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2001年05月10日
米ラムバスに350万ドルの損害賠償支払い命令,ラムバスは控訴の構え

 昨日のinfineonを特許侵害で訴えていた裁判の敗訴に続き、JEDECの設計特許を侵害したとしてinfineonが逆提訴していた裁判でまたしてもRambus社が敗訴したようです。
350万ドルという賠償金額が多いか少ないかはわかりませんが、この件に関してはRambus社は即座に控訴したようですね(^^;
ま、昨日も書きましたが、特許はRambus社にとって生命線です。この特許が無効とされると致命的なんですよね。
日本の場合と同じで控訴審でひっくり返されるということもありますが、アメリカの場合上の裁判所に行って負ければ負けるほど賠償金が増えていきますから、このまま敗訴が続くとRambus社は破産の憂き目に会うかもしれません。
この後はさらにMicornや現代との裁判も控えていますから、この1年Rambus社にとっては正念場でしょう。
裁判に負けつづけて特許の有効性すら否定されると、三星やエルピーダ、東芝などのライセンシ企業もライセンスの無効を訴えるかもしれませんしね(^^;


2001年05月09日
Rambus,特許権侵害の申し立て棄却で手痛い打撃
米ラムバスが独インフィニオンとの係争で一審敗訴,控訴へ

 Rambusがinfineonを特許侵害で訴えていた裁判で、米連邦地裁から申し立てを却下されたようです。
ま、Rambusの方は控訴を考えているようですが、これは当然でしょう。
Rambus社は自前ではチップを製造せずに、他社にライセンスして、ライセンス料で稼いでいる会社です。
ライセンスの根幹となる特許侵害の裁判で負けるということは、Rambus社にとって致命的にも等しいものだからです。
収入の道がかなり狭まることになりますからね(^^;
 しかしDDRSDRAMにかかっているロイヤリティが1個約2ドルってのは驚きですね(^^;
PC2100の128MDIMMの値段が8000円弱です。おそらく秋葉のDDRのDIMMに乗っかっているのはRambusと係争中のMicronなどのチップでしょうから、もしRambusが裁判に勝った場合およそ2000円(128MBITのチップ8個x2$x125円計算)ほど上昇する計算になります。
PC800の128MRIMMは大体16000円弱ですから、その差がかなり詰まることになります。
DRDRAMでは数%といわれているロイヤリティに比べて、かーなり高額だということがわかりますね(^^;
Rambusが本気でDDRSDRAMをつぶそうとしていることがロイヤリティからもわかります。


2001年04月09日
128MBを中心に値上がりが続く

 DIMMの値段が先週に続きじわじわと上がってきているようですね。
一時期に比べて10円以上進んだ円安のせいでしょうか?
それと64MBのDIMMの扱いを取りやめるところが増えてきているようです。
さすがにDIMMの主流も64MBから128MBに世代交代が進んだ、ということなんでしょうね(^^;

Intelとメモリ5社の次世代メモリ規格は6GB/secオーバーに

 ADTという次期DRAM規格を決めている団体があります。
ここにはIntelをはじめとして多くのDRAMベンダーが参加しているのですが、初期メンバーの情報以外これまでなかなか情報は入って来なかったんですね(^^;
で、このたび初めてメモリ帯域が6GB/Secという規格を策定途上という情報が入ってきたようです。
6GB/Secオーバーのメモリ帯域ということは現状手に入るDDR SDRAMの高速品であるPC266の2.1GB/Secより約3倍以上、2チャンネルのPC800 DRDRAMでも3.2GB/Secなので約2倍以上というかなり高速な値です。
もっともADT規格のDRAMが出てきた時には数GhzのCPUが当たり前になっているでしょうから、CPUにとってメモリがボトルネックになっている現状とはあまり変わらないとは思いますけど。
 それより気になるのは異なる規格のDRAMが生き残っていくだろう、という予測の方ですね。
SDRAM/DDR SDRAM/DRDRAMという3種が現状でも存在している訳なのですが、 そこにさらにADTを含むいくつかの新規格が乱入してきたりしたら、混乱のもとになるような(^^;
パソコンのグレードによって住み分けが行われるのかもしれませんけど、昔のPCのメモリを新しいPCに使えない、とかいう状況にはならないで欲しいですね。

