初めてのお留守番

 

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<仲良くお留守番できたかな?>

夫にタッペイを見てもらって友人の結婚式に出席した。

午後3時から9時までの6時間。こんなに長い時間タッペイと離れるのは初めてだ。外出している間に授乳を1回してもらう。これはかなりの冒険。

一度泣き出したら、抱っこしても哺乳ビンで搾乳(母乳をあらかじめ搾っておくこと)を飲ませても泣きやまないだろう。泣いて泣いて夫の手には負えないだろう。たぶん、すごく泣く。タッペイも夫もぐったりするはずだ。

出席するかどうか悩んでいろいろな人に相談した。子育ての先輩たちは「ダンナさんが見てくれるというならぜひ見てもらうべきよ、なかなかそう言ってくれるダンナさんはいないんだから。お母さんにとってもいい機会だから行きなさい」と言う。私が帰るまで飲めないかも知れないという不安もあったが、「これだけ太っていれば1回くらい飲まなくても大丈夫よ」と言われた。確かにこれだけ蓄えていればお腹が空いて死ぬことはないだろう。

新郎新婦は、子連れのために披露宴会場のホテルにチビッコを預かってくれる部屋を用意してくれていた。ベビーシッターさんもいてくれるそうだ。タッペイ以外に預かられるチビッコもいるらしい。でもタッペイは、ベビーシッターさんがいても泣き続けるだろう。それに往復の移動といつもと違う環境に戸惑うだろう。どうせ泣くなら夫と一緒に家にいてもらったほうがいい、夫は泣きやまないからと言って布団でぐるぐる巻きにしてしまうような人ではない、と信じて家に置いて行くことにした。

出席したからには心配せずに楽しもう。なつかしい学生時代の友人・先輩と会って、おいしい料理を全部食べて、きれいな花嫁さんとかっこいい新郎におめでとうを言って、最後の記念撮影まで楽しんで、そして帰宅した。

予想したとおりタッペイは泣き疲れて寝ていた。「泣き疲れて寝る」、言葉で言うのは簡単だけど、これにつきあうのは大変だ。抱いても泣く、おどけてみせても泣く、母乳を飲ませようとしても泣く、ゆりかごに乗せて揺らしても泣く、何をしても泣くのはわかっているけど、放っておくことはなかなかできない。泣き声はどんどん激しくなって、のどを震わせて声を枯らして泣くのだ。聞いているだけで切なくなる。よほどの神経の持ち主でないと、赤ちゃんの泣き声の中で平静を保っていられない。だけどどうすることもできずただただ疲れて眠ってくれるのを待つ。この時間がつらい。

私がいない6時間のうち、最初の2時間は機嫌良く遊んでいて、次の2時間は眠っていて、最後の2時間は泣きつづけた。哺乳ビンを口に含ませようとしても体を反らせていやがり、ほとんど飲めなかったそうだ。

子連れで出席していた人が2組いた。結婚式のチビッコは、なぜかいいところで声をあげたりぐずったりする。お父さんとお母さんがあやしたり外に連れ出したりしていた。これはこれで大変。ゆっくり料理を楽しむこともできない。子どもを預けて心配しながら出席した人が私のテーブルにふたり。それに恐らく預けることも連れて行くこともあきらめて欠席した人がいただろう。近くにいつも見てくれるおばあちゃんのような人がいないと、母親の外出はなかなか大変だ。でも今だけ、今だけ。

タッペイのお留守番はまずまず成功と言っていいと思う。こういうことを繰り返して、父親も子どもも母親がいないときどう過ごせばいいかわかってくるはずだ。

それにしても、久しぶりにおめかししてのお出かけは楽しかった。招いてくれた新郎新婦に感謝。

そして、お父さんお疲れさま。またお願いしますよ。

 

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