色の指定方法
色を指定するためには"RGB値"を使う方法と"カラーネーム"を使う方法の2つがあります。
コンピューターでは赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色の組み合わせで
色を表現しますが、この3色の色の強さを変化させることでいろいろな色を表現することができます。
●RGB値を使う方法
RGB値を使う方法では各色(赤,緑,青)の光の強さを16進法で0〜ff(10進法では0〜255)で表します。
つまり256×256×256=16777216通りの色を表現することができます。(ディスプレイがフルカラー表示できる場合)
最初の2桁が赤の強さを表し、次の2桁が緑の光の強さを表し、最後の2桁が青の光の強さを表します。
黒は"000000"、白は"FF0000、"赤は"FF0000"で、暗い青は"000080"などと表現できます。
ただし、いちいち数字で色を表現するのは大変ですから、色とRGB値が示されている表を利用するか、色を選択するだけでRGB値を教えてくれるソフトを使うなどの方法があります。
RGB値で色を指定するときにはRGB値の前に#記号をつけてCOLOR="#FF0000"(赤を指定)のように指定します。
●カラーネームを使う方法
また、このほかにもカラーネームによる指定もできます。
これは"red"、"blue"といった色の名前を使った指定方法で現在100種類以上定義されています。
この方法では古いブラウザによっては色の名前を認識できず正しく色を表示できませんが、NetscapeやInternet Explorerの両方ともver3.0以上では正しく表示できます。
カラーネームで色を指定するときには COLOR="Red"(赤を指定)のように指定します。
色の指定に大文字・小文字の区別はありません。
C
o
l
o
r
S
a
m
p
l
e
よく使いそうな色(RGB値とカラーネーム)
 | #000000 | Black | |
 | #FFFFFF | White |
 | #FF0000 | Red | |
 | #008000 | Green |
 | #FFFF00 | Yellow | |
 | #0000FF | Blue |
 | #800080 | Purple | |
 | #00FFFF | Aqua |
 | #FFA500 | Orange | |
 | #00FF00 | Lime |
 | #FFC0CB | Pink | |
 | #008080 | Teal |
 | #800000 | Maroon | |
 | #C0C0C0 | Silver |
 | #FFD700 | Gold | |
 | #808080 | Gray |
お気に入りの色(RGB値のみ)
薄い色のサンプル | 暗い色のサンプル | 鮮やかな色サンプル |
#FFFFCC | #808060 | #FFFF80 |
#FFF0CC | #807060 | #FFCC80 |
#FFCCCC | #806060 | #FFA080 |
#FFCCE8 | #806077 | #FF8080 |
#FFCCFF | #806080 | #FF80CC |
#E8CCFF | #706680 | #CC80FF |
#CCCCFF | #606080 | #A080FF |
#CCEEFF | #667780 | #8080FF |
#CCFFFF | #608080 | #80A0FF |
#CCFFEE | #607080 | #80FFFF |
#CCFFCC | #608060 | #80FFA0 |
#EEFFCC | #708060 | #CCFF80 |
絶対パスと相対パス
Windowsを使っているユーザーはあまり馴染みがないと思いますが、他のファイル(画像やHTMLファイルなど)を指定するときには、そのファイルがどのディレクトリ(フォルダ)に存在するかを書かなければいけません。
このディレクトリの書き方は2通りあり、それぞれ絶対パス指定、相対パス指定と呼ばれます。
絶対パス指定は主に外部のファイル(自分以外の人が作ったファイル)の指定に使用します。
この方法では自分のディレクトリにコピーできないファイルを絶対パスで指定することが可能になります。つまり、世界中に散らばったファイルを直接指定できる利点があります。
たとえば私のホームページの表紙の絶対パスは"http://www.ann.hi-ho.ne.jp/yassii/index.htm"となっています。
ここで"http://www.ann.hi-ho.ne.jp/yassii"までが私のホームページが置いてある場所の名前でその後の"index.htm"というのがファイル名です。
相対パス指定は主に同じ場所に置いたファイル(自分が作ったファイル)の指定に使用します。
書き方は自分のディレクトリから見て、このディレクトリの中のこのディレクトリの中の……このファイルというように指定します。
ディレクトリとディレクトリまたはディレクトリとファイル名の間は"/"で区切ります。
たとえば次のようなディレクトリ構造を考えてみます。
"DIR1"〜"DIR4"はそれぞれのディレクトリ名であり、その中に"index.html","file2.html","image.gif"などがあります。
- file4.htmlから指定する場合
同じディレクトリにありますからファイル名だけを指定すれば良く"image.gif"となります。
- index.htmlから指定する場合
DIR4ディレクトリの中にあるimage.gifですから"DIR4/image.gif"となります。
- file2.htmlから指定する場合
親ディレクトリ(1つ上のディレクトリ)にあるDIR4ディレクトリの中にあるimage.gifですが、
親ディレクトリは".."(ドット二つ)で表します。つまり、"../DIR4/image.gif"となります。
- file3.htmlから指定する場合
親ディレクトリのさらに親ディレクトリの中のDIR4でディレクトリのimage.gifですから、"../../DIR4.image.gif"となります。
相対パス指定の利点はファイルを移動したときにファイル同士の相対位置が変わらなければソースコー
ドを変えなくて良いということです。
特殊記号の表示
タグとして表示する記号"<"や">"や"&"は通常は全角の"<"、">"、"&"を使えば表示できますが、このホームページで使用しているように実際には使うことができます。
方法は次の文字コードで記号を表します。
表示したい記号 | 文字コード |
< | < |
> | &gt; |
& | &amp; |
つまり"<HR>"と表示させたいときには"<HR>"と書けば良いわけです。