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Officeダメだしイチャモン集


 私は基本的にプライヴェートでも仕事でも一太郎を使っている。しかしながら、世の中の趨勢はどうやらWORDらしくて、仕事上のファイルのやりとりでWORDを使わざるを得なくなっている。ところが、WORDの使い勝手は非常に悪い。にもかかわらず、WORDの使い勝手の悪さについて、書いてある文章をあまり見たことがないのだ(真剣に探したことがないので、もしすでに書かれているならば、自分自身の浅はかさを暴露することになるのだが。なお、もしそういう文章があれば教えてやって下さい)。
 というわけで、WORDの使いにくい部分、ついでにOFFICE全体の使いにくい部分もつらつらと書いていってみる。願わくば、この弱小サイトの文章が、マイクロソフトの開発者の目に留まって、改良がなされんことを(なお、私はOFFICE 2000を使っているので、すでにOFFICE XPでは改良されている場合もあるかもしれない。そのときには訂正しますので、ご指摘のほどを)。



行頭の勝手な字下げ(2003年11月23日)
 〔補足1(2004年10月12日)〕
 〔補足2(2008年8月20日)〕
脚注エリアをいちいち閉じるな(2003年11月23日)
なぜ文末脚注の数字の種類の設定をユーザー設定でデフォルトに出来ないのか(2003年11月23日)
WORDとEXCELのプログラムの終わらせ方の微妙な違い(2003年11月23日)
ファイルを閉じたときのカーソル位置を記憶しろ(2003年12月13日)
段組にしたときのカーソル移動の不便さ(2003年12月13日)
ページ設定で自由に紙の大きさを設定させろ(2003年12月18日)
勝手にクリップボードのツールバーを表示させるな(2004年1月11日)
 〔補足1(2009年3月9日)〕New
印刷時のページ設定における不便さ
(2004年10月19日)
 〔補足1(2008年9月1日)〕
 〔補足2(2008年9月19日)〕
文字カウントの謎(2006年2月20日)


行頭の勝手な字下げ

 初期設定で勝手に行頭の字下げが行われるのは何とかならないのか。しかもオートコレクトの設定で字下げのチェックを外しても、まだ字下げされる場合がある。これは本当にやめてほしい。なぜかというと、行頭のスペースのポイントのサイズを変えることによって、微妙に文字の位置を変えたいことがあるから。行頭の字下げがされてしまうと、これが出来ない。しかも上に書いたようにオートコレクトのチェックを外してもこうなってしまうのだから、別のところでスペースを打って、それを行頭にコピペするという不便きわまりないことをせざるを得ない。初期設定でそうなっているのはともかく、チェックを外したら速やかに全文書に反映してほしい。ちなみに、字下げの設定がなくなったら、そこの部分をスペースに変えることをしてもらわないと意味がない。

補足1(2004年10月12日)〕
 あるパラグラフを2つに分割するために文章の途中で改行して、その改行した行の文頭でスペースを打つと、たとえオートコレクトで字下げのチェックをオフにしていても、どうやら勝手にインデントをしてしまう仕様のようだ。これは不便きわまりない。何とかしてくれ。

補足2(2008年8月20日)〕
 これに関する解決法を見つけて、そのまま放置していた。メニューバーで[ツール]→「オートコレクト]を選択して、「編集と日本語入力」タブ(WORD200以降では「入力オートフォーマット」タブ)を表示させ、「Tab/Space/Backspaceキーでインデントとタブの設定を変更する」のチェックを外せばよい。もうちょっと、分かりやすくできないものだろうか…。


脚注エリアをいちいち閉じるな

 脚注付きの文章を下書き形式で打っているとき、普通は脚注エリアを表示させて打っている。表示形式を下書きにしていれば、脚注エリアを下部に表示させて本文と脚注を同時に参照しながら編集が出来るので便利だからだ。これは当然あるべき機能で誉めることでもない機能。ところが、表示形式を印刷レイアウトに変えてしまうと、もう一度下書き形式に戻したときにはこの脚注エリアがクローズされてしまって、わざわざコマンドによってもう一度開かなければならない。勝手に閉じるな。それぐらいの設定は保存しろ。同様に、一端ファイルを閉じてもう一度開くと、脚注エリアはクローズされてしまっている。頼むから以前の設定をきちんと反映するような設定にしてくれ。


なぜ文末脚注の数字の種類の設定をユーザー設定でデフォルトに出来ないのか

 これは細かいことだけど、ユーザーが自分にあった設定にしにくいことの一例として書く。WORDでは文末脚注と脚注を別々に打つことが出きる。これは一太郎にない機能であり、それなりに便利かもしれない(この両方を1つの文章で使う人がどれほどいるのか、という問題はとりあえずおいておく)。ところで、私は文末脚注を使うことの方が圧倒的に多いのだが、文末脚注の数字の種類は初期設定でローマ数字になっていて変えられない。文末脚注にいつでも算用数字を割り当てておきたいのだが、そのように設定を変えることが出来ない。おかげで、新しいファイルをつくるごとに設定を変えなければならない。ほら色々な機能があって便利だろう、と機能を付けたのはいいけれど、使い勝手を考えていない悪例だ。


WORDとEXCELのプログラムの終わらせ方の微妙な違い

 WORDもEXCELも、複数のファイルを実行したとき、WORDやEXCEL内にてウィンドウが開かれるのではなく、まったく別のプログラムとして起動する(つまり、WORDやEXCELのファイルを2つ開いたら、タスクバーに別々のタスクとして表示されるということ)。これを終了させるとき、WORDの場合には、一番左上の×印を押すと個々のファイルごとに終了する。ところがEXCELで同じようにすると、タスクバー上にあるすべてのEXCELのファイルが終了してしまう。確かにWORDと違い、EXCELには各ファイルのタブ上に終了させるための×印が付いているが、同じOFFICE系列なのだから、両方とも同じシステムと思うではないか。どちらかに統一してほしい。


