーション・ホテルの非常階段で若い女性の死体が…。二人の死に共通点はあるか。犯人は東京駅に詳しい人物なのか。連続殺人の裏に潜む意外な背景。 |
感想 | 未読 |
書名 | デュアル・ライフ(新潮) |
内容 | 若き日の過ちを償いたい、将来を誓い合いながら、心ならずも裏切った恋人に償いをしたい。死の病の恐怖から解放された男は、周囲に流されるだけだったこれまでの人生を振り返り、虚しさをおぼえる。―女は一人で生きていた。あまりに過酷な現実に耐えるためか、男の記憶をすべて消し去って。20年ぶりの再会から始まった二人の二重生活は、何とか軌道に乗るように見えたが…。 |
感想 | 未読 |
書名 | 花を捨てる女(新潮) |
内容 | 女は毎日、まだみずみずしい花束を捨てていた―古典的探偵小説を連想させる殺人現場と、緻密な計画が意表を突く「花を捨てる女」、家出から戻った妻が別人だと親友が通報する「アイデンティティ」、次々と現れる遺言書に状況が翻る「三通の遺言」など、絶望に迷路から女たちが仕掛ける、繊細で大胆な殺人事件の数々。愛に迷う女たちの心のひだを鮮やかに編んだ推理短編集。 |
感想 | |
書名 | 砂の殺意(角川) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 星の証言(角川・徳間) |
内容 | 薮原法律事務所の居候弁護士、朝吹里矢子。駆け出しの彼女にとっては毎日が新鮮な“事件”だ。建築会社の名門、山浦家に深夜しのびこんだ男が、泥棒と間違えた山浦に木刀で殴られ、バルコニーから転落し死亡した。しかし死んだ男は山浦の一人娘の婚約者で、彼の直属の部下だった。正当防衛か傷害致死か。階下で発見されたシャツのボタンが意外な真相を暴きだす。新米女性弁護士の活躍を描く会心の推理集。 |
感想 | |
書名 | ガラスの絆(角川・講談社) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 雪の別離(角川) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | Wの悲劇(角川) |
内容 | |
感想 | |
書名 | Mの悲劇(角川) |
内容 | 北海道・釧路よりさらに東の厚岸町。東京からこちらへ移って七回目の海霧の季節をむかえた神淵早奈美は、この海霧を見るたびに、夫・洋造との平穏な生活の崩壊を懼れとともに期待していた。そんなある日、突然一人の青年が夫のもとに弟子入りし、彼女の予感は現実のものになった。名作『Wの悲劇』に続く殺意と愛憎の傑作。 |
感想 | |
書名 | Cの悲劇(角川) |
内容 | 結婚十周年をむかえた芦田和賢と千巻。夫は在宅勤務を認められたコンピュータのシステム・エンジニア、妻はテニスのコーチ。子供をもつことはできなかったが、二人は東京郊外の閑静な住宅街に一戸建をもち、何の不自由もない優雅な生活を送っていた。千巻は、この満ち足りた生活が壊れてしまうことなど想像もしていない。しかし、隣りに一人の男が越して来たときから、二人の日常を破壊していく悲劇がはじまった…。 |
感想 | 未読 |
書名 | 殺 意(角川) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 目撃 ある愛のはじまり(角川) |
内容 | 東京・杉並の公園で、崖から落ちそうな少年を助けた中年の男は、その朝発生した金融業者殺しの犯人だった。夫の出張中に愛する男と密会し、その帰途、偶然二人を目撃していた桂木麻子は、その後、少年の身が狙われていることを知るが、名乗り出ることもできない。思い余った末、匿名の投書を警察に送ったことから、彼女は新たな殺人事件の罠に…。 |
感想 | 未読 |
書名 | 蒸発 ある愛の終わり(角川) |
内容 | 満席で飛び立ったジェット機内から、一人の女が消えた。親聞記者の冬木悟郎は、人妻・美那子失踪の謎を追って彼女の郷里・福岡へ。そこで彼は、美那子をかつて愛していた男の蒸発、そして殺人事件に出遭う。愛しい女に対して深まりゆく疑惑。蒸発の真相は…。現代人の愛を、抒情豊かに活写。〈日本推理作家協会賞〉受賞作。 |
感想 | 未読 |
書名 | 第三の女(角川) |
内容 | 雷鳴とどろく、晩秋のパリ郊外。フォンテーヌブローの森を見おろす深い闇のなかの古いホテルで、宿命的に出逢った日本人男女の決定的な恋の啓示。そして、交し合ったある黙契が、ロマンの香気あふれる、ドラマの幕明けだった―第1の殺人事件は初冬の福岡、つづいて第2の殺人事件は、早春の箱根で起こる。だが、それぞれの事件の最有力容疑者には、完璧なアリバイを有していた…。人生のすべてを賭けた男と女の、美しくも哀しい愛がひき起こす、長編ロマンミステリーの傑作。 |
感想 | 未読 |