1NECが米国で700人の人員削減,DRAM事業から撤退

 NECがアメリカでのDRAM事業から撤退のようです。
ここのところの米国の景気後退などで半導体関連各社も厳しい状況のようです。
特にDRAMはベンダー数も多く、PC需要の後退の波をもろにかぶっているというところでしょう。
設計規格の微細化に伴い設備投資がかさむDRAMは、今後世界でTOP3などにいなければ商売として成り立たないのかもしれません。


2001年04月05日
米マイクロンがDDR SDRAMを増産へ,Q4にはDRAM生産の30%を充てる
Micron、DDR SDRAMを増産

 米Micronが2001年度末にかけてDRAM生産量の30%をDDRSDRAMへと振り分けていくようです。
反Rambusの急先鋒の同社のことですから当然の動きでしょうが、DDRSDRAMの先行きが少し不透明な状況ですからどーなんでしょう(^^;
しかもMicronはSDRAMとDDRSDRAMの価格差を0にすると言い切っています。
ですが実際はダイサイズを見てもSDRAMより原価がかかる訳ですから、このPC不況の状況でここまでできるのかどうかが少し心配ですね(^^;
ユーザーとしてはDDRSDRAMの供給量も増え、値段も下がっていくだろうから嬉しいニュースなわけなんですが。


2001年04月02日
急速に値上がり中

SDRAMのDIMMの値段が急速に上昇しているようですね。
主要因はどうやら円安ドル高の影響のようです。
海外市場のDRAMの値段は下落か横ばいみたいですので、どうやらスポット市場での調達が日本円では上昇している、とのことのようです。
円相場の方はなんとも言えませんが、もうしばらく円安方向に振れていくとしたら、メモリを買おうと思っている方が今がかいどきなのかもしれません。
でもなんかDDRSDRAMやDRDRAMはその影響をあんまり受けてないんですよねぇ(^^;
おそらくDDRSDRAMの場合は円安以上にチップ単体の値段が下がっているんでしょうか?
SDRAMは下落しているとはいえ、円安部分を吸収しきれる値段にはいないってことなんでしょうね。


2001年03月29日
アマゾンがメモリを大安売り

 ついにメモリの値段もここまで来たか!?って感じの大安売りです。
1GBのメモリが$19.99ですよ。日本円に直すと2400円ちょっとでしょうか。
今の秋葉だって2400円じゃ64MBのDIMMしか買えないのに、アマゾンは思い切ったことをするものです。
って、実は値段の入力ミスらしいですけどね(笑)
今までも何度かこーいうことありましたが、今回はどーすんでしょう?
この値段で1GBのDIMMを売るのか、ごめんなさいするのか(^^;
でももしこの値段で買えたとしたら、申し込んだ人は大もうけですね(笑)


2001年03月19日
低迷のPC業界についに一条の光……?
メモリ価格の安定で一筋の光明

ようやくSDRAMの値段も下げ止まりつつあるようですね。
秋葉でも SDRAM DIMMの値段は上がってるようですし。
(こちらは円安の影響もあるかもしれませんが(^^;)
今までのDRAM価格の低下は昨年末の年末商戦に売れると思っていたパソコンメーカーが多量にメモリを購入→しかし景気の減退で売れず、大量の在庫となった→DRAMを買うのを手控え、市場にDRAMが溢れた、といった感じのようです。
昨年の部品不足による製品の供給不足の話はいまだ記憶に新しいところですから、在庫を増やしていたことが仇になったのかもしれません。
それがここにきてパソコンメーカーの在庫調整が終わり、ようやく価格が安定した、ということでしょう。
パソコン業界はまだまだ予断を許さないみたいですが、少なくともここしばらくはどこのDRAMベンダーもほっと一息なんじゃないですかね(^^;


2001年03月14日
【DRAM市況】3月になっても下落続く

 SDRAMの値段が3月に入っても下落しているようです。
先月の価格下落の要因はMicronの在庫一掃でしたが、今回は現代がかなりの安値で放出しているようです(^^;
どちらも決算月を迎えて在庫の処分をした、というところでしょうか?
ただこのままずるずると下がるというとそうでもないらしく、そろそろ底値っぽい感じですね。

