埼玉県鶴ヶ島市 ( 市議会議員 ) 公明党

山中もとみつ スマッシュ通信

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2009年11月7日坂戸地区衛生組合議会の東埼玉資源環境組合視察

2009年11月7日

東埼玉資源環境組合(越谷市、草加市、八潮市、三郷市、吉川市及び松伏町)に視察に行ってまいりました.

まずは午前中は、坂戸地区衛生組合がし尿処理の組合ですから、し尿処理施設へ。東埼玉資源環境組合は、ゴミ処理とし尿処理の組合です。

 第二工場し尿処理施設

 し尿処理としては、かつてはここで生物処理も汚泥の焼却もやっていたらしいのですが、今は一次処理をして、汚泥は午後から行った第一工場というゴミ焼却施設で処分し、絞った汚水は、工業用水で5.5倍に希釈し、下水処理施設で処理しています。
 坂戸衛生組合のし尿処理施設も老朽化しており、その代案として、近くの石井水処理センターで下水道と一緒の処理も考えており、参考になりました。希釈すると、下水料金がかさむし、自前だと、何かと不合理でどうしたらいいものかと、スパッとした答えは見えてきません。

 もうひとつの特徴は、包括的な民間委託を行っており、たとえば、し尿の搬入だけをしていたら、施設の延命については、無関心だし、施設の維持管理をだけなら、搬入に関しては無関心、複合的にすることで、総合的に民間のノウハウが生かせるそうです。
 隣接してあったゴミ焼却第2工場はダイオキシンの関係で取り壊されており、再建の際には、20年くらいのスパンでの包括的な民間委託を考えているとのことでした。
し尿処理施設向かいの管理棟でまず研修 し尿処理の担当は2人プラス臨時職員のみで運営可  搬出も委託企業が行ってます。 

汚水は、下水へ かつて焼却していた名残の煙突  隣接するゴミ処理予定地

第一工場ごみ処理施設

 とてつもなく大きな施設です。100メートルの煙突には、80メートルのところで、展望台があります。回りには。野球場や体育館、テニスコート等整備されています。展望場からは、レイクタウンがよく見えました。

 ゴミ焼却施設は、衛生組合では、普段は行かないのですが、それだけに参考になりました。800トンを一日で燃やす事ができる施設ですが、建設に400億円かけており、平成7年からの供用開始で、鶴ヶ島市にあるクリーンセンターは同じ年の供用開始で、更新施設の事を決めているときに、越谷をはじめとしたこの組合では、まだまだ使えるという感じでした。

 灰溶融も行っており、そのエネルギーは、電気で、ゴミ発電で全て補っているとのとでした。ゴミ発電の4分の3は売電しており、効率の良さに驚きました。

副管理者自らご説明いただきました。 玄関にもコーナー
 この東埼玉資源環境組合は、議会事務局も持ち、議会も議会運営委員会とその他3つの常任委員会まであるものでした。
一部事務組合でそこまでのところは、初めてです。
 第二工場し尿処理施設

第二工場写真
HPより
 

第一工場ごみ処理施設

第一工場写真
HPより


写真に収まらないほど大きな施設でした。


展望台からレイクタウン方面



2009年10月7日〜9日
熊本県上天草市の視察と都市問題会議 

2009年10月7日〜9日
熊本県上天草市の視察と都市問題会議に行ってまいりました。

上天草市役所   

@EM菌の活用による生活環境改善モデル事業について
 EMでの環境改善は、なかなか数値化できずに、その効果の是非が、客観的に把握しずらい。その効果は、体験的に語られることが多く、その活用も市民活動が主で、行政が積極的にかかわることは、あまり見受けられません。
 ここ上天草市では、モデル地域を作り、行政が積極的に取り組んでいます。
 平成18年蔵々(ぞぞ)地区233戸を対象に、モデル事業を開始。この地域は、海辺で、満潮時には、河川に流れた生活排水が堰き止められて、それが堆積し、ヘドロとなって異臭を放っているところです。深い所で42センチもあったヘドロが、EM活性液、EM団子の投入(年14,800L、年18,800個)により、ヘドロが減ったり、臭いや害虫の減少などがみられたとの事です。。
 ただ、CODやPHの値は、天気や、川の水量によって変化し、やはり客観的には、数値に劇的にはあらわれないようですが、臭いや害虫の減少などあり、この地域では継続してEMによる事業を続けています。
 行政がこのように取り組んでいる先進的な実例としても参考になりました。