書名 | 影 の 鎖(集英社) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 懇切な遺書(集英社) |
内容 | 東京農芸大学で大屋助教授の服毒死体が発見された。ワープロで打たれた遺書には肉筆のサインがあり、テップ100ミリグラムを服用した、と書いてあった。毒物に詳しい彼が、なぜ、長時間苦しむテップを選んだのか?なぜ、服毒後に遺書を書いたのか?表題作のほかに、単身赴任者の惨殺死体の背後に隠された冷酷な謀略を描く「心のデッドスペース」を収録。 |
感想 | |
書名 | 蒼ざめた告発(集英社) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 駅に佇つ人(講談社) |
内容 | 石巻市で中年の男が殺され、若い塾教師が逮捕されたが、その男は起訴後自供を翻し、被害者の妻が殺される第2の殺人事件が発生した。被疑者に関わる地元代議士の妻の動き、やり手刑事のある秘密、そして恐るべき証拠品が…。人間の愛と罪を抉る表題作の他、孤独な愛の激しさを描く、傑作推理小説集。 |
感想 | |
書名 | ベッドの中の他人(講談社) |
内容 | |
感想 | |
書名 | 二人の夫をもつ女(講談社) |
内容 | |
感想 | |
書名 | 女 の 銃(講談社) |
内容 | 濃やかな夫婦の愛情が流れていると思われていた2人の間に奔った、鋭い亀裂。衝撃の一夜に妻が口走った一言が、夫を無惨なワイフビーターに変え、家庭は崩壊した。暴力に無抵抗で耐える女のはかり知れない胸中が、破滅の終局にサスペンスを盛り上げる表題作の他、現代の男女の愛憎と悲傷を描く5編を収録。 |
感想 | 未読 |
書名 | 天使が消えてゆく(講談社) |
内容 | 台風が九州を縦断した夜、ホテル玄海で宿泊客の男が絞殺された!その後、ホテルの経営者も青酸カリの入った牛乳を飲み、不審な死を遂げる。さらに、容疑者として浮かんだ重症心臓疾患児ゆみ子の母・神崎志保の凄惨な死。ゆみ子をいとおしむ婦人誌の記者・砂見亜紀子は、志保の死因を探り、真相に迫る。限りない愛と献身をテーマに描いた、感動の長編サスペンス。 日本推理作家協会賞第24回候補作となったデビュー作。 |
感想 | 未読 |
書名 | クロイツェル・ソナタ(講談社) |
内容 | バイオリニストをめざしていた無垢な少女が、拉致され暴行を受けて惨殺された。親たちを襲う激しい悲傷と、私的制裁への衝動。慟哭の中で崩壊する家庭。逮捕された冷酷な犯人はしかし…。相応の刑罰を免れた殺人者は、許されてよいのか?社会派推理小説の第一人者が、法と人間に鋭く迫る、衝撃の長編。 |
感想 | 未読 |
書名 | 遠ざかる影(講談社) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 一瞬の魔(文春) |
内容 | 資産家老女の架空名義の銀行預金一億円を横領した男女銀行員。女子行員を巧みにあやつる男子行員、妻子ある彼との新しい生活設計を夢みる女子行員―二人の愛の微妙な心理の揺れがやがて悲しい結末になっていく。男を信じようとして信じきれない女の運命を描く表題作など、卓絶したミステリー5篇。 |
感想 | |
書名 | 秘められた心中(文春) |
内容 | 老舗の繊維問屋社長夫人温子は経営に行き詰った夫から心中を迫られ、睡眠薬を飲むが、夫だけが死ぬ。生き残った温子は夫の“自殺”を擬装するが、やがて“殺人”の嫌疑をかけられ、警察の執拗な追及を受ける。―夫殺しの汚名を着せられた妻の心理を細やかに描く表題作など、サスペンス小説六篇を収めた短篇集。 |
感想 | 未読 |
書名 | ペルソナ・ノン・グラータ(文春) |
内容 | 田園調布の路上に乗り捨てられた朱いジャガーの中で、一流デパートの重役夫人が絞殺されていた。捜査線上に浮かんだ容疑者は某国の大使館員。数日後、彼は“好ましからぬ人物”(ペルソナ・ノン・グラータ)として急遽帰国してしまう。外交特権を巧みに利用した犯罪を描く表題作など、意表をつく好短篇集。 |
感想 | 未読 |
書名 | アリバイの彼方に(文春) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 風 の 扉(文春) |
内容 | 確かに殺したはずの人間が、なぜか生きていた…。その謎の陰で、ある二つの遺体の行方に不審な事実が次々と判明して…。人間の尊厳や、生きること、死ぬことの意味と、医学の発展がもたらした恐怖とを、息詰まる筆致で描いた力作医学ミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | 死の谷から来た女(文春) |
