〜のんき熊の写真の楽しみ方〜
(4)デジタル写真と銀塩写真について 最近、デジタルカメラが大ブームになっていますね。一方、今まで普通のカメラで写真を撮ってきた人の中には、「デジタルは写真にあらず」と言う人や、逆に「銀塩写真(注)はあと5年で終りだ」と言われる方など、様々です。現時点では、カメラの売上を見る限り、デジタル写真の圧勝のようで、銀塩写真は押されっぱなしです。 で、のんき熊はどう考えるか。銀塩、しかも自家現像の白黒とくれば、デジタルカメラなんか目の敵にしているのでは、と、皆さんきっと考えていらっしゃるでしょう。 私の考えるデジタル写真と銀塩写真の関係は、以下の通りです。 @画質については、まだ銀塩写真が上です。ただ、銀塩写真の能力を引き出す現像屋さんが少ないので、今の銀塩写真はその能力を十分発揮していません。 |
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Aコスト、保存性はどっちもどっち。銀塩写真はフィルム代、フィルム現像代がかかるけど、デジタルは高いパソコンを買う必要があります(カメラとプリンタとを直結できるものもありますが)。また、インクやペーパーが意外と高かったりします。銀塩写真はカビが大敵で、デジタルは、ハードディスクのクラッシュが大敵。またデジタルの場合、今あるファイル形式が10年先にも存続している保証はありません。 Bデジタル写真は、ディスプレイ上で何かを表現する場合に最も適切な媒体であり、紙に焼いて見せるのであれば、銀塩写真のほうがはるかに便利です。デジタル写真を現像屋へ持ちこんで紙に焼いてもらう人が多いですが、だったら銀塩写真で撮ったほうがかえって楽だと思います(デジカメと写るんですを比較するとわかると思います)。 |
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デジタルとアナログ、それぞれの特性を掴んで、楽しく使い分ければいいのでは? | |
私は、デジタル、銀塩どちらも面白がって使っています。ただ、銀塩写真の持つ、錬金術師的ないかがわしさに、より多くの面白さを見出してしまったため(笑)、現在は銀塩写真が中心になっています。 デジタルか銀塩か、という二者択一ではなく、それぞれの特性を把握した上で、表現の手段としてどちらも大いに利用すればいいのではないかと思います。 注)フィルムに含まれた銀の化学反応で画像を作り出すため、従来のフィルムを使う写真をこのように表現するようです。 |
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