埼玉県鶴ヶ島市 ( 市議会議員 ) 公明党

山中もとみつ スマッシュ通信

なんでも蹴飛ばす会 過去ログ2007年01 2007-02


2007年6月23日〜24日
社会経営講座の後編へ 

2007年6月23日24日

「エリアマネージメントの技術とその展開」
株式会社ジャパンエリアマネジメント代表取締役 ■西本 千尋

西本氏と浅野氏
 埼玉大学在学中からまちづくり活動に携わり、卒業後株式会社ジャパンエリアマネジメントを設立し、代表取締役に就任された西本さんと現内閣府の浅野氏による講演。
 TMO(タウンマネージメントオーガナイゼーション)が失敗に終わったのは、アメリカのBIDを目指したのだろうが、BIDが固定資産税の一部を活動に使えたのに対し、お金を得る手段がなかったから。
 補助金のメニューに合わせてまちづくりが行われていくことにより没個性的な、また行政だのみな構造を作り出している。
 また、流行を追うことにより、自分の町には、あれもないこれもないというナイナイ病に陥っている。
 そんな中で、まちづくりを地域のコミュニティが担う手段として屋外広告を一社が担い統一したものにし、その収益をビルオーナーだけでなく、一部を地域に還元し財源を確保するという試みが進められているという。
 表参道などもその一つの試みだそうだ。そういえば、チョットまだバラバラなものもあるが、他より統一感があるようにも感じる。国交省などとの調整が必要で、今いろいろと動きだしいているということでした。
 マシンガントークの西本氏のバイタリティがなしえたことだと感じました。いろいろな革命的なことの陰には、それまでの水面下での絶え間ない動きがあるに違いないと思います。

「空室を活用した地域再生のビジネスモデル"家守事業"」
         日本政策投資銀行 公共ソリューション部 ■足立 慎一郎
                            足立氏
 家守事業とは、中小オフイスビル、公有施設などの空き室群を別の用途に改装し(コンバージョン)そこに地域のビジョンなどに沿ったテナント(個人事業者)などを誘致し、それらの育成や地域関係者やテナント同士の交流を通じて、地域を活性化、産業やコミュニティの再生を図るもの、ということです。
 今回、講習を受けた千代田プラットフォームも将にその成功例でして、旧千代田区中小企業センタービルであったところを公募により民間事業者がSOHOの拠点として再生しています。日本政策投資銀行は、その際の改装費用などを融資したということでした。
 プラットフォームの住人なら利用できるスペースや一般の人も利用できるカフェやビジネスコンビにもあります。詳しくは、http://www.yamori.jp/
 そのほか、一般のビルをコンバージョンしたもの、廃校になった公立中学校をコンバージョンしたものナドの紹介があった。
 収入の面では、フロアーを細分化することにより、賃料単価を確保したり、共有スペースを展開することで高い入居率を確保するなど工夫をされているし、今後もこの点が大きな課題ということでした。

「庁内ベンチャー制度と県有施設のファシリティマネジメント」
                  青森県 総務部 財産管理課 ■駒井 裕民
駒井氏
 頑張っている職員もいる!というメッセージを全身に発しつつの講演でした。県有施設の平均年齢は24.4歳通常30年で建てかえ需要が発生するが、新規施設は着工凍結し、対処療法的な修繕…人口減の中、ファシリティーマネージメント(FM)の必要性が生じている。

 FM:施設の経営管理を各部局のバラバラでなく県全体として総合的に行う事。

 庁内ベンチャー制度の発足に伴い、FMが採用されて本格的に取り組むことになる。。これは、提案者が中心となり必要な予算と人材を用意して取り組める制度。
 専任期間2年という時間内でまずは成果をあげる、行政サービスと経費の最適化を図るため、各施設のデーターベースを整備し、維持管理経費で契約数2500、金額10億円その3分の1が掃除の費用。積算システムを見直し、面積と掃除する回数で歩がかりで契約し、17施設で1億1千万削減を実現。
 維持管理業務を施設の量を減らし、40年使うもんを80年使うようにする事、アウトソーシングの提案などで委託費を軽減、などの最適化している。
 職員のコスト意識の醸成も図られたということでした。
 学校を建てかえずに大規模修繕をし新築半分の値段で整備をする(骨組みに炭素繊維を巻いたりし技術的に可能。また建設の際、生徒先生の要望も取り入れ満足度を高めている)実例などの報告もありました。
 