米Rambusと松下、SDRAM/DDR SDRAMコントローラのライセンスを締結

また一社、今度は松下がRambus社とライセンスを結んだようです。
これで8社目とのことですが実に三星を抜かして7社が日本のメーカーなんですね(^^;
この日本企業の多さはアメリカの会社とアメリカの法廷で特許がらみで裁判をしたくないってことなんでしょうか?
東芝のFDDコントローラの不具合(と呼べるものだったのかどうか・・・)でうん憶ドルもぼったくられましたから、 日本の企業はその辺を恐れているのかもしれないですね(^^;
Micronなどとの裁判でrambusが負けたら、改めてライセンスを結び直せばいいことですし、喧嘩して下手すりゃ高額の賠償金とか、他より高額のライセンス料とか設定されるのは馬鹿らしいといえば馬鹿らしいですしね(^^;
ま、ちょっと弱気ですが、日本の企業らしいかもしれません。


2001年03月09日
RDRAM御三家は1月後半に4iサポートで連携か--波乱のDRAM

やはり昨年後半からのSDRAMの暴落がDRDRAMゆれ戻しの大きな要因となっていたようです。
もともと三星、エルピーダ、東芝はDRDRAMに比較的振れていた立場にいたので、この三社がDRDRAM増産に踏み切るのは特に驚くようなことではないのかもしれませんが、水面下ではいろいろと政治的な駆け引きがあったようですね(^^;
まあ、確かに現状のSDRAMの価格と反Rambusの先頭に立つMicronのDDRSDRAMのSDRAMとの同価格宣伝を見ると、DRDRAMの方が金に成ると判断するのは間違っていません。
intelもP4を今年は積極的に推進するようですし、現状ではP4ではDRDRAM(しかもRIMM2枚必要)しか使えないのですから、昨年に比べてDRDRAMの出荷数が劇的に増えるのは間違いないでしょうし。
ただちょっと気になるのはDRDRAMの廉価版ともいえる4iの存在です。
もともとDRDRAMは帯域幅を稼ぐためにBANKを32個に分けて高速化を計っていたはずなのですが、それを4BANK構成にして、はたしてその高速化の恩恵を100%うけれるのでしょうか?
もっとも単純に4BANK化した訳ではないと思いますので大丈夫だとは思いますが、32BANK構成より遅くなるようならちょっと問題かも(^^;
詳しいデータシートが公開されたらちょっと調べてみようかな?

「Rambus対DDRのメモリー戦争,今年いっぱいは決着つかず」と米データクエスト

さて、次世代メモリと呼ばれるDRDRAMとDDRSDRAMの双方がようやく市場に出てきたところなのですが、この双方のどちらかがいったい次期主要DRAMとなるのか、という点についてはまだ今年一杯かかるとの予測が出ています。
いずれもメモリのボトルネックを解消するために生まれた企画ですが、どちらも一長一短があり、果たしてどちらか一方が生き残るのか、それともすみわけが行われていくのかわからない状況ですね。
ただintelのP4がDRDRAMに主眼を置いていることを考えるとハイエンド〜メインストリームのをDRDRAM、AMDがDDRSDRAMメインの考えなのでメインストリーム〜ローエンドをDDRSDRAMまたはPC133SDRAMとなるのかもしれません。
まあ、DDRSDRAMの方は技術的に問題山積みのようですし、DRDRAMはDRDRAMで新規格(4iや2cannnelRIMM等)などもありますので、どちらかがこければ一方に弾みが付いて・・・って事になりそうですが(^^;


2001年03月08日
MicronのDDR SDRAM/SDRAM同価格戦略でDDR SDRAMにブレーキが--波乱のDRAM

 昨日IntelがDRDRAMに揺れ戻った、ということを書きましたが、どうやらそれに追随した三星、エルピーダ、東芝のDRAMベンダーの方にもそれなりの事情があるようです。
Micronというのは米の最大手のDRAMメモリベンダーですが、それと同時にDDRSDRAMをもっとも推進しようとしている会社で、また反Rambus社の最右翼でもあります。
で、このMicronはDDRSDRAMが市場に出る昨年末以前からSDRAMとDDRSDRAMを同価格で売る、という戦略を立てており、またそれを実行しようとしております。
買う側からすれば次世代のメモリがSDRAMと同等の値段で手に入る、ということで嬉しいことなのですが、これに他のDRAMベンダーが追随しきれない(もしくは追随したくない)という事情があるようです。
特に昨年末からのアメリカのPC市場の減衰でSDRAMの値段が軒並み下がっています。
この値段までくると利益を出せるベンダーはそう多くないでしょう。
このためにプレミアのついた他のDRAMで稼ぎたいというのが大多数のDRAMベンダーの本音ではないでしょうか?
それが次世代メモリのDDRSDRAMであり、DRDRAMであるのです。
ところがMicronはDDRSDRAMをSDRAMと同じ値段にすると声高に叫んでいます。
もともとDDRSDRAMの製造にはSDRAMよりも原価がかかるので、今のSDRAMと同価格にされてしまうとどこも赤字になってしまうはずです。
それなら高止まりしているDRDRAMを作ったほうがDRAMベンダーとしてはいいわけです。
私は以前DDRSDRAMはDRDRAMとSDRAMのちょうど真ん中くらいの値段がいいのでは?と書きましたが、現状のSDRAMの値段から見てもこれくらいが妥当であると思うんですけどね(^^;
さて、今年一年DDRSDRAMとDRDRAMはどうなっていくのでしょう?


