藤田宜永 Yoshinaga Fujita |
書名 | 奇妙な果実殺人事件(新潮) |
内容 | 植物学者、由里正平の還暦を祝うパーティーが一家眷族を集め白金台の邸宅で催されていた。メイン・アトラクションは正平の末娘が歌う『奇妙な果実』。そのパーティーの直後、次女の菊江が殺されているのが発見される。しかも、その死体の頭には大きなパパイアが被せられていた。続いて起こる第二、第三の殺人―。高踏遊民探偵、黒磯隼一郎が事件の謎に挑む。 書下ろし長編ミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | 壁画修復師(新潮) |
内容 | フランスの田舎町に滞在して、教会の壁面を覆う中世フレスコ画の修復に打ち込む日本人男性アベ。孤独の影を宿した寡黙な彼に、町の男たち女たちは、胸の裡に秘めた暗い情熱をいつしか披瀝するようになる。時には静かな傍観者となり、時には神父のように人々の告解に耳を傾けるアベは、壁画のみならず人間関係の修復にも手を貸すことになるが…。人生の哀歓溢れる5つの連作短編。 |
感想 | 未読 |
書名 | 鼓動を盗む女(集英社) |
内容 | その頬を胸に当てて甘える。すると鼓動を盗まれ、心臓が停止する。若いブロンドの髪の愛人はそんな魔性の女だった。苦悩する老人を襲ったものは?また、死者から届けられた潜水服、巨大な妖虫に愛された青年、復元されるのを待つ白骨死体、人の皮膚を求める手袋、虚空をさまよい続ける幽霊など、サイコホラーからスプラッタまで、さまざまの怪異の極北に挑む10編。 |
感想 | 未読 |
書名 | はなかげ(集英社) |
内容 | 人生は四季のようなもの。その折々にはいつも花の香があった。灼熱の陽光にはえる赤いハイビスカスと初恋の記憶。紫の藤棚だけが見ていた逢い引きと邂逅。黄色いツリフネソウを眺めて最後の恋の予感に怯えて燃える女。過去の想い出をひきずり、残りの未来に指を折る、いとしい男たちと女たち。新直木賞作家藤田宜永が、哀歓をこめて贈る恋愛小説の精髄7編。 |
感想 | 未読 |
書名 | 樹下の想い (講談社) |
内容 | 男と女の二十余年。秘めた想いが実を結ぶとき…。花材職人と華道家元が花木に託す熱情の過去。著者初の意欲的長編恋愛小説。 |
感想 | 未読 |
書名 | じっとこのまま (文春) |
内容 | 『可愛いベイビー』が街に流れていた夏、結婚の約束をした女は、他の男と逃げてしまった。それから三十年を経て、突然現れた女。時を越え、忌まわしい秘密が明らかになってゆく…。戦後を生きた男たちの喪失の悲しみを、乾いた叙情で描き出した六篇。馴染み深いメロディにイメージを託した感動の作品集。 |
感想 |
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