「官民協働を促す情報技術とその活用」
           東海大学政治経済学部政治学科准教授 ■小林 隆
小林氏 神奈川県大和市のインターネットを使った市民会議の立役者です。
 大和市の職員でいるとき福祉課に行って、老人介護の現場に行ってきて,
高齢者で足の悪いのおばあさんが2階にいる。電話は、1階にある。子ども夫婦と住んではいるが、商売をやっていてほとんど相手にできない…そんな現場を見てきて、横連絡のためのツールの必要性、共有する情報がなければならない事を学ぶ。まだ、インターネットエックスプローラーがない時から大和市では、ホームページを作り、ITの活用を図っている。
 公のことを官がやるおこなう計画モデル、私のことを官がおこなう福祉モデル、私のことを民がおこなう市場モデルがあるが、公のことを民がおこなう貢献モデルをどれだけ育てていくかが必要であるという講演は、参考になりました。
 官民協働を促す情報技術とその活用は、
 ○だれもが、地域のことに、気付き、知ることができる社会をつくること
 ○気づいて、知った人が、おこすことができる社会をつくること
 ○起こした行動を受けて、行政が柔軟に変化することができる社会システムをつくること

「官民協働とコミュニケーション技術」
   株式会社ソリューションフォーカスコンサルティング 代表取締役
                                     ■青木 安輝
青木氏
ソリューションフォーカス(解決志向)とは、問題ではなく解決に光を当てる

問題解決のために、精神分析のセラピーをすると最低200回のセッションが必要…週一だと4〜5年かかる。それで、病理を見つける。それから治療。


 不都合→どうしたい(未来へ)→可能性への探求→解決というソリューションフォーカスアプローチなら3回でも解決が可能に。

ソリューションフォーカスのイメージなぜ?なぜ?なぜと5回繰り返して問題を解決するのは,機械などだと有効だが、人間のやることの解決には、SFAが有効。

 行政に足りないものは、まずやってみようという取り組みとダメなら止めるという仕組みづくり…だと以前聞いたことがあるが、そのことにも通じることかも知れないと感じました。

2007年6月23日

 5月の社会経営講座は、どちらかというと論理編で今回は、実践編という感じに受け取れます。
 6月の後半の方が、より刺激を受けました。
 川越市出身の西本さんの活動から受けた刺激などは、それは、フィールドは違っても「自分でも何かでき得るのではないか」「それは何か、それには何が足りないのか」など、より具体的に自分を見つめ直すという事につながる刺激でした。 


ロビングってなに?
ロビーングlob・by・ing (議員への)院外からの運動

ファシリティってなに?
facility便宜というのが一般的だが、この場合スペルが違ってfacilities設備。施設。という意味でした。

シナジーってなに?
相乗(効果)

ソリューションて何?
様々な問題解決などの蓄積などから、考えられる問題点とそれに対する解決法をユーザーに提出し、実現すること。

プリンスプルってなに?
基本理念

 こういう横文字がさらっと話されて、当たり前に講演が進んで行く…
 オレだったらもっと泥臭い言葉を使うね(`´)ヘン
 と、いじけつつ講演をきく。

 家守事業の講演のテキストには、コンバージョン(改装)って書いてある(^^)。こういうのって有り難い、さすがは銀行さんという感じです。













 駒井さんとは、少しお話しをする機会がありました。下記のコミュニケーション技術の時でしたが、インスピレーションの問題で、公務員=頑張っている人もいると答えられてました。
 公務員=無駄という世間の言い分を意識してのことでしょう。確かに公務員でも頑張っている方は大勢いるように思います。
 もっと、厳しい評価なのは、議員でしょう。減らせば減らしただけいいみたいに言われています。議員をナメルナヨと頑張らねばならないと、実際がんばっている人に刺激を受けました。









