演じ屋の軌跡 サントラWORLD 主力会近況 演じ屋公式HP
― この世はドラマに満ちている ―
主力会 製作の「演じ屋」は、自主制作映画界 初の試みである全九幕の連続ドラマです。
2001年、4/28… 壱幕・弐幕の参考上映が下北沢にある短編映画館トリウッドで行われた。
トリウッド史上最多の 313人を達成!ロードショーの権利を獲得する。
ところがその矢先…「演じ屋」の大切な上映場所である「トリウッド」が動員数の伸び悩みによる
経営難の為に、
閉館の危機に追い込まれてしまう…。自主制作映画を本気で応援してくれる
日本でただ一つのミニシアターの危機… 誰もが信じられないような気持ちだった。
「6月、1ヵ月間の動員が 3000人に届かなかった場合には 8月をもって閉館」
その決定は衝撃的だった。「トリウッド」が無くなってしまう…。
それは九幕まで続くはずの「演じ屋」の発表の場も永久に失われてしまうことを意味していた。
そんなことがあってはならない…。
全国の演じニア(=演じ屋ファン。今井さん命名)が「3000人」を目指し、立ち上がった。
各々が自分に出来る方法で、この危機を乗り越えようと努力を始めた…。
奇しくも6月には「演じ屋」のロードショーが予定されていた。
だが初日である 6/16、その時点での動員は僅か 500人。残り2週間で 2500人…。
1回の入場者数が 50人であるトリウッドにとって、それは途方もない数字だった。
「演じ屋」以外の作品での動員も伸ばさなければ、到底届かないであろう数字…。
「演じ屋」の動員も、初め予想に反して苦戦した。だがキャストの方々も決して諦めなかった。
ロードショー特別企画として、「演じ屋mini」というオマケ映像を上映したり、劇中で使用したグッズの
オークションやトークショーを行うなど次々と魅力的な企画を実践し、動員を伸ばしていった。
そして6/29… ちょうど「演じ屋」が上映されている回に於いて、ついに
3000人を達成、
トリウッド閉館の危機は回避された…!それは本当に感動的なドラマだった…。
だが、これで問題が全てクリアされた訳ではない。相変わらず自主制作に対する認識は低く
動員も芳しいとは言えない。それでも「演じ屋」がジワジワと
新しいファンを獲得していくのにつれ、
確実に何かが動き出しているのではないかと思う!
不可能を可能に変えてしまうエネルギーが「演じ屋」にはある。
何かと夢を見ることが難しく、熱を失いがちな現代の風潮の中で、上手く言えないけれど
もう一度、何かを信じてみよう…。
そんな気持ちにさせられた人は、きっと私だけではないと思う。
「演じ屋」 に出逢うことが出来て、本当に良かった…!!
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このドラマの主人公は、本名も年齢も分からない謎の男…。
依頼主の要望によって、どんな人間にもなってみせる 「演じ屋」 を生業としている。
自分が自分であることに疲れていて、常に違う人間になって現実から逃避している。
決して仕事人と言った感じではなくて、あくまでも 「何でも屋」 というのが実態。
「ギャラの交渉さえしっかりすれば、演技なんてどーでもイイんだよ。」
…と、かなり投げやりな態度。 仕事の依頼もコンスタントに入って来るワケではなく、
食べていくのが精一杯。 それなら一体何故「演じ屋」なんてやってるのか…?
その基本的にして最大の謎は、九幕まで進んで初めて知ることが出来るのだろうか…?
「演じ屋」の世界にどっぷりと浸かってしまった今となっては、その答えが分かるまでは
「演じ屋」から片時も目が離せない! …そんな気分ですv
+++ CAST +++ | |
笠原 紳司 | 演じ屋代表・小笠原紳之介 (四幕で本名判明) |
今井 孝祐 | 演じ屋になった好青年・衣笠基樹 (モックン) |
勝村 美香 | 演じ屋に恋人役を依頼する18才・秋吉明香 (はるか) |
重城 一馬 | 柏田美咲のストーカー・本田誠 (まこっちゃん) |
さとう さゆり | ストーカー被害を訴えるOL・柏田美咲 (壱弐・最終幕) |
大塚 治 | 常連客・小野田治夫。演じ屋を居候させてくれた小野口(最終幕) |
倉貫 匡弘 | 警察にマークされている高校生・上川良知(参・四・最終幕) |
北村 法秀 | 麻薬捜査に命をかけている刑事・大越光一(参幕より) |
平林 鯛一 | 上川良知の周辺に現れる謎の少年・芳賀武彦(参幕より) |
高麗 道子 | 演じ屋が住むアパートの大家さん・清川春子(四幕より) |
大竹 志門 | 小野田さんの中学3年生になる息子・武(伍幕より) |
伊藤 信隆 | 謎の行動を取る麻薬取締官・亀井優一(四幕より) |
中村 宏一郎 | 大越刑事と共に行動する刑事・髭田髭男(参幕より) |
松元 義和 | 小野田が再就職を希望していた会社の担当者・鈴木俊雄(伍幕より) |
福永 聖和 | 芳賀武彦に接触する男・川村勇治(伍幕より) |
堀之内 博文 | 川村から封筒を受け取る男・吉澤紀夫(伍幕より) |
倉富 幸洋 | 地下ギャンブルで命を賭ける男・伊川政明(六幕より) |
玉城 ちはる | 「振られる男役」を演じ屋に依頼する女・烏山ちとせ(六幕より) |
花増 顕 | 裏組織で吉澤の右腕となっている男・安西正志(六幕より) |
小川 健 | 地下ギャンブルの現場を仕切る男・小川(六幕より) |
足立 広紀 | 地下ギャンブルの現場周辺を監視する男・毬栗ヨハン(六幕より) |
タモト 清嵐 | 父の帰りを待つ小学生・飯岡典道(八幕) / 代表の子供時代(最終幕) |
村上 里美 | 髭田髭男刑事の恋人・膝枕里美。耳掻き・ヒゲ剃りが趣味?(八幕より) |
松岡 努 | 募金青年(七幕)/ 髭剃りの街頭レポーター(最終幕) |
宇鉄 菊三 | 過去に紳之介の担当医だった精神科医・長堀菊蔵(最終幕) |