ファイルを閉じたときのカーソル位置を記憶しろ

 一度ファイルを閉じたあとにもう一度開くと、必ずカーソルが文書の最初の位置に戻ってしまう。長文の文章の編集をしているときには、すぐに前に打ち終えた箇所から始めたいのに、いちいち自分でその場所までカーソルを移動させなくてはならず面倒くさくて仕方がない。特にワードはジャンプ機能をキーボードで行うときに、キーを押す回数が多いので非常に不便なのだ。カーソル位置くらい記憶してくれ。


段組にしたときのカーソル移動の不便さ

 段組機能を使って段組にしたとき、たとえば横書きの場合にカーソルキーの下を押して移動していると、改段したところでカーソルが止まってしまい、次の段に移動しない。次の段に移動したいときはその段の末尾にカーソルを置き、右のカーソルキーを押す必要がある。確かに、ファイル上で改段していない部分と改段している部分が混在している場合には、このほうが便利かもしれないけれど、そのまま次の段に移動してくれた方が、戸惑わなくて済む。そもそもすべての頁を段組にしているときには、カーソルが移動し続けないのは不便きわまりない。


ページ設定で自由に紙の大きさを設定させろ

 ページ設定で紙の大きさを変えようとするとき、紙の大きさがB4以上に設定できないときがある。初めはこれが何故か分からなくて、自分で紙の大きさの数字をわざわざ打ち込んで設定していたのだが、しばらくしてそのパソコンが使っているプリンターの紙の大きさを越えるものは設定できないことに気づいた。はっきり言って、これほどクソ馬鹿馬鹿しい設定はない。たとえば、大きな紙も印刷できるプリンターのある場所でプリントアウトすることを前提にして、自宅で書類をつくることもあるではないか。そういうときには、初めから用紙設定をB4なりA3にしたいと考えるのが当たり前ではないか。こんなことも考えつかないのは何故なのだろうか? 「あなたのパソコンで使えるプリンターのことを考えて、ページ設定もこちらで制御しますよ。どうです、間違えないでしょう」とでも思っているのだろうか。阿呆が。
 (補足:ただし、B5の2ページ分をB4の紙1枚に印刷することも、印刷時の設定で可能なのだが、B4の横一面に書類を作りたいときもあるので、やっぱり使い勝手が悪いことには変わりはない)

補足1(2008年9月1日)〕

 これに対する解決方法として、B4以上の紙を印刷できるプリンターのドライバをインストールするという手段がある。そうすれば、用紙の大きさをB4以上に設定できるようになるはず(印刷時のプリンターの設定を変更する必要があるかもしれない)。ただし、たいていの場合、ドライバをインストールするだけではなく、実際にプリンターと接続する必要があるので、B4以上の紙を印刷できるプリンターまで持ち運びできなければ、この方法を用いるのは不可能になってしまうのだが。

補足2(2008年9月19日)〕
 補足1よりも簡単な解決方法があった。印刷時のプリンタの「名前」欄を「Microsoft office document image」にして、「閉じる」を押した後だと、紙の大きさはかなり自由に変更できる。


勝手にクリップボードのツールバーを表示させるな

 私は、出来る限り画面を広く表示させたいので、自分にとって必要なものしかツールバーに表示させない。だから、どのようなソフトを使おうとも、基本的にツールバーは一行に必要な機能を詰め込むように設定している。ところが、WORDではコピーを何回かしていると、勝手にクリップボードのツールバーを表示させてしまうのだ。しかも、これを起こらせないように設定することが出来ない。おそらく、色々なものをコピーして張り付けるときには、便利だろうという考えでそういう設定にしたのだろうけど、その設定をオフに出来なければ、単なる親切の押しつけにすぎない。

補足1(2009年3月9日)〕
 マイクロソフトのサポートオンラインに「[OFF2000] Office クリップボード ツール バーが表示されないようにする方法」があった。なお、レジストリを変更する必要がある(参照しながらやれば簡単に出来る)。なお、Office2003以降は、クリップボードが表示されている状態で、「オプション」にある「Office クリップボードを表示せずに格納」をクリックすればよい。


印刷時のページ設定における不便さ

 印刷時にページを特定する際、当然のことながらページ数を打ち込むわけだが、これが全角の数字だと受け入れてくれない。しかしながら、この入力においてはそのファイルの日本語入力の設定をそのまま受け継ぐらしくて、当然のことながら多くの場合、特にテンキーのないノートパソコンの場合はほぼ間違いなく、数字を全角で打ち込むことになってしまう。全角がダメなのであるならば、はじめからそこは半角でしか打ち込めないように設定するぐらいの配慮が欲しいところだ。他のところは過剰なまでに配慮されているのに、こういう基本的なところは使い勝手が悪いのは困りものである


文字カウントの謎

 WORDには文字カウント機能があり、これは文書全体、もしくは選択した範囲内の文字数を数えてくれるものだ。一昔前の一太郎にはなかった便利な機能である。ただし、よく分からないのは、何らかの理由で以前に作成した文書の文字数を数えなければならなくなって、そのようにしたとき、何故か新たに文書が更新されたことになってしまうことだ。
 おかげで、文書を閉じるときに「文書は変更されていますが、保存しますか」と聞かれてしまう。面倒なことだし、更新したファイルを検索してハードディスクや他のパソコンへ移している者からすれば、何の変更もしていないのに、移動するファイルが余計に増えてしまうことになりかねない。なんで、単なる文字カウントが更新項目となってしまうのだろうか?


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