 神奈川県大和市の電子自治体的な取り組みが進んでいる、ということは、以前から注目をしていました。

 視察に伺う機会を逸していましたが、この講演で、この小林さんがいたからだということを知りました。

 今まで先進地へいろいろ視察に行って、その陰には、一人原動力となる人がいることが多いということを感じていましたが、大和市の電子自治体的なものは、この人だったんだな〜と…今や、職員を辞めて大学の教授先生です。話がとても面白く、きっと講演も引っ張りだこなんだろうなと思いました。




ソリューションフォーカス
山中編"^_^"

なぜ、テニスに勝てないんだろうか。

○なぜなぜ的な解決方法だと…
才能がない。
練習時間がない。
度胸がない。
→もうやめとこう…
○SFAだと…
サーブもストロークも一通りできている。
時間がないのは、お互い様。
まずは、リラックスするためにボールだけを見よう。
→こんどはこうやってみようか!

2007年5月19日〜20日
社会経営講座へ 

2007年5月19日20日

「市民活動・ボランティア組織と経営」  
              財団法人福祉事業団理事長 ■枝見 太郎氏 
マザーテレサにお会いしたそうです。
 措置制度から契約制度になる介護保険や障害者支援支援費制度によりいわゆる“聖”の部分のマーケット化が始まった。
 P−G−O−C(個人-グループ-オルガイゼーション-カンパニー)という流れでNPOなどの組織は形成されていく。個人に立脚する。などのお話し。

 ただ、具体的な先進事例などの報告があまりないので、話の中身が理念的に感じた。市民活動やボランティア活動には、こういう問題があって(例えば財源のこととか、処遇のこととか)ここのこういう団体は、企業と協力してこういう援助をもらいうまくやっているとか、こういうところで財源を得ているなどの具体例。

「コミュニティビジネスの組織と経営」
NPOコミュニティビジネスサポートセンター代表理事 ■永沢 映氏 

 コミュニティービジネスとはいわゆる造語ですが、NPOとかボランティアとも重なりますが、地域の課題をビジネスの手法で解決を図るものという説明が一番理解できました。非営利というのは、決して対価を求めないということではなく、それによって出た利益を(out)を個人や会社に還元するのではなく、社会に還元することだということです。
 
 やはり、説明的な部分が多くて、うまく想像できない部分がありましたので、具体例を求めました。
 千葉県館山市の例 
 観光が傾斜→観光組合、地元商店、市役所などバラバラで振興→目的は明確なのでコミュニティビジネスがプロデュース
●ビーチコーミング(海岸線ツアー)→臨海学校が増加
●八犬伝弁当→大手旅行者がツアー
 などの効果がでてきている。 

「行政組織と行政経営-自治体官僚制と公務員改革のポイント-」
     豊島区政策経営部行政経営課長 ■城山 佳胤(よしつぐ)  







 経営部という総称が気になる。管理から経営へ豊島区での(きっと東京都下の区市町などそういうところが多いのかもしれない)意識の高さを感じさせる…(田舎者のひがみか"^_^")お話の中で、管理型から経営型の組織にという下りがあり納得いたしました。
 
 財政難から自治体を取り巻く環境の変化、行政組織の現状と課題、特に権限の移譲と柔軟な組織の導入の必要性、公務員制度のあり方に関する考察など現場の発のお話しはとても参考になりました。

「企業経営と指定管理者制度」
      サントリーパブリシティサービス株式会社社長 ■勝田 哲司 
 
 サントリーホールで有名なサントリーパブリシティサービス株式会社が指定管理者制度で行政の博物館や千代田図書館の運営に携わっていることに驚く。7万人都市の鶴ヶ島市には、あまり係わり合いがないが(これも田舎者のひがみ"^_^") その手腕には、なるほどと思うことが多かった。
 指定管理者制度は、3年ぐらいから期間を定めて行うが、こんな本格的なところが参入してきて、たとえば業績は上がっていてもやはり財政的に苦しいからとその施設を廃止したりする事もあるわけで、そいうことは民間が相手にドライにできるのかな〜といろいろ考えました。

