森 瑤子 |
書名 | 砂 の 家(新潮) |
内容 | 美也子は33歳の普通のOL。この8年間いつも週末に流行作家の日比大作と密会してきた。最近、彼との愛人関係に充たされない何かがある…。ある日突然、彼の娘が2人の前に現れ、美也子は傷つきやすい魅力的なこの娘に、そして別居中の彼の自由奔放な妻にある嫉妬を感じた。そんな折、山で死んだ兄の友人に、美也子は心の安らぎと新しい愛の歓びを見つけはじめた。長編恋愛小説。 |
感想 | 未読 |
書名 | 結 婚 式(新潮) |
内容 | 〈男はわたしをもてあましながら少しずつ手放そうとしている…こっちから別れてもいいのだ〉恋人を捨てる「マリコの選択」。結婚式の前日ひとりヨットに乗り込み結婚を拒絶した男や、花嫁の過去を知りぬいて披露宴で道化を演じる若い夫の心理を描く「結婚式」。他にハネムーンで倦怠期になる新妻など「結婚」の前後にいる男と女の愛と欲望のくい違いを軽妙に描く短編7編を収録。 |
感想 | |
書名 | 十月のバラ(角川) |
内容 | 南イタリアのリゾートの島、カプリ。映画のロケのためにやって来た女優高樹夏子は、台本の出来を理由に降板したいと申し出た。初めての脇役でもあった。初秋のカプリは季節外れのバラが咲き、それが夏子自身のピークも過ぎていることを実感させた。自分に属する何もかも―男も女優という仕事も、クロゼットに溢れかえっている衣装も全て―を捨て去りたい、という激しい衝動にかられた時、美しい別荘で惨劇が…。往年の人気女優の孤独と愛を描き、著書の新境地を開いた、書き下ろし、長篇恋愛小説。 |
感想 | 未読 |
書名 | イヤリング(角川) |
内容 | ホーム・パーティを抜けだして、2階のウォーキング・クロゼットで憑かれたような情事をもった邑子。夫を裏切っているという痛いほどのスリルにみち、恐怖と混然一体となった欲望と快感のなかで、片方のイヤリングが忽然と消えた――。夫のいるはずのない時間帯にかかった1本の電話がパーフェクトに装われた不倫の恋を、イヤリングが情事の現場を顕にした。表題作「イヤリング」ほか、夫婦関係の破綻、男と女の愛の脆さを、婚約、結婚、離婚というそれぞれの状況の中で描く、緊張感あふれる作品集。文庫オリジナル。 |
感想 | |
書名 | 一種、ハッピーエンド(角川) |
内容 | 「実はそうなんだ、愛している女がいる」―5月の朝の突然の告白に端を発した夫婦の破綻。それまでの平穏無事な日常は見せかけだったのか?妻・朝子、愛人・夏子、友人・広子。同じ33歳の女ざかり。結婚の、不倫の愛の岐路に立った3人の女たちの選択は、はたしてハッピーエンドになりうるか?現代の都会を舞台に、シーソー・ゲームのように微妙でスリリングな愛の行方を描く、長篇。 |
感想 | |
書名 | 恋のインデックス(角川) |
内容 | 恋のまっただ中で―“キミとなら棺桶の中まで一緒に行けるような気がするんだ”、そして、さらならの場面で―“だってこれは恋愛じゃないよ。言ってみれば過去だよ”など、男たちから、あるいは女たちから放たれたクライマックスでの名科白。口説き文句からトドメの言葉まで古今東西の恋のサンプルから抽出し、新たな恋を演出したショート・ショート。ちょっと辛口、105篇のラブ・ストーリー・インデックス。 |
感想 | |
書名 | 彼と彼女(角川) |
内容 | 夫婦には会話が成立しないのだ。何か言いかけると、センテンスは意味をもたないまま立ち消えていく。―わたしは退屈のあまり泣いている、夫もまた…。(「欠伸」)すれ違い、誤解、傷つけあい、絶望、それなのになお、何かを期待し、求めつづけてお互いにひかれあう男と女の不思議。ソフトタッチで描く孤独な都会のショート・ラブ・ストーリー31篇を収録。彼と彼女、夫と妻、僕と君、あなたとわたしのそばにいるすべての男女に贈ります。 |
感想 | |