  
 
A乳幼児医療費助成制度について−国保連合会、社会保険診療報酬支払基金への業務委託による現物給付
 鶴ヶ島市としても、その対象年令の拡大より、病院での窓口払いがなくなる方が望まれいるのが、乳幼児医療費の助成事業です。その有効なやり方の方法の一つに事務手続きを国保連合会、社会保険診療報酬支払基金へ委託することにより、合理化し人件費を下げ、その分を現物給付の財源に充てるという方法があります。国保連合会などへの委託は、平成18年度から規制緩和で可能になっていて、取り入れるところも増えています。

質疑の中から分かったこととして。
(1)現物給付にする事によって、給付が1.4倍程度に跳ね上がる。
(2)現物給付にすることにより、ペナルティといわれる、国から負担金や交付金の削減がある。
(3)付加給付といって、助成の2重払いになることがある。
(4)国保連合会、社会保険診療報酬支払基金への委託料

⇒(2)上天草市で500万程度
⇒(3)上天草市で扱う社会保険では、現物給付にした場合、付加給付が発生しないと確認されている。
⇒(4)委託料は、国保52.5円(平成21年4月から21円)、支払基金114.2円/1件

 全体としては、ペナルティの分を委託による人件費の減で相殺し、(1)で単純に増える分が負担増分ということですが、これが金額的にも大きい。今は、市内での診療のみ現物給付ですが、それを拡大するための課題は、ただ、給付がこれ以上増える事に財政的に対応しかねるためだということでした。医療機関にとっても、市役所にとっても手続き的な手間は、問題にならないそうです。。
 鶴ヶ島市で現物給付を行うのであれば、増えるであろう財政支出に、少しでも対応するために、国保連合会等への委託は、有効であると思われました。

 議会運営や上天草市の概要についても、研修し、終わりに議場を拝見しました。上天草市の議会事務局をはじめ、担当職員の皆様のおかげで充実した研修となりました。


10月8日

第71回全国都市問題会議
=人口減少社会の都市経営 人・まち・環境 持続可能な社会への転換に向けて=


9:30 開会式
開会挨拶 全国市長会会長 森民夫 長岡市長


開催市長挨拶 幸山政史 熊本市長
 熊本市は、平成5年以来4度目の開催とのことで、H23年には、新幹線が全線開通、平成22年には、近隣2町との合併と、政令指定都市を目指市、取り組んでいるということでした。

( ̄_ ̄ )熊本知事は、議会開会中で代理挨拶でした。

9:50 基調講演 「人口減少時代の都市経営」 大西隆 東京大学大学院工学系研究科教授

 今の出生率なら、30年ごとに人口が65%減になる計算。20世紀は人口が爆発、21世紀は、安定。2050年には、アフリカ19%、アジア54%が世界の人口を占め、中心になっている。
 人口減少時代で、持続可能な都市経営のためには、低炭素都市づくり、コンパクトシティへの取り組みが必要、などの公演でした。

11:00 主報告 「湧々(わくわく)都市くまもと」 幸山政史熊本市長

 政令市移行を2012年に目指し取り組んでいる。2009年3月に第6次総合政策を策定したが、人口減を認め、それに対する計画としたとのこと。地域ブランドの確立には、湧水が豊富なことを生かして水の都、湧く湧く都市熊本を打ち出し、アジアを商圏ととらえた取り組みを行っているとのことでした。
熊本市総合計画