「行政サービスの事業評価」
       豊島区政策経営部行政経営課長 ■城山 佳胤(よしつぐ)
 






 行政評価について、鶴ヶ島市は行政評価をしているが、公表されていない。それは、評価の場というよりももっと予算があればもっとうまくいくとか自分の関わる事業のプレゼンの場となってしまい、整理統合に結びつかないから。
 事業を見直す立場にある側からは、その弊害を正す必要がるわけだが、このセミナーは将に現場発のリアルな報告と言うことで面白かった。
 自治基本条例に行政評価を公表することを載せているが、あまりにアッサリと議決されたのは、びっくりした。というくだりがあった。
 それは、行政評価は、労多い割にはあまり注目されていないことの現われだろうと思う。監査などとの関係も考えなければならないだろうな〜などセミナーを受けながら、いい意味で頭が回転し始めました。

「社会サービスと寄付市場による評価」
                     寄付市場協会会長 ■渡辺 清 

 財政が厳しいなかで、欧米のように寄付による財源確保ができればそれはそれでいいではないか…それぐらいの軽い認識でいましたが(^^ゞそれではいけないと考えるキカッケとなりました。

 寄付というと記念館を建てるとか、図書館を建てるとか目的がハッキリしていることの場合、財源の負担の分担という点では機能するだろう。でもそれが、やはり箱物行政と批判も伴う場合、強行に行おうとする側にいいインセンティブを与えてしまうのではないだろうか。
 今行政でのどから手が出るくらい欲しいのは、経常経費の負担であり、当たり前に道路を直すとか街灯をつけるとかすることも圧縮につぐ圧縮。それを寄付という形で望めるのだろうか。道路整備でも優先順位をつけて行っているが、ちょっとお金を出すだけで優先順位を意図的上げようとすることにもつながる事もあるし、一般財源的な目的は問わないような寄付をしてくれるのだろうか。
 その際のお金の使い方のアカンタビりティーってどう確保するのか?この部分は一般財源、この部分は寄付によると分けるのは難しいだろう。
 いろいろと急に考えたので、質問をしたのだが、あまりまとまらなかった…付け焼刃ではだめ"^_^"なのを痛感。
 問題は、税制か。もっと控除されるメリットが拡がればいけないだろう。
 紹介のあった神奈川県大和市などの先進事例をまずは、調べてみようと思いました。
           (真剣に聞きすぎて渡辺氏の写真を撮り損ねました(>_<))
2007年5月19日
千代田プラットホーム












 こういうセミナーは、直接鶴ヶ島市で生かせない事例であっても、いろいろ刺激になる事も多い。
 チャンスがあれば参加したいのだが、結構いい値段を取るところも多い。
 今回は、リーズナブルな方だろう。政務調査費の有り難味を感じる。鶴ヶ島市は月に1万円…。


昼食 参加されている当市の新任の部長さんと有意義なお話の場になった。プラットホームの会長さんや明日講師の寄付市場協会の渡辺さんなどいろいろな方をご紹介いただきました。
 皆さん、プラットフォーム住人ではなさそうだが、こういう交流がされるということが、所謂家守制度のいい所だろう。

 交流ってなかなかうまくできないものだが…こういう施設の取り組みってとってもいい試みだとつくづく思いました。
 昼食は、バイキング方式、スパゲッティーもカレーライスもとても美味しかった(^・^)

 翌日は、お弁当これも和食でとてもお上品な感じでした。(^u^)

 千代田プラットフォームは、ちょうど丸の内線の大手町と淡路町の間で、淡路町の方から来ると安売りのスポーツショップがある。大手町からは高速道路以外何もないので、淡路町駅を選ぶ。
 しかし、案外ゆっくり見られる時間がなかった。鶴ヶ島市って遠いっす。

山中もとみつスマッシュ通信(埼玉県鶴ヶ島市)市議会議員(公明党)