泡坂妻夫 |
書名 | 泡坂妻夫の怖い話 (新潮) |
内容 | 夫の態度が急に変わったのは浮気、それとも?美人女優とキスした夢から喜んで目覚めると…!終電間際の駅で連続して死傷事件が起きた理由は?添加物に汚染されていない究極の自然食品を探したら…。ドキドキするような艶っぽい話から、ゾッとするような日常の恐怖まで、それぞれ鮮やかな手品のようにトリックを効かせたショート・ショート集。一日一話で一ヵ月を愉しむ全31篇。 |
感想 | 一部既読 |
書名 | 蔭桔梗 (新潮) |
内容 | 紋章上絵師の章次のもとに、かつて心を寄せあっていた女性から、二十年前と同じ蔭桔梗の紋入れの依頼があった。その時は事情があって下職に回してしまったのだが、それは彼女が密かな願いをかけて託した紋入れだった…。微妙な愛のすれ違いを描き直木賞受賞作となった表題作「蔭桔梗」。下町の職人世界と大人の男女の機微をしっとりと描いた11編の作品を収録した珠玉の短編集。 直木賞受賞作 |
感想 | 未読 |
書名 | 黒き舞楽 (新潮) |
内容 | 東京郊外の都市で一刀彫りの郷土人形を作る旧家に嫁いだ女性が次々に不審な死を遂げる。最初の妻は交通事故に遭って家に戻ったその晩に、二番目の妻は心臓発作で急死。どちらの場合も夫は不在だったという。その家には江戸時代から伝わる美しい浄瑠璃人形があり、それにはただならぬ因縁が絡んでいるらしい…。謎と官能に彩られた男女の異形の愛を描きだした禁断の恋愛ミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | 恋路吟行 (集英社) |
内容 | 不倫に傾く心、夫婦の間で複雑に絡む殺意…情念と事件が、能登を巡る2泊3日の俳句の旅に収斂する「恋路吟行」。安政の大地震以後、ある男のために数奇な運命の転変を味わった女が、大正の大震災の最中に初めて気づいたこととは…「るいの恋人」。縫紋屋の男が恋い慕った母と継母の秘密を、戦中戦後の混乱した世相を絡めて描く「子持菱」。恋、そして人生の深淵を覗かせるミステリー傑作集。 |
感想 | 未読 |
書名 | 旋 風 (集英社) |
内容 | 若き柔術家・織口哲が鹿児島から上京し一週間、何者かによって睡眠薬を嗅がされ山間の崖から突き落とされた。九死に一生を得た哲は、自らの手で犯人を捜し復讐を誓う。謎あり、恋あり、決め技あり、そしてどんでん返しも…。著者新境地の青春アクションミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | 毒薬の輪舞(講談社) |
内容 | 青銅色の鐘楼を屋根にいただく精神病院に続発する奇怪な毒殺事件。自称億万長者、拒食症の少女、休日神経症のサラリーマン…。はたして殺人鬼は誰か?患者なのか、それとも医師なのか?病人を装って、姿なき犯人の行方を追う警視庁の名物刑事・海方の活躍。全編、毒薬の謎に彩られた蠱惑的ミステリー空間。 |
感想 | 未読 |
書名 | ゆきなだれ(文春) |
内容 | 老舗の和菓子屋に入り婿してから20年余、女房に先立たれた男が昔、修業時代に愛した年上の女を偶然見つけた。彼女はかつて一度彼に身を任せたきりで、どこかへ去ってしまったのだ。そしていま長い歳月をへだててめぐり会った二人の周辺に謎めいた出来事が。男女の機微をミステリアスに描く八篇の佳品。 |
感想 | |
書名 | 砂のアラベスク(文春) |
内容 | 旧友を訪ねるため、カサブランカ行きの飛行機に乗った片島は、機内で日本語が堪能なフランス人女性エレーヌと知りあう。そして古都マラケシュでの偶然の再会。片島はエレーヌに心を奪われ、ふたりは甘美な一夜を過ごす。翌日、片島は見知らぬ男から狙撃されて重傷を負う。輻湊する愛の行く末を描く四篇。 |
感想 | 未読 |
書名 | 花嫁は二度眠る(光文社) |
内容 | 山形県米沢の旧家蘇芳家の当主カナが二度殺された。喜寿の祝いの夜、犯人はカナを絞殺し、翌朝、さらに鴨居から吊ったのだ。半年後、事件の目撃者・富樫幹夫が結婚式を挙げるのと同時に、挙式予定の従妹・貴詩が、その前夜、死体となって発見された。鬼才が放つ奇抜なトリックと斬新な構成で描く本格推理の秀作。 |
