2007年5月の新作アクリル

【工場から工房へ】

 出来上がったサンプルをもう一度確認。

○時代はどこへ向いているのか?
○この商品に時代性を感じるか?
○一人ひとりが手がけた作業のどこに気をつかったか
 社長がひとつひとつチェックします。


ここ2,3年各ブランドが発表する服やバックに「手作り」「手仕事」を打ち出したデザインが目立ちます。

デザインの同質化が進む中 手間や時間のかかる手作業で仕上げられた「自分だけのもの」に
人気が集まっています。

不ぞろいの細工にこそ魅力を感じている傾向が見られます。

【伝統と革新】

1971年創業以来 3代続く アクリル加工業として アクセサリーパーツ

服飾雑貨など数多くの商品を製作してきました。

1993年の改修で最新の設備も導入されたが あくまでも基本は手作業です。 

アクセサリーを製作する型や冶具 などもすべて自社で製作します。

今日の早い流行の流れに商品を供給していくシステム作りなど 高度なコンピューター知識も

必要とし いち早く流行の流れもキャッチしければなりません。

伝統を守りつつ 常に革新し続ける事が大切と考えています。







【受け継がれていく技術】


刃物の研磨など 教えらてすぐにできるものではありません。

デザイン性の追求で 硬いアクリルをいかに細く鋭利にカットする為
超硬の刃物をダイヤモンドホイールで研磨します。

刃物が切れすぎてしまうとアクリルのカット面を痛めてしまいます。


社長が研磨する刃物は金属でありながら
粘り気のある切れ味でアクリルをカッティングしていきます。

この粘り気のある刃物が最終研磨ので仕上げをよりクオリティーの高いものにしています。




【 熟練 】

キーーンと少しかん高い音が ミユキアクセサリーの工場から聞こえてきます。

毎分18,000回転のスピンドルでアクリルを削ったり 抜いたりしています。


この道20年以上のキャリアをもつ工場長は本来金属加工が専門でしたが
今ではアクリルを専門にし アクリルの色や厚みによって
刃物の切れ味の音を感じながら加工しています。

この工場長の指の1本1本に「熟練」を感じます。

厳密にいうとアクリルは色によって硬さが異なります。

白のアクリルは硬く 刃物がもちません。

工場長は人の耳には聞こえない周波数の音でも

聞こえるというか 感じて 刃の切れ味をチェックしながら加工しています。



一見同じようなラメにもこれだけ種類があります。

もちろん素材によって加工方法もかわります。





【 需要にこたえる 】

クオリティーを維持させる為 月間予定の生産数を越えるような受注は
控えなくてはなりません。

服飾パーツは2年先を読んで開発しなければなりません。

デザイナーの漠然としたイメージを具体的に詰めていくという作業も
大変時間のかかる作業です。

こうした目に見えない時間も非常に大切と考えます。

何度も何度も試行錯誤を繰り返し 服やバック アクセサリー  靴などのを
引き立たせるパーツ作りに情熱を注ぎ込んでいます。

量から質に変化する中 私たちも 工場から工房に変化しているように思います。

今月の新作


 

   





  

  














今回もいつもの通り 色  柄  サイズは自由 お客様のコンセプトに合わせて仕上げます。




※ これらの商品は弊社とお取引お客様へのご提案商品です。
   一般発売 または 商品のご依頼は 現在のところ受け付けておりません。


    (小人数な工房の為 手が回らないのでご理解ください。) 

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