2001年03月07日
インテル、今後も『Rambus』メモリ重視を明言
IntelがRDRAM路線に一気に揺り戻し

一時期SDRAM/DDR SDRAMにゆれていたと思われたintelですが、ここに来て再度DRDRAM路線の重視を確認したようです。
ただし完璧にDRDRAM一辺倒というわけでもなくて、来年前半に出る予定の自前のチップセット以前に台湾のチップセットベンダーにDDR SDRAMのチップセットを開発してもらうとのことのようです。
これにはいくつかの理由があると思われます。

1.DRDRAM出荷当時の失敗を繰り返したくない。
 一昨年大々的に売り出したi840がいろいろとトラブルを起こしたのは記憶に新しいところです。
結局このためにIntelはPC133SDRAMの対応を余儀なくされました。
DDRSDRAMもSDRAMの技術の延長上とはいえ、まだ出始めて間も無い技術です。
つまりいろいろと不具合を抱えているかもしれないので、急いでDDRSDRAMに対応させることを控えているのかもしれません。
良くも悪くもDRDRAMはDDRSDRAMに比べて1年以上市場にもまれてきたことがあります。
このため技術的な問題等もかなり改善されててきていることと思われます。
DDR SDRAMはまだまだ出当初のため、何が起こるかわからない、という思いがあるのかもしれません。

2.DRDRAMの技術革新。
Rambus社も高速化のために32bank構成していたDRDRAMの廉価版として4bank構成(つまりSDRAMなどと一緒)の4iと呼ばれる新しいアーキテクチャのDRDRAM規格を作成してきました。
これは高止まりしているDRDRAMの値段を下げようという試みの一環です。(bank数が増えるとどうしてもチップが大きくなり、SDRAMなどに比べて原価が高くなりますので。)
また一枚のRIMMで2つのチャネルが使えるRIMMも開発してきました。
これによって今までP4にはRIMMを二枚挿さなければいけなかったものが1枚ですむようになり、当然P4搭載のPCの値段を下げることができます。
3.思ったよりDDRSDRAMが高価。
 出当初ということもありDDR SDRAMはまだ高いです。
秋葉原のDIMMの値段を見ても、DRDRAMより少し安いくらいです。
Intelの方はDRDRAMとDDRSDRAMの値段がほぼ等価ないしは少し高いくらいならDRDRAMの方が売れると考えているようです。
私はDRDRAMとは違ってSDRAMを作れる能力があるDRAMベンダーならDDR SDRAMを作れると思いますので、いずれ下がっていくとは思うのですけどね(^^;

なんにせよ、今年はSDRAM、DRDRAM、DDR SDRAMの三種のDRAMが存在することになります。
消費者としてはちょっとはた迷惑な感じもしますけど、ちょうど技術の過渡期といった次第でしょうか?