書名 | 風のように(角川) |
内容 | 人間関係が織りなすさまざまな色彩、音色。それらが彩られ、心地よい音色が出るようになるまでの時間。著者が出逢った様々な人を通して描き、奏でる好エッセイ集。69編を収録。オリジナル文庫。 収録:男と女の距離について/美しい女について/フランダースの犬/温泉旅行/私と音楽/私の食事学あれこれ/マルグリット・デュラス『愛人』を読んで/不完全な空間がいい/名画より優雅で豪華な香港の夜景/緊張感について〔ほか〕 |
感想 | |
書名 | ホテル・ストーリー(角川) |
内容 | アメリカ人の金持の老夫婦、アラブの石油成金、往年の大女優、裏切りや詭計を胸に秘めた美しいジゴロ。ある種の気取りや品格が醸しだす、スノッブな空気。サヴォイ、オリエンタル、ペニンシュラ、ラッフルズ、―世界の一流ホテルを舞台に繰り広げられる男と女の物語。 第1話 半島酒店(ザ・ヘニンシュラ・ホンコン)/第2話 ホテル・オリエンタル/第3話 地中海クラブ・ティーニュ/第4話 サヴォイ・ホテル/第5話 ラッフルズ・ホテル/第6話 ホテル・ニューグランド/第7話 上海飯店/第8章 東京ステーションホテル/第9話 マンション・ダ・モール/第10話 マーガレット・リバー・モーテル |
感想 | |
書名 | 午後の死(角川) |
内容 | フィルムと左手の小指を代償に、ニューヨーク・ウォール街で暗躍する岩城徹、33歳。日本の政財界のフィクサーのビジネスサイボーグだ。彼が執着したのは、ドゥカティで走る、マン島のT・Tレースだけだった。場所はマン島、T・Tコース。武器はオートバイ。森瑶子、初の本格ハードロマン。 |
感想 | 未読 |
書名 | 刻は過ぎて(角川) |
内容 | きっぷが良くて、スポーティーで、知的、ハスキーボイスのハンサム・ウーマン、キャスリン・ターナー。知的で美しくて、スタイルがよくて気品のあるパーフェクト・レディ、グレース・ケリー。優しさとすれすれの男の残忍さをもつ、ミッキー・ローク。理想の夫像だったクラーク・ゲーブル。―スクリーンの中の男と女に、少女の日、青春の日々に、理想の男と女を重ね合わせてきた。女が自分の人生を切り開いていく勇気、愛する孤独、洗練されたファッション、ユーモア…それら、すべてがスクリーンの中にあった。初めてのシネマ・エッセイ集。文庫オリジナル。 |
感想 | |
書名 | 秋の日のヴィオロンのため息の(角川) |
内容 | シャワーを浴びた後、純白のバスタオルで身体を包み、オーソバージュをすり込み、肌色のシルクの下着をまとう。そして、冷えたグラス1杯のシャブリとシガリロを1本。自分を確実に幸せな気持ちにしてくれる小道具たちを配置して、阿里子は外出の仕度をする、男に会いにいくための。経済的にも、美貌にも恵まれている38歳。しかし、この1年位、阿里子の身辺は騒がしい。人生の秋の日にさしかかっている、と気づいた時、阿里子は潔い決断をする…。シリアスな問題をしゃれた会話体で、華麗な空間の中に浮きぼりにした長篇小説。 |
感想 | |
書名 | 愛の予感(角川) |
内容 | |
感想 | |
書名 | ラヴ・ストーリー(角川) |
内容 | 出逢いの時、…彼、アイヴァン・ブラッキンはボーイスカウトのカーキ色の半ズボンにヴェトナム製のホーチミン・サンダル。そこに、なぜか、ネクタイをしめていた。財産といえば埃っぽいリュックサックが一つ。彼女、M・ITOは銀座の広告代理店のコピーライター。スラリとしてシャイなハンサムボーイが好みだった。以来、23年。尊厳を重んじる英国紳士とベストセラー作家の愛の行方は?ユーモア満載、波乱万丈の、結婚物語。 収録:出逢いまで/プロポーズ/結婚式/ハネムーン、そして新婚生活/スーザンとアラン/ヘザー/ミセス・ブラッキンとモリ・ヨーコ/地獄の天使たち/それぞれのイギリス/冷蔵庫の中味/家族の風景/二人で手に入れた夢 |
