※注意
この記事を書いたのは2008年3月11日だが、現在は2008年3月23日の追記に書いた通り修正されている。
つい先日、amazonのアフィリエイトのレポートを見ていて、気づいたのだが、自分のサイトのアフィリエイトを通じて商品を買っても、紹介料は入らない。もしかすると当たり前の常識なのかもしれないが、私と同じく気づいていない人もいるかと思うので、どうなっていてなぜ気づかなかったのかについて書いてみる。
アフィリエイトを通じてamazonのサイトへと行って何か買えば、自分が紹介したものでなくても、普通は紹介料をもらえる。けれども、自分で何か買ったときには、いったん紹介料にプラスされてはいるものの、しっかりとその金額分を紹介料の合計から引かれている。アフィリエイトの状況について確認するアソシエイト・セントラルにログインしてからヘルプを見ると、「支払い」の「アソシエイトリンクの個人使用分の紹介料が差し引かれるのはどうしてですか？」の項目に、「アソシエイトリンクを通じて、アソシエイトメンバーが個人的に注文した商品への紹介料はお支払いしません」と書かれていた。記憶は曖昧だが、アフィリエイトを始めるときに読んだ気はするものの、完全に記憶から忘却されていた。amazonは、なぜこういうことをもっときちんと言ってくれないのかと…。
これは、普通にログインして紹介料のレポートを見ているだけでは気づかない仕組みになっている。アフィリエイトに参加している方ならご存じと思うが、まずログインすると、その月の売上金額や注文・クリック数を記したレポートが確認できる。そして、問題となる売上金額の表示は、月末になるといったんリセットされて、新しい月が始まると０円になる。なので、月末に確認していれば、その金額が紹介料としてプラスされていると普通ならば考えてしまうだろう。少なくとも私はそうだった。ところが、ログイン後のアソシエイト・セントラルの画面の一番上にあるアカウントサービスをクリックして、「支払い履歴の確認」を見ると、次の月の最初に、その確認した金額から自分で買った物はしっかりと赤字で表示されてマイナスにされていることが分かる。つまり、普通にログインして確認しただけでは、たとえ毎日見ていたとしても、分からないというわけだ。
いったんは紹介料にプラスしていて、しばらくしてから引くというのは、誤解されるやり方だと思うのだが。確認のために時間が掛かるのは仕方がないのかもしれないけれど、それならばそれで、何か連絡する方法はある気もする。もしかして、毎月メールで送られてくるレポートに書いてあるのかなと思ったけれども、確認した限りは特に書いていない。ただし、削除したメールもあるので詳細が分からない。だから、この点に関しては、間違っていれば訂正するが、いずれにせよ分かりにくいことには違いない。
というわけで、自分でamazonから何か買うときは、知人のアフィリエイトを通じて買うようにした方がいい。その方がお互いに得をする。まあ、雀の涙程度とはいえ、塵も積もれば…なので(なお、当然のことながら、スタンダードプランからパフォーマンスプランへと変更しておかないと、マーケットプレイスの紹介料をもらえないので変更を忘れずに)。
この際だからついでに、amazonに関する不満を書いておく。
まず、ログオフの明確な方法が分かりにくいこと。自宅などでは別に構わないかもしれないが、外でAmazonを用いたときにものすごく困った。初めは全くやり方が分からなかったので、架空のアカウントをつくって、そこにサインインすることで、自分のアカウントを他人に使われないようにしていた。ご存じの通り、実際には、アドレスやパスワードを何も記入しないでサインインすれば、ログオフできる。サイト上部の「本人ではない場合はこちら」をクリックしてサインインの画面に行き、そのまま何も入力せず別のページをクリックして移動すれば、ログオフできる(そのまま前のページへ戻るだけではダメ)〔2009年10月5日追記：だいぶ前にログオフの方法が簡単になっていたのに、ここの部分を書き直すのを忘れていた〕。この情報をどうやって知ったのか忘れたのだが、すぐに分からないことは確かだ。
あと、アソシエイトプログラムをログオフした際に、通常のamazonのトップに戻るリンクがないこと。そのため、使い方のヘルプを経由してトップページに戻っている。トップページへのリンクを張ることくらい簡単なはずなのだが。
とまあ、amazonは買い物には便利なのだが、細かい使い勝手や使い方の説明の部分には不満がある。ぜひ改善してもらえればありがたい。
〔追記：２００８年３月１４日〕
「自分のAmazonアフィリエイトリンクを友達にプレゼントする」というスクリプトを公開しているサイトを見つけた。
〔追記：２００８年３月２０日〕
最近、気をつけてみていたら、月末に引かれているのではなく、しばらく時間が経ってから(今回は１週間くらい)ログイン後のレポートから引かれていた。したがって、気をつけてみていれば分かるようになっている。それでも紛らわしいとは思うが。
〔追記：２００８年３月２３日〕
さらに最近になって、アソシエイト・セントラルのトップページに、「自己注文の取扱変更に関するお知らせ」と題する以下のような文章が掲載されていた。
運営規約第4項に明記されているとおり、アソシエイト・プログラムではご自身のアソシエイトリンクからの自己注文を禁止いたしております。これまでは該当の注文に関する調整を支払時期ごとに行っており、調整金額を支払履歴に記載しておりましたが、今後につきましては、該当の注文を注文レポート、売上レポートより随時削除させていただくこととなりました。一旦各レポートに計上された商品について、その後削除されている場合は、自己注文によるものとご理解いただきますようお願い申し上げます。
ここで指摘する以前からすでにAmazonに意見が届いていたのか、それともここに書いた文章がきっかけになったのか分からないが(まあ、前者だと思うが)、とりあえずは修正がなされて何より。もし万が一、このサイトを関係者の方が読んでいるならば、上に書いた、ログオフの方法の改善と、アソシエイトからログオフしたときにAmazonのトップページに戻るリンクの追加もして欲しい。
〔追記：２００９年１０月５日〕
本文でも書き直したが、かなり前からログオフの方法が簡単になっている。サイト上部の「本人ではない場合はこちら」をクリックしてサインインの画面に行き、そのまま何も入力せず別のページをクリックして移動すれば、ログオフできる。なお、この際に単にそのまま前のページへ戻るだけではダメなので注意。