米マイクロンがPentium III向けDDR SDRAMチップセット「Copperhead」を発表

まあ、当然かもしれませんがPIII用のDDRSDRAM対応チップセットのプロトタイプが発表されました。
ただ惜しむらくはPC用ではなくてサーバー用なんですね(^^;
サーバー用にはインテル自体もDDRSDRAMを採用するという話もありますし、あんまりインパクトないです。
PC用だったらかなり面白いことになっていたと思うんですが・・・・。
つくってくれませんかね?(笑)

米Intel,次世代IA-64プロセサの技術を公開へ

上の記事とちょっと関連してますが、Intelの次世代IA-64のチップ『McKinley』の使用が公開されました。
こちらではDRDRAMではなくてDDRSDRAMをメインメモリに据えるというチップセット(870)で発表してますね。
どちらかというとサーバーの方により高価なDRDRAMを使った方がいいかとは思うんですがねぇ(^^;

特許訴訟に臨むRambus――メモリ業界の行方は

 いよいよRambus社がDDRSDRAM陣営のDRAMベンダーに仕掛けた特許訴訟が始まります。
Rambus社の特許は私も一部を見たことありますけど、現在の同期式DRAMにおいては非常に重要かつ基本的な特許です。
純粋に特許侵害の点から言えば、Micronなども負けることはほぼ間違いないでしょう。
新しい技術を編み出したRambus社の技術には畏敬の念を抱きますが、ただやり方については汚い気がしてなりません。
かつてのGIFフォーマットやMP3の特許のように広く標準になるのをまってから特許を主張するサブマリン特許ですよね、これでは。
JEDECというDRAMの仕様を決める団体に一時期でも参加していたのなら、こーいうやり方をしなくてもよかったのでは?と思います。
SDRAMの規格を決める際、Rambusの特許を使用しないと規格自体がなりたたないので特許料を払って使用する、とでも決まっていたならここまで嫌われる会社にはなっていなかったとおもうんですけどねぇ(^^;
私的にはメモリ業界にMSやIntelのような存在を作らないためにも、裁判では無条件勝訴、とならないことを期待したいものです。


2001年01月18日
2001年はRDRAMが飛躍する?!

昨年後半のSDRAMの大幅な下落がRDRAMの救世主になるかも?というお話です。
いくつかの理由が挙げられています。
1つは米国、というか世界的なPC市場の停滞を受けてIntel社がPentium4(P4)への移行を早めるというものです。
Interl社は昨年末くらいまではpentiumIII(PIII)とP4との生産量のクロス点は2002年といっていたはずなのですが、昨年来の世界的なPC市場の停滞により余った生産能力をP4に振り分け、利益率を犠牲にしても市場シェアの確保に走るだろうと予測されています。
ということでP4の出荷量が大きくなると、現状P4にはi850というRDRAM専用のチップセットしか出ていませんから必然的にDRDRAMの需要が伸びるという点。
(i850はデュアルチャネル構成のため、P4出荷量の倍、DRDRAMは売れることになりますから。)
2つめとしてはメモリベンダー側の事情が上げられます。
現在の主力である128MBITのSDRAMはかーなり価格が下がっています。
たとえばPC133 128MB DIMMには8個の128MBITSDRAMが載っています。秋葉あたりでのDIMM販売価格が5000円ということは1個の値段は600円以下(5$〜6$)でしょうね。
この値段で利益が出せるメモリベンダーはそう多くないでしょう。
ということは高止まりしていて利益率の高いDRDRAMに生産能力を振り分けてもおかしくありません。
128M RIMMは秋葉で大体20000円くらい。こちらも128MBITのDRDRAMが8個載ってますから、一個の値段は2000円程度。
SDRAMの倍のコストがかかってもじゅーぶん元が取れる計算になります。
頼みのDDR SDRAMもSDRAMに比べてプレミアが低い(さすがに数が少ないので秋葉での値段はDRDRAMと同等くらいですが)、というかつけないようにするらしいので(^^;
というかDDR SDRAMはDDR陣営の方がSDRAMと同等の価格になると吹聴して回ってるから、プレミアをつけにくいのですが(^^;
まあ今後のP4の出荷量とRIMMの価格(SDRAMと比べて高すぎず安すぎずという妥当な値段)がどうなるかにもよると思いますけどね(^^;
P4にSDRAM/DDR SDRAM対応のチップセットが出始めたら勝負にならないでしょうし(^^;

SiS、DDR対応チップセット「SiS635/SiS735」の詳細を説明

SiSが面白いチップセットを販売するようです。
AMDのCPU用のDDR対応チップセットは時代の流行なのでそれほど驚きませんが、intelのceleron/PIII用のチップセットは面白いですね。
intel製のCPUでもDDRが使えるようになる、というのはDDRSDRAMにとっては朗報だと思います。
パワーユーザーはともかく一般人の中には互換CPUメーカーにアレルギーを持っている人もいるでしょうし。
でもできるならP4用のも出して欲しいですが(^-^;,


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