感想 | |
書名 | クレオパトラの夢(角川) |
内容 | 風が吹く。キャンドル・ライトが煌く。心が揺れる。ドラマが始まる。大人のためのショート・ストーリー25話。 |
感想 | |
書名 | カサノバのためいき(角川) |
内容 | 冷たい雨の降る夜、プールサイドで日射しを浴びている時、冬の朝帰り。そんな、しんと静まりかえった一瞬に女の季節でやり残しているのは―と、ふと胸をつかれる思いがする。冒険、未知との遭遇、危険とか密会といった秘密の類のコト。諦めにも、ためいきにも似た微妙な、大人のための物語、26話。 |
感想 | |
書名 | アイランド(角川) |
内容 | 星良雅也のオフデイは、ミュージカル作家。今、ヨロン島を舞台に、〈羽衣伝説〉を現代流にアレンジしたミュージカル『アイランド』のストーリーと作詞を執筆中。彼の作った悲劇のシーンは、エージェント廻陽子の娘晶世が子供の時から繰り返しみる夢だった。創作と現実が次々に不思議に重なっていく…。2003年、美しいリゾートの島ヨロンを舞台に、愛の記憶だけを手がかりに再会する恋人たちを描く、壮大なスケールのラブ・ロマン。 |
感想 | 未読 |
書名 | TOKYO愛情物語(角川) |
内容 | 口説き文句を並べたわけでもなく、押し問答があったわけでもない。初めて出逢った男と女の、ありふれてイージーな一夜の情事のケースでも〈男の場合〉と〈女の場合〉では、月とスッポンほどの違いがある。ましてや、婚約・結婚・浮気・離婚という人生のターニング・ポイントでの男と女の思惑は、全く異質で深刻で滑稽だ。男からみた女、女からみた男、それぞれのドラマをTOKYOを舞台に描く、7つの愛情物語。 |
感想 | |
書名 | ドラマティック・ノート(角川) |
内容 | 勾い(ノート)にはドラマがある。華やかで官能的で、時に危険で、微かに罪の勾いがする。匂いが運ぶ愛の記憶、仕組んだ罠、見抜いた嘘…香水をなかだちに、ドラマティックに展開する男女の愛の形。香水をモチーフにした美しく、切ない12篇の小説集。 収録:第1話 ディオリッシモ/第2話 シャネルN°5/第3話 オピウム/第4話 オーソバージュ/第5話 ミル/第6話 石の花/第7話 アンフィニ/第8話 ホワイトリネン/第9話 ニキ/第10話 フィジー/第11話 ココ・シャネル/第12話 ビザーンス |
感想 | |
書名 | 恋の放浪者(角川) |
内容 | 素敵な女って、ファッションじゃない。その洗練、その美しさに加え、立ち姿にも毅然とした緊張感が漂う。しかも、全ての仕種が魅力的。さりげなく、ひかえめで、楽しげで、ユーモアのセンスがある―そんな素敵な、大人の女が恋をしたら?めくるめくような恋のきらめき、ベッドへの誘惑、スキャンダラスな恋愛関係、透けてみえる別れの予感、…。恋の痛みと幸福を、放浪者たちの実例で綴る、ブランディの香りがする、大人のエッセイ。 1 恋におちて…―大人の女に変わる夢十二夜 2 絡みあう視線―身を焦がす男と女の夢六夜 3 女だけの夜どおしおしゃべり―別れ上手に乾杯する夢十二夜 |
感想 | |
書名 | 少し酔って(角川) |
内容 | ホテル・ルームで、バーで、レストランで、2人がグラスを合わせる時、物語の幕が上がる。あるいは、物語の幕が下りる。ブランデーで、バーボンで、カンパリで、少し酔っている。男も女もグラスを武器にする。ハッパー・エンドでもない、悲しい結末でもない、相当に贅沢で、粋な10篇。 |
感想 | |
書名 | デザートはあなた(角川) |