13:10 一般報告 「小布施発、台風娘のまちづくり」 セーラ・マリ・カミングス株式会社桝一市村酒造場代表取締役

 葛飾北斎を愛し、長野オリンピックの時に日本に来て、小布施で暮らすようになり、老舗の酒蔵に入社し、そこから、地元の良さを生かしたまちづくりを展開する、日本人よりも日本を愛し、アメリカの人としてパイオニアスピリッツで、地元の良さを生かしていく。古くからの習慣を破って、新たな取り組みをするのは、実際には簡単なことではありません。セーラ・マリ・カミングスさんの取り組みは、とても参考になり、また、参加者の心を熱くするものでした。

14:40 一般報告 「コンパクトな魅力あるまちをめざして−地方分権から地域分権へ−」 倉田薫大阪府池田市長

 日本初の地域分権条例を制定し、地域に予算編成権を与えての取り組み。11小学校区ごとにコミュニティ推進協議会を発足させ、市民税の1%に当たる7000万円を按分する。自主的に自分たちは何がまちのために自分たちは何ができるのか、市民が自主的に考えるような意識改革が進んでいるとのことでした。

15:50 一般報告 「持続可能なコミュニティ再生の課題」 上野眞也熊本大学政策創造研究教育センター教授

 都市化、近代化の結果、行政サービスが充実し、自助、共助の必要が薄れてきた。パットナム著「孤独なボーリング」友人と行かず、一人で行く人が増えている。世代間での社会的信頼が低下している。大半の人は信頼できるという問いかけに、年代が下がるにつれ、低下している。価値観はなかなか変わらないので、ソーシャルキャピタルは低下し続けている。コミュニティを再構築する取り組み、家族の結びつきを強める取り組みが必要であるとのことでした。

10月9日
9時30分から11時50分
パネルディスカッション 『人口減少社会の都市経営 〜人・まち・環境〜 持続可能な社会への転換に向けて』

コーディネーター 
卯月盛夫 早稲田大学芸術学校教授

パネリスト
波積真理 熊本学園大学商学部教授

田中充 法政大学社会学部教授

富永一夫 NPO法人フュージョン長池理事長

長塚幾子 神奈川県伊勢原市長

佐藤栄一 栃木県宇都宮市長



明年は、神戸市の開催であり、最後に神戸市の方の挨拶で都市問題会議は終了いたしました。
10月7日
台風が接近!鹿児島や宮崎だったらきっと行けなかった状況でしたが、熊本は、微妙に北なので何とかなりました。

 ただ、朝8時30分の飛行機が出る際には「引き返す可能性がある」との断りつき出した。

 熊本行の飛行機を待っていた時、次長課長の河本氏がいて、一人、慌てふためいていたのに、一緒の公明市議二人が無反応で、サインをもらうタイミングを逸してしまいました。(^▽^;)お前に食わすタンメンはねぇ岡山行きの飛行機に乗って行ちゃいました。

 まぁ乗れば、1時間半で熊本空港です。


 午後1時半から、車でも空港から2時間半はかかる上天草市での研修です。
 急ぎ、日産レンタカーへ、絶対に間違えないような色のマーチで行動しました。

 天草四郎メモリアルホール
 晴れていたら、鮮やかな青色なんだろうなという鼠色の海を横目に現地に、ただ、大きな天候崩れはないのでよかったです。
 昼は、地元の定食屋さんで、だご汁を食べました。

 研修後は、急ぎ、熊本市内のホテルに移動。
レンタカーは、熊本駅前のレンタカー屋さんで返還。もう日が暮れていました。駅から、路面電車150円でホテルまで向かいました。(路面電車って、チャント信号で止まるのね(^.^))
 台風18号のニュースをつけぱっなし。 

熊本城天守閣から泊まったホテルを見る ラッキーなことに、ツインのシングルユースになりました!もちろんタダで(^.^)  