内容 | 四国の珪石鉱山の爆破事故で家族を失った北村恵は、上京して、高級サウナの洗身メイトになった。そこで知りあった巨億の資産をもつ老社長相庭宇吉郎が彼女を養女にしたいと迫る。その本当の狙いは何か。“シンデレラの夢”の裏に隠された罠と野望。得体の知れない恐怖の世界に思わず引込まれる長篇サスペンス。 |
感想 | 未読 |
書名 | 秘めた絆(光文社) |
内容 | 野々村珠子の13年の穏やかな結婚生活は、突然の来訪者によって一変する。夫・康平の秘書の薫が、康平の子を宿していると珠子に告げ、産みたいと申し出たのである。思い悩むうち、珠子自身も妊娠する。5年余りの、康平と2組の母子の奇妙な共存…。その中で、しかし、康平が抱いた疑惑は大きく膨んでいったのだ。夫の言葉に珠子は鋭い戦慄を覚える。そして同時に、胸深く埋め去ったはずの追憶が、彼女の心を満たして行くのだった。男と女、親と子を繋ぐものは何なのか―。痛切な愛のミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | その子は目撃者(光文社) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 独り旅の記憶(光文社) |
内容 | 野末総子はバンクーバーへの独り旅の折り、ホテルで素敵なカップルを見かけた。その男に東京で再会したが、何故か男は迷惑そうに足早に立ち去った。その夜遅く、麻布署の警部補が総子を訪問。まさにその男と出会った時間に、バンクーバーでの連れの女性がガス中毒死したことを知った。(表題作)さまざまな男女の愛のありようを鋭く描く、本格推理傑作集。 |
感想 | 未読 |
書名 | 見知らぬわが子(光文社) |
内容 | ある夜、仕事から帰ってみると、二歳になる愛娘が瓜二つの別人と入れ替わっていた。いったい、だれが、なんの目的で?思い悩む私に、夫の愛人だった女から電話が入る。暗い海辺に呼び出された私を待っていたのは、絞殺された夫の死体だった。警察は容疑者として私を…。(表題作)サスペンス要素溢れる、著者渾身のミステリー傑作集。 |
感想 | 未読 |
書名 | 霧の証言 弁護士朝吹里矢子(光文社) |
内容 | 朝吹里矢子は薮原法律事務所のイソベンとして5年、いよいよ独立して自分の事務所を構えた。最初の依頼人は、高校時代の同級生・藤巻朗だった。彼はゴルフの賭け金を取り立ててくれと彼女に頼むが、法的には無理。数日後、相手の男が殺され、彼に嫌疑が…。女性弁護士の推理の冴えを鋭く描いた珠玉のミステリー会心作。 収録:雨の檻/心を返して/稚(おさな)い証人/土地狂乱殺人事件/人工呼吸器の謎 |
感想 | |
書名 | 人を呑むホテル(光文社) |
内容 | 「クローズの晩に泊まると誰かが行方不明になる」という奇怪な噂が伝わるホテル精進湖。赤司行彦の恩師・坪坂教授と夫人が、その日に宿泊し、行方不明になった。行彦は、婚約者の畑野テオリとともに、閉鎖中のホテルへ忍び込むが収穫はない。その後、坪坂の首吊り死体が山中で発見されるが、夫人は…。死体移動の謎と愛憎の揺れ動きを描く、恐怖サスペンス巨編。 |
感想 | 未読 |
書名 | 花の証言 弁護士朝吹里矢子(徳間) |
内容 | 薮原法律事務所の居候弁護士になって三年目、朝吹里矢子は同じ事務所内ながらも独立をはたした。一か月後、最初の依頼人が訪れた。兄が自宅で死亡し、嫂が過失致死容疑で逮捕されたという。過ってブロンズ彫刻が本棚から落ちたらしい。残された一人息子を案じて、嫂の処分軽減を求めてきたのだ。里矢子には、投げやりな被疑者の態度と言葉が信じきれない。が、共働きの家庭環境の裏に事件の真相は潜んでいた。本格推理集。 |
感想 | |
書名 | 家路の果て(徳間) |
内容 | 紡績会社の係長・仁科秋雄は、三十代で念願の分譲住宅を購入した。陽当たりのよい高台の、3LDK。同じ会社のOL山藤節子は、病身の母を抱えての遠距離通勤に耐えかねて、会社に近いところに中古マンションを購入する。二人にとってこの新居は満足のいくものだった。だが、思いもよらぬトラブルが起こる。住民のエゴと業者の思惑―そして殺人事件が。マイホームが引き起こした悲劇を鋭く衝いた長篇推理。 |
感想 | 未読 |
書名 | 重 婚(徳間) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 乗り遅れた女(双葉) |
内容 | スナック従業員の男性が中野の路上で殺害された。被害者は一昨年、通園バスから降車中の園児の列にバイクで突っ込む人身事故を起こし実刑判決を受けていた。捜査線上に浮かび上った容疑者。だが容疑者には、深夜の関越道を東京から新潟に向かっていた完璧なアリバイが認められたが…!?華麗で濃密なミステリー!!6つの事件。 |
感想 | 未読 |
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