内容 | 食事はセクシーであるべき、という確固たる持論をもつ大西俊介。料理の味を誉められるくらいうれしいことはない。数ある趣味のなかでも、料理には狂気にも似たバイタリティを発揮する。デザートは最後のお楽しみ。―「僕が酔ったのは、キミの魅力。デザートはキミ」この科白を言うために今夜も料理する。 COME ON TO MY HOUSE/CATCH&RELEASE/ヨロン島の熱い風/人魂狂想曲/サティスファクション/朋あり遠方より来たる/雨降りかけて地固まるの巻/ケイタリング・サービス/セクシー・ゲーム/カントリー・スタイル/パパ・ドーブレ・ポルファボール/磯のアワビの片思い/過去からの声/I LOVE YOU & GOOD BY/象牙の塔と白雪姫/バリ島で出会った女/苦戦善戦の巻/幻のパーティー/デザートずくめ |
感想 | |
書名 | パーティーに招んで(角川) |
内容 | 初対面はパーティーだった。恋におちたのも、愛を失ったのもパーティーだった。ある種の暗黙の了解があり、パーティーはいつも、笑いに包まれている。たとえば―、もし―、あるいは―。微妙なニュアンスがこもった、パーティーでの男と女。 収録:結婚披露宴/ディスコ・パーティー/傷心という名の電車/FUNGO/オープニング・パーティー/真夜中のパーティー/渚のパーティー/ウィークエンド・パーティー/湖尻のホテルにて/クリスマス |
感想 | |
書名 | ママの恋人(角川) |
内容 | ママの三年来の愛人は、ママの男として、彼以外考えられないほど完璧だった。両親の結婚の破綻を知らずに、私は二十三歳、婚約者がいる。今、サヨナラを言おう。ママの女としての幸福のために、ママに。私の幸福のために、婚約者に。そして旅に出よう―。心にひりつき、滲みとおる。ほろ苦い、大人の恋の掌篇集。 |
感想 | |
書名 | スクランブル(角川) |
内容 | 自分の時間を生きる男と女がすれちがうとき、そこには静かな哀しみが生まれる―。互いに信じ合い、支え合ってきた男女が織りなす、大人の空間。酒と、花と、恋にあふれた、ハンサム・ウーマンのためのカラーイラスト・エッセイ集。 六本木エレジー/香港の夜/夫婦の四角/終着駅/淑女と娼婦/別の桜の木と恋した話/ある出来ごと/夫婦の肖像/約束と嘘と/視線/ミセス・コワルスキー事件/言葉の魔術 |
感想 | |
書名 | トゥインクル物語(角川) |
内容 | 夜の闇にひそむ孤独。出逢い。ゆらめき。灯はすべてを暖かく見守る。灯のぬくもりに抱かれ、嘘を脱き去った男と女が演じる一幕。都会の夜の13のストーリー。 |
感想 | |
書名 | 香水物語(角川) |
内容 | 深く傷ついている時でさえ、そこにほんのささやかな物が登場しただけで、女は生き返ることができる―。プロポーズの言葉とともに贈られたダイヤモンド。デビュタントの日にはじめて身につけた真珠。遠く離れた恋人と同じ香りにつつまれ眠った夜。匂いや輝きで、あるいはその名前の響きで記憶に残る香水や宝石をモティーフに、大人の女性の輝きと悲しみを鮮やかに映し出した贅沢な恋愛小品集。 |
感想 | |
書名 | 熱 情(角川) |
内容 | 京都、午後7時。高瀬志織の経営するアンティーク・ギャラリーから彫像「翼のヴィナス」の頭部が盗まれた。同日同時刻、オーストラリアのパース市にあるスペンサー家の書斎からは胴体部が…。志織の一番大事なコレクションだったそれらには高額の保険がかけられていた。アメカリズ・カップをめぐる野望、脅迫、誘拐―志織と夫イアンをまき込んだ事件は、さまざまな疑惑をはらんで急展開、意外な結末が…。スリリングな長編ロマン・ミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | 金曜日の女(角川ホラー) |
内容 | 自分を捨てた男からの電話を、何年も電話の前で待ち続ける女。婚礼の前日、出会ったばかりの男と駆け落ちを企てる女。女たちの胸の奥底に渦巻く出口のない想いがえぐり出される。森瑶子の遺した傑作サイコホラー集。 |
感想 | |
書名 | 情 事(集英社) |
内容 | すばる文学賞第2回受賞作 |
感想 | |
