林真理子 |
書名 | 胡桃の家 (新潮) |
内容 | 正月に帰省した槙子は、生家が取壊され、テナントビルにされると聞かされた。胡桃の油で磨かれ黒光りする柱を眺め、柱に染みこんだ代々の女たちの思いを思うと、槙子は不意に自分の家を建てたい衝動にかられるのだった。女と家の共生関係を描いた表題作、学生時代の友人への複雑な感情を扱った「女ともだち」、煙草と男への拘りを語る「シガレット・ライフ」など4編を収めた短編集。 |
感想 | |
書名 | 断崖、その冬の (新潮) |
内容 | 西田枝美子は「北陽放送」の看板アナウンサー。「ミス北陽」と謳われた美人である。その枝美子も、今年で三十四歳。冷たく澱んだ北陸の冬は、身辺にも迫ってきた。ラジオへの転属をほのめかされ、孤独を味わう日々。が、そこへ一人の男が現れた。六歳年下のプロ野球選手の志村は、若く荒々しく甘美な情熱で枝美子を虜にする。その冬の終わり、男は枝美子の希望そのものであった。 |
感想 | 未読 |
書名 | 着物をめぐる物語 (新潮) |
内容 | 華やかな歌舞伎座の楽屋に、藤娘の衣裳を着て現れる女形の幽霊。唐子の着物をほめてくれた混血の美青年が戦時中にたどった運命。夫と息子に先立たれた老女が黙々と織る越後上布。男に翻弄されたホステスが遺した大島。老境を迎えた辰巳芸者の着物への執念。畳紙に包まれ密やかに時を刻んでいた着物が、繙かれ鮮やかに語り始める…。縦糸と横糸のあやなす、美しく残酷な11の物語。 |
感想 | 未読 |
書名 | 東京胸キュン物語 (角川) |
内容 | 「若さ」は元気や可能性があって、輝やかしいものだけれど、弱点だってたくさんある。ちょっとした常識を知らず恥をかいたり、将来がきまらず不安定だったり、寂しさになれていなかったり…。まして、刺激が多い都会ぐらしは、快適な一方、孤独感、焦燥感もつのってしまう。東京に住む女の子たちの胸のうちを、軽やかに、巧みに描いた小説集。 |
感想 | |
書名 | 茉莉花茶を飲む前に (角川) |
内容 | 南青山の紅茶専門店「青」は、店主和子を慕う常連のお客が多い。自力で手にした「男と贄沢」を同僚に横取りされてしまったハウスマヌカンの奈々子。待望の新車で大事故を起こすモデルのみちる。憧れのニュースキャスターになって不安に揺れる留美。輝やかしいすはずの若さを前に立ちふさがる冷やかな「現実」をどうクリアすればよいのか―。女主人和子との語らいを糧に、恋に仕事に鍛えられていく、6人の女たちの物語。 収録:第1章 ハウスマヌカンの奈々子/第2章 ナレーターの美樹子/第3章 モデルのみちる/第4章 タイム・キーパーの陽子/第5章 ニュースキャスターの留美/第6章 スチュワーデスの奈保 |
感想 | 未読 |
書名 | 星影のステラ(角川) |
内容 | |
感想 | 未読 |
書名 | 悲しみがとまらない(角川) |
内容 | “悲しみがとまらない”“シングルアゲイン”“駅”等々大ヒットソングをモチーフにした、12のラブストーリー。理想的な恋愛とそれを彩る女友達との過不足ない友情。その両方が備わった、輝やかしい「青春」を得るために、ひたむきさと計算を同時進行させる女の子たちの、小さな戦いの物語。大ロングセラーの待望の文庫化。 |
感想 | |
書名 | 失恋カレンダー(角川) |
内容 | 正月帰省や卒業の新学期、バレンタインとか夏休みとかXマスとか。女の子の年中行事は、恋がめばえたり、深まったりしそうな絶好のチャンス。だけど、あれこれ期待する胸のうちとはうらはらに、いつもその機が裏目に出て、恋がぎくしゃくしてしまう…。移りゆく四季の情景をバックに、恋する娘心の機微と哀楽をたくみに描いた12ヶ月の失恋物語。 収録:1月 帰省/2月 バレンタイン/3月 卒業/4月 エープリル・フール/5月 ゴールデン・ウィーク/6月 常連客/7月 プールサイド/8月 オキナワ/9月 新学期/10月 つるべ落としのキャッツ・アイ/11月 ルージュの伝言/12月 クリスマス・ツリー |
感想 | |
書名 | 次に行く国、次にする恋(角川) |