 夜は、タイピーエンという春雨ラーメンを食べました。

10月8日
 今日は、朝9時半から夕方5時までびっちり研修です。^^;。

 ホテルの朝食はバイキング、普段なら、1日分ぐらいの量をしっかり朝からいただき、臨みました。
ホテルの部屋から熊本城が望めました! ちょっとズーム

 会場は、ホテルから歩いて10分ぐらい、熊本城の近くの市民会館です。ネームライツで大学の名前の冠が付いていました(崇城大学市民ホール)。

崇城大学市民ホール(熊本市民会館) 

 近くには、政令市になろうとしている熊本市役所、加藤清正像がありました。
 会場としては、狭いので、遅れると、中継で隣接する施設での参加となってしまいます。8時半会場、9時半スタートでしたが、気合を入れて8時半に並びました。
熊本市役所 加藤清正像
 初日の昼の弁当は写しそこないましたが、2日目のは、撮っておきました。昼休みがもう少しあれば、ぜひ熊本ラーメンを食べてみたかったのですが、今回の研修では食べずじまいでした。
お昼の弁当
 また、よく考えたら、ずーっとカンヅメなので、熊本城を見る時間がない!ことの気づき、最終日の朝、8時半開園に行き、研修開始の9時半までに見るということにしました。

 熊本城は、研修会場から歩いて5分ぐらいのところです。
 天守閣の中

加藤清正が豊臣秀頼を住まわすつもりでだったしょうくんの間

会場での研修後、4コースある視察のうち、飛行機に間に合うように、サントリーの九州熊本工場と100%地下水の熊本の水道の水源地のひとつ「健軍水源地」コースへ。
自噴の井戸 自噴の井戸は調整せずに、そうでない井戸の汲み取りを調整しているポンプ群 熊本の水源図
 サントリープレミアムモルツの製造工程を見たり、水源地を見て、熊本空港に。
看板 ビールのタンク 麦芽やホップの説明


 ギリギリでしたが、10分ぐらいでご飯の友というふりかけと熊本ラーメンなど買って帰路につきました。からしレンコンはパスしました…。


人口減少社会の都市経営 〜人・まち・環境〜 持続可能な社会への転換に向け−というテーマでのディスカッションでした。
 農産物の地域ブランド化(波積真理 熊本学園大学商学部教授)やNPOへの市の事業の委託による持続可能なまちづくり(富永一夫 NPO法人フュージョン長池理事長)、中心市街地を中心にしたコンパクトシティの取り組み(佐藤栄一 栃木県宇都宮市長)、東芝などの地元大企業とのコラボによる環境対策(長塚幾子 神奈川県伊勢原市長)など、さまざまな事例報告などがありましたが、
持続可能…というキーワードで、特に環境問題について話が集中してしまった感がありました。
 例えば、25%温室ガス削減をなしえたとしても、温度上昇は避けられず、ただ、しなければ2100年時点でこのままでは4度C以上の気温上昇になる、水不足、干ばつ、沿岸線の消滅など、壊滅的な状況になってしまうという田中充 法政大学社会学部教授の報告の前には、他の取り組みは、かすんでしまいました。
 循環型社会、低炭素社会への取り組みについて、その必要性は大いに感じるものがありましたが、本来のテーマである、都市経営については、もっと、行政や市民との具体的な取り組みについて、特に環境以外のことについても掘り下げてほしかったと感じました。
 今回の全国都市問題会議に限らず、いろいろな分析や意見はあっても、具体的にどうしたらよいか、という答えが見いだせない、行き詰まりを感じます。

 この会議を通して、「小布施発、台風娘のまちづくり」 セーラ・マリ・カミングス株式会社桝一市村酒造場代表取締役さんの一般報告が一番印象に残ったのも、行き詰った状況を、実際に変えてきたからだと思います。


山中もとみつスマッシュ通信(埼玉県鶴ヶ島市)市議会議員(公明党)