書名 | 招かれなかった女たち(集英社) |
内容 | |
感想 | |
書名 | 夜 光 虫(集英社) |
内容 | 《レイコにね、ちょっと手が触れたりするだけで、鳥肌がたつ時もあるの―》妹や弟とちがい、母親に嫌われていた子供時代のレイコ。疎外され、おびえながら歪んだ行動に出ざるを得なかった少女期。そのはるかな記憶は母親となった今、レイコとその娘たちへ繰り返される。幼い日々を引きずる女を描いた連作長篇。 |
感想 | |
書名 | 女 と 男(集英社) |
内容 | チェラティン・ビーチ一帯を黄昏時よりもはるかに濃い、墨色の暗鬱が支配した。海上からの風が、強い雨の匂いを運んできた。「寒い―、あの、変な意味じゃなく抱いて下さらないかしら」女は男の横顔を見上げて言った。(「スコール」)さまざまな思惑にかられながら、愛を求めあい、愛から逃れようとする女と男の有り様を描く、洒落た恋の物語を収録。 |
感想 | |
書名 | 男三昧 女三昧(集英社) |
内容 | 離婚しても会い続ける男と女、妻子ある男を熱愛する女、妻に逃げられた男、平凡な生活を支えるために男を漁る女、イタズラ電話を心待ちにする女等々、大都会に棲息するさまざまな男と女。せめぎあい、傷つきあい、葛藤する愛のかたちを、華麗なタッチで描く洒落た連作小説集。 収録:カメラマン/その朝の電話/カルバドスの女/不倫の始まり/キャベツのせんぎり/早すぎた帰宅/パジャマとエプロン/ランチタイム/スーパー・マーケット/悔し涙を小脇にかかえ/見合い/アレルギー性鼻炎/機関銃/二泊三日/相思相愛/ハンサムな女/一輪差し/電話 |
感想 | |
書名 | 誘われて(集英社) |
内容 | 誘われてドライ・マテニー、密会のフローズン・ダイキリ、行きずりのウォッカ・トニック…。グラスににじむ多彩なカクテルのように、男と女の出逢いがつくるさまざまな人間模様。シティ派小説の名手がおくる、大都会を舞台に展開したしなやかな連作小説集。 押しの一手/バラの花束/上海の夜/ヤブヘビ/愛人ボガート/別れた理由/見かけた妻/エアメイル/ナイトシアター/金曜日の女/誘われて/写真の女/バーテンダー/宝石/東京タワー/夫の恋人/別れの朝/絵葉書 |
感想 | |
書名 | ハンサムガールズ(集英社) |
内容 | 高校時代の演劇部の五人の仲間。OLから劇作家の卵になった聖衣子、芝居に生きてるサキ、雑誌の編集者で未婚の母の真利江、エステティックサロンでインストラクターをしている羊子、ピアノバーの演奏者伊佐子。男でケガをして、足を折って、痛みを知る彼女たちの限りない未来を描くオムニバス長編小説。 収録:ナインTOファイブ/バックステージ/二ぽっち/夜のメロディー/枯葉よ |
感想 | |
書名 | 垂直の街(集英社) |
内容 | ニューヨークはどしゃ降りだった。稲妻がピカッと光り、鮮やかに二人を映しだした。離婚寸前の別居中の夫と妻、「わたし、ドキドキしたいのよ、もう一度」わずかな愛の可能性を求めて、わかりあおうとするが…、憎しみだけが募っていった。(「ドキドキしたい」より)。ニューヨークを舞台に、女と男の哀感を、洒落た筆致で描いた連作集。 収録:ドキドキしたい/タクシードライバー/ノープロブレム/古き良き20年代/橋を越えて |
感想 | |
書名 | 四つの恋の物語(集英社) |
内容 | 「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」「コシ・ファン・トゥッテ」モーツァルトの四大オペラの舞台を現代の日本に据え、新たな息吹を与えて描いた恋模様。中年男の横恋慕、ドン・ファンへの復讐、太陽と月のおとぎ話、貞操を賭けた騙しあい…。昔も今も変わらぬ人間の愚かさ、滑稽さ、愛らしさを充分に堪能できる愛のドラマ。 |
感想 | |
書名 | シナという名の女(集英社) |
