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<姑と嫁と孫> 出産後、弘子さん(夫の母)が1ヶ月ほど手伝いに来てくれた。 弘子さんは、私のお姑さんにあたる人なので、「お姑さんじゃ気を使って大変でしょう」とよく人から言われた。 お互い、好き勝手なことを言いあっているし、離れて住んでいてお正月くらいしか会えないので、世間一般で言うほどの嫁姑の確執はない(と私は思っている)。 私の母と弘子さんは、全く違うタイプだと思う。典型的な例が食事の用意。 私の実家では、食事時間に遅れたら冷めたご飯を自分で戸棚から出して温めて食べる。 弘子さんは、家族がいつ帰ってきても温かい食事を用意する。 初めて夫の実家に行ったとき、私の母とは全く違う弘子さんを見て、「あー、こういう母親も素敵だなー」と思った。 私は産後ということに甘えてなーんにもせず、弘子さんに家事全般をおまかせして本当に楽をさせてもらった。 夫の子供の頃のことや、子育てに関することなど、話しをしていて楽しかった。 だけど、やっぱり少しだけ気を使ったことはあった。 弘子さんとタッペイと私は川の字になって寝ていた。 新生児の頃は、夜中も2、3時間おきに授乳する。タッペイが「腹減ったー」と泣き出すとき、私には「弘子さんを起こしたら悪い」という気持ちがあり、ちょっと「うえぇ」と泣くとすぐに目が覚めた。 きっと、弘子さんは「そんなこと気にしなくていいよ」と言うだろう。私も「弘子さんは気にする人じゃない」とはわかっている。 でも、弘子さんが帰った今は、タッペイが本格的に泣き出すまで私は寝ていられるようになった。 これだけは、気を使うなと言っても無理だったなーと思う。
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