感想 | 未読 |
書名 | 砂 時 計(光文社) |
内容 | 親友に“離婚した女と一緒になってくれ”と頼まれたら…?二見幸夫は、能勢陶吉の頼みを断われず、彼の元妻・波妙と奇妙な同居生活を始める。半月後、能勢は殺人容疑で逮捕された。波妙は「計画的犯行だった」と二見に告白。親友の確信犯的殺人の背後には何が…!?(表題作)紋章上絵師、仕立職人、奇術師等―奇才が仕掛けた綺羅星の如きトリック。哀歓漂う傑作選。 |
感想 | 未読 |
書名 | 弓形(ゆみなり)の月(双葉) |
内容 | 劇団の女優五月は誤配された速達が縁で同じマンションの弓子を知る。弓子はちょっとボーイッシュな娘で、お礼にとJリーグの切符を差し出した。その贈物もさりながら、五月の目を惹いたのはその速達が封も切らずに捨てられたことだった。次の日路上で若い娘とキスしている弓子を目撃。男、女、両性具有、妖しい混沌の世界が展開する幻想ミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | 花嫁のさけび(ハルキ) |
内容 | 「わたし、本当に今幸せなのよ。これ以上、何もいらないの。早馬さんだけがいればいいの」―映画スター・北岡早馬との結婚で伊津子は幸せの絶頂にあった。しかし彼女を迎え入れた北岡家の人々は皆、早馬の先妻・貴緒のことが忘れられぬ様子であり、最愛の夫もその例外ではなかったのだ。謎の自殺を遂げたという貴緒の面影が色濃く残る邸で、やがて悲劇の幕が切って落とされる…。技巧の限りを尽くした本格ミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | 妖女のねむり(ハルキ) |
内容 | 大学生・柱田真一はある日、反故紙の中から樋口一葉の遺稿らしき紙片を見つける。真贋を確かめるべく上諏訪へと向かった彼の前に現れる謎の美女・長谷屋麻芸。彼女に既視感(デジャヴュ)を抱いた真一に麻芸は驚くべき事実を告げる―二人は前世で恋人同士だったというのだ!輪廻転生に彩られた神秘的な恋はやがて悲劇を迎えることになるのだが…。絢爛たる幻想の長篇ミステリー。 |
感想 | 未読 |
書名 | 乱れからくり(創元推理) |
内容 | 玩具会社の部長馬割朋浩は降ってきた隕石に当たり命を落としてしまう。その葬儀も終わらぬうちに彼の幼児が誤って睡眠薬を飲んで死亡する。さらに死に神に魅入られたように馬割家の人々に連続する不可解な死。一族の秘められた謎と、ねじ屋敷と呼ばれる同家の庭に造られた巨大迷路に隠された秘密を巡って、男まさりの女流探偵と新米助手の捜査が始まる。 日本推理作家協会賞第31回受賞作 |
感想 | 未読 |
書名 | 湖底のまつり(創元推理) |
内容 | 傷ついた心を癒す旅に出た香島紀子は、山間の村で急に増水した川に流されてしまう。ロープを投げ、救いあげてくれた埴田晃二という青年とその夜結ばれるが、翌朝晃二の姿は消えていた。村祭で賑わう神社で、紀子は晃二がひと月前に殺されたと知らされる。では昨日、晃二と名乗っていた人物はだれか。読む者に強烈な眩暈感を与えずにはおかない泡坂妻夫の華麗な騙し絵の世界。 |
感想 | 未読 |
書名 | 亜愛一郎の狼狽(創元推理) |
内容 | 『11枚のとらんぷ』を筆頭に、『乱れからくり』等数々の名作でわが国推理文壇に不動の地位を築いた泡坂妻夫が、この一作をもってデビューを飾った記念すべき作品―それが本書冒頭に収めた「DL2号機事件」である。ユニークなキャラクターの探偵、亜愛一郎とともにその飄々とした姿を現わした著者の、会心の笑みが聞こえてきそうな、秀作揃いの作品集。亜愛一郎三部作の開幕。 収録:第1話 DL2号機事件/第2話 右腕山上空/第3話 曲った部屋/第4話 掌上の黄金仮面/第5話 G線上の鼬/第6話 掘出された童話/第7話 ホロボの神/第8話 黒い霧 |
感想 | 未読 |
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