内容 | 彼を10年間、精神的にも経済的にも支えた年上の女性。別れる時、彼女は悲しいほど潔く、こう言った。「いつかこうゆう日が来ると思っていたわ。別れが透けて見えていたからこそ、私たちの人生はあんなにも充実して美しかったのよ」。3年後、彼女が死の淵で彼に委ねたものは…。未発表作「涙の首飾り」、絶筆「シナという名の女」を含む珠玉の16編。森瑶子の最後の短編集。 収録:涙の首飾り/発展的婚約解消/ステキなフロク/愛の刻印/ラヴ・レター/お小遣いの前払い/誤解/タイム・イズ・LOVE/友情/あなたの匂い〔ほか〕 |
感想 | |
書名 | カナの結婚(集英社) |
内容 | カナ、27歳、結婚して2年、いつも影のように孤独感がつきまとい、夫の慎の未熟な性愛に満たされることがなかった。恋人、晟の自信に溢れた性技にも、夢中にはなれなかった。母の愛人、伊作との情愛で、初めて快楽の歓びを味わうが…。3人の男の間で、しなやかに揺れる女ごころを描く長編恋愛小説。 |
感想 | |
書名 | 消えたミステリー(集英社) |
内容 | 五人の男女にしのびよる恐ろしい予感。かつての二枚目スターの夫、ハンサムなライターと彼の美しい恋人、そして女性秘書。ミステリー作家燿子をめぐる愛と憎しみの人間模様が伊豆の別荘地に悲劇を招いた。二転、三転、四転。快感のミステリー。そして唖然…。男と女が奏でるスリリングな愛の旋律。 |
感想 | 未読 |
書名 | 熱 い 風(集英社) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 嫉 妬(集英社) |
内容 | 「僕に、他に、女がいる…」夫の突然の告白に激しく動揺し、失望にとらわれる麻衣。妻への告白によってさらに心を苦しめられる夫・壮一郎。不倫によって亀裂の入った夫婦の心理、灼けつくような葛藤を、緊密な文章で鮮烈に描きだした「嫉妬」ほか三編を収録。恋愛小説の名手・森瑶子の代表的作品集。 |
感想 | 未読 |
書名 | ジ ゴ ロ(集英社) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | ダブル・コンチェルト(集英社) |
内容 | 不安な愛に揺れる女と男。惹かれ合い、傷つけ合う、強すぎる女と優しい男。都会に生きる大人の女と男の愛の物語。 |
感想 | 未読 |
書名 | 夜ごとの揺り籠、船、あるいは戦場(講談社) |
内容 | 幼いころから私を支配し、抑圧してきたものは何か。6カ月にわたるセラピストとの対話のなかから現われたのは、いつも私の心を抑えつけてきた母の存在だった。自己の意識の下に漂い続ける“女の性”をみつめ、心の底の岩盤をえぐり出しながら、精神の解放と、自立していく自己の姿を官能的に描く問題作。 |
感想 | 未読 |
書名 | ミッドナイト・コール(講談社) |
内容 | ひとりの夜、女は男からの電話をただひたすら待つ。真夜中の電話―ミッドナイト・コール。そこでは男からの誘い、嫉妬、裏切り、女の見栄と欲望…、ひそやかな声が交され、男と女の愛と憎しみの叫びがからみ合う。表題作ほか、男と女の愛の行くえと葛藤を描く珠玉の11編。 |
感想 | |
書名 | 浅水湾(リバルスベイ)の月(講談社) |
内容 | 玩弄物として貧民窟から拾われた欧亜混血美女ロレッタ崔。彼女はいま捨てられようとしている。リパルスベイに昇った十四夜の月が、かすかにその手の中のものを光らせた―。返還を目前にした香港を舞台に、あたかもゆるやかな死を迎えるごとく、頽廃を生きる人々の絶望的な愛、性、死を描く魅惑の連作。 収録:浅水湾の月/ザ・ロビー/『1997』 |
感想 | |
書名 | カフェ・オリエンタル(講談社) |
