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<プヨプヨの腕にブチュッと・・・> 3ヶ月を過ぎて1才になるまでに受ける予防接種はかなり忙しい。 BCGが1回、ポリオ(ワクチンの経口投与)が2回(1才半まで)、三種混合(百日せき、ジフテリア、破傷風)が3回。それぞれ間隔をあけなければいけないので、ほぼ1ヶ月に1回くらいの気合で臨んでも、実際には体調が悪かったり、天気が悪かったりするので、そんなに余裕はないという印象だ。ちびっこもそれなりに忙しい。 初めてBCGの予防接種に行った。ツベルクリン反応の注射をして2日後に陰性だったらスタンプ方式のBCGを接種する。注射の跡が9mm以下だとBCG接種、それより大きければ接種はしない。小学校くらいのときに、定規で測って「受けなくていい!」とか騒いだ記憶がある。あれかー。 まずは判定のための注射。注射は血管に刺すものだと思っていた。肉でプヨプヨの赤ちゃんの腕の血管ってどうやって探すんだろう、きっとプロの技があるに違いないと思いながらタッペイを連れて行った。 問診を受けてお医者さんの前にタッペイを抱きかかえて座らせる。左腕をつかまれ、おもむろにブスッと針を刺された。「血管は?血管は??」と思っていた私の予想はあっさり裏切られた。なんだこりゃ、どこでもいいの? なーんだ、期待外れ。 タッペイは針を刺された瞬間に泣き始めた。「大丈夫よー」と、つい体を揺すってあやしてしまったら「動かないでしっかり押さえて」と怒られた。そりゃそうだ。危ないもんね。あー、でもかわいそう。痛いよねー。なんか手塩にかけて育てた娘をどこかのオトコに取られた気分。涙が出そうになった。 2日後に注射の跡を判定してBCG接種。今度は聴診器を当てられ、口の中を覗かれた。このときお医者さんが「はい、アーンして」と言いながら懐中電灯のようなもので口の中を照らそうとしたら、タッペイが大きく口を開けた。看護婦さんが「あらー、じょーずにアーンできるのね〜」とほめてくれた。ホントは懐中電灯を食べようとして口を開けただけなのにね、ラッキー。スタンプを左肩にブチュッと押して一瞬で終わった。やっぱりまた泣いた。 終わってみればなんてことないけど、針を刺されるのは痛そうだ。体のためとわかっていても、かわいそうな気がする。この現場を見なくて済む父親はずるい。 家の前で、5才と2才の男の子のお母さんに会ったので、「予防接種に行ってきたら、かわいそうで涙が出そうになったよ」と話した。そしたら「でもヘンな話、これくらいのときの方がわけわかんなくていいよ、嫌がるようになったら大変よ」と言っていた。 余談だがこの人はいつも「ヘンな話」というフレーズを使うので、私は「今日も『ヘンな話』出るかな?」と思いながら聞いている。こないだは「自転車の前カゴに子どもを乗せるのはどれくらいから大丈夫?」と聞いたら、「ヘンな話、お座りができれば大丈夫」と言っていた。
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