内容 | 買物めあてのパリで弾みの恋。迷っていた結婚に決着をつけたN.Y。留学先のロンドンで苦い失恋―。少々の嘘も裏切りも遠い旅先ならば許される。そんな解放感にそそられて、恋愛の似合う世界の都市で生まれて消えた、ロマンチックな危うい恋を描いたトラベル小説7編。さらに、初めてのキスのときめき幸福な朝の快楽などをテーマとした恋愛小説4編。わきたつ様々な恋が愉しめる、贅沢なオリジナル文庫。 |
感想 | |
書名 | ローマの休日(角川) |
内容 | 平凡で色あせた日常に光のように射し込んで来た「恋」に酔う18歳の2人は、やがておとずれる中年期や倦怠のことなど思いもよらないことだった―。「いつも2人で」。結婚目前の私、見合いを始める愛子。いくつもの諦めを胸にアトランタへと旅立った―。「風と共に去りぬ」。その他「ローマの休日」「卒業」など12の名画の名場面、名セリフをモチーフにした、映画より心おどらせ、胸つまらせる、私たちの恋愛小説集。 |
感想 | |
書名 | バルセロナの休日(角川) |
内容 | パリでバレエ留学中の安奈は、ある日窃盗事件に巻き込まれる。忌まわしいその体験が甘美に思い出されるのは、その時に出会った美しい男の黒い瞳のせいだ。もう一度会いたい。安奈は彼から手渡された「鍵」を手がかりに、パリからバルセロナへ旅立つ―。光と闇に彩られた「カタロニア」を舞台にくり拡げられる恋と冒険と希望の物語。 |
感想 | |
書名 | さくら、さくら 大人に恋して(講談社) |
内容 | 結婚しない人は恋をすればいい―。別れた男へ電話する予感をここちよく思う女。親友の恋の行方を静観する男。不倫と割り切る寂しさ、恋を恋する喜び。男と女の綾なす恋模様を、ますます円熟味あふれる筆致で描く大人のための十二編の小説集。それは昨日のあなたかもしれないし、明日のあなたかもしれない。 |
感想 | |
書名 | みんなの秘密(講談社) |
内容 | ひそやかな喜びと切なさを描く待望の最新連作集。 |
感想 | 未読 |
書名 | 短篇集 少々官能的に(文春) |
内容 | |
感想 | |
書名 | 怪 談(文春) |
内容 | 結婚を控えた田端と奈穂は、人も羨む似合いのカップル。今日も仲人を頼んだ部長の家で、心尽くしの前祝いをしてもらう。上機嫌で田端がひとり暮らしのアパートに戻ると、差し出し人不明の、粗末な茶封筒が届いている―。表題作ほか、脛に傷もつ男女におとずれる恐怖の瞬間をとらえた傑作短篇が勢揃い。 |
感想 | |
書名 | 満ちたりぬ月(文春) |
内容 | 短大時代の友人絵美子は、優しい夫と結婚し幸せな家庭生活を送っていた。その間、圭は歯をくいしばって働いた。そして34歳の今、家庭と共にすべてを失った絵美子の目には、圭がようやく手にしたイラストレーターとしての成功が羨ましく映り始めた。幸福な家庭と充実したキャリア。女の幸せはどちらにあるのかを問う意欲作。 |
感想 | |
書名 | 最終便に間に合えば(文春) |
内容 | OLから造花クリエーターに転進した美登里は、旅行先の札幌で7年前に別れた男と再会する。空港へ向うタクシーの中、男は昔のように美登里を誘惑してくるが…。大人の情事を冷めた目で捉えた表題作に、古都を舞台に齢下の男との甘美な恋愛を描いた「京都まで」の直木賞受賞2作品他を収録する充実の短篇集。 第94回直木賞受賞作 |
感想 | |
書名 | 不機嫌な果実(文春) |
内容 | 三十二歳のヒロイン、水越麻也子は、結婚六年目の夫に不満を抱き、昔の恋人野村と不倫の逢瀬を重ねていた。だが歳下の情熱的な音楽評論家、通彦との恋愛で、麻也子は大きな決断を迫られることになる…。「不倫」という男女の愛情の虚実を醒めた視点で描いて一大社会現象を巻き起こし、TV・映画化された、恋愛小説の最高峰。 |
感想 | 未読 |
書名 | 男と女のキビ団子(祥伝社) |
内容 | 我ながらいい男を手にしたもの。久美は思う。格好の結婚相手を見つけ、今日はホテルに披露宴の下見。宴会係の男性と打合わせを終えて一息ついた瞬間だった。「この人は…」久美は愕然とした。この宴会係には見憶えがある。かつて中年男との不倫の日々、このホテルで淫らな時間を過ごしたものだ。その時のフロントマンが彼では。彼はすべてを知っている。 |
感想 | |
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