内容 | 南国の大都会シンガポールで日夜繰り広げられる男と女の危険なゲーム。じっとりと湿気を含んだけだるい大気にからめとられるようにして過ぎていく退廃の日々のなかで、禁断の店カフェ・オリエンタルへ安樹子を向かわせたものは何だったのか。そして、そこで安樹子はゲームの結末を見たのだろうか。 |
感想 | |
書名 | ホロスコープ物語(文春) |
内容 | さそり座生まれの女性はセックス・アピール抜群、牡羊座生まれにはアマゾネスの熱い血が流れ、かに座は母性的で、獅子座には火のようなパワーが与えられている…。西洋占星術によるこの十二星座の特徴をヒロインに活かし、12通りの愛の葛藤を刺激的に描くシティ感覚あふれる恋愛小説集。星占い欄と有名人の星座別一覧も併載。 |
感想 | |
書名 | ベッドのおとぎばなし(文春) |
内容 | ずるいのは男?残酷なのは女?男女の愛に永遠はないというが…ないからこそ、男女の仲はスリリングな方が面白い。人妻やキャリアウーマンの“情事”の周辺を、かなり刺激的、衝撃的に捉えたショート・ストーリィ34篇。 |
感想 | |
書名 | ベッドのおとぎばなし U(文春) |
内容 | 恋は女の必須アミノ酸。これがなくては、生きてはいけない―。男と女が出会う。お互いの流儀をすばやく読み取り、得意技を掛けあう。相手の心とからだとを、どちらが先に所有しうるかに賭けて。恋はスリリングなゲームであり、もしかすると格闘技かもしれない。都会派No.1の森瑶子が贈る、洒脱なショート・ラブストーリー40篇。 |
感想 | |
書名 | 東京発千夜一夜(朝日新聞社) |
内容 | ガラガラの山手線に乗った一郎と友子。電車はトンネルに入ったままいつまでも走り続けている。退屈まぎれに手にした新聞には、先刻まで何のきざしもなかった大事件ばかりが。時間・空間のねじれた不思議な話、背筋も凍りつく不気味な話…貴方の想像力を揺さぶるショートストーリー100編。<上巻> マーケットの入り口で見知らぬ男からお茶に誘われた久子。知らない男から声をかけられるのは初めてではない、あしらい方は心得ているはずだったのだが。男と女の微妙な恋の駆け引き、そしてすれ違い…平凡な日常に起こる有り得ない結末。貴方の想像力を揺さぶるショートストーリー100編。<下巻> |
感想 | |
書名 | 風を探して(中公) |
内容 | 私は来た。風に逢いに。風を探して。サハラ砂漠から吹きこむ熱砂の風のなかに未知の私自身を探して―。カサブランカへ、マラケシュへ、夢に見る再生と新しいなにかとの出逢いを求めてさまよう、女流作家シナの情熱の旅。 |
感想 | 未読 |
書名 | あなたに電話(中公) |
内容 | ベルのむこうの架空のひろがりに、暗い嫉妬が、非情の裏切りが、かわいいウソが、はてしない絶望が、そして、何よりも素敵な愛がある…。電話がつなぐ、あなたのための、12のラヴ・ストーリー。 |
感想 | |
書名 | 渚のホテルにて(中公) |
内容 | 海辺の瀟洒なホテル、鮫鰭亭。女主人夏世、その夫で作家の潮、彼女の愛人である料理人張、潮の先妻の女優麻子…。優雅に、残酷に、もの憂く、誠実に展開される、男と女の愛のレッスン。―愛の輪舞のように、きらめき揺れる恋の心理を描く長篇。 |
感想 | 未読 |
書名 | マイ・ファミリー(中公) |
内容 | イギリス人の夫、三人三様個性的な娘達―。流行作家がハードワークの中で、家族に対する、妻や母としての心情を率直に吐露した好著。友人との出逢い、ダイエットへの挑戦、ストレス解消法など、作家の日常も併せて記し、森瑶子の晩年の姿が鮮やかに浮かびあがる。病床で最期まで綴った愛と別れのメッセージ。 収録:子離れ約束手形/長女の結婚/家族は元気で遠くに/今、女友だちが最高/泣きっ面にハチ/都会離れ/出逢いの不思議/さよならの年/ああ、三日間の9号サイズ/輪廻〔ほか〕 |
感想 | 未読 |
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