埼玉県鶴ヶ島市 ( 市議会議員 ) 公明党

山中もとみつ スマッシュ通信

なんでも蹴飛ばす会 過去ログ〜2002年02 , 2002-01


10月31日11月1日 第64回全国都市問題会議2002



 長崎県佐世保市で開かれた全国都市問題会議に公明党を代表して参加しました。市議会議員7名、事務局3名の参加でしたが、全国から2000名以上の議員が終結しての大規模なもので、本年市制施行100年を迎える長崎県佐世保市での開催でした。 ホテルを8時に出て会場入りしたのが9時前、9時半から講演開始ーあわただしい。^^;

【基調講演】北里大学教授 養老 孟司(たけし)氏



大学教授の話は、話慣れているせいか聞きやすく、結構感銘を受けました。が、ちょっとたってから思い返すとだからどうなんだ?という気持ちも湧いてきました。きっと具体的な取り組みが述べられていないからでしょう。続いて開催地の佐世保市長からの子育て支援策の取り組み等の報告がありました。

■子育てモデル都市ー佐世保  首長さんの報告は、会議の際配られた資料とほぼ一文一句変わらないの事が、かえって驚きでした。アドリブなし!様々な取り組みが報告される中特に、ファミリーサポートセンターを実施されていて、今度の一般質問で提案しようと考えていた私にとって興味を持ちましたが、現実はきびしい感じを受けました。二学期制や小規模学級も検討中との事特に二学期制は、わたくしも今度提案したいと考えまして注目していきたいと思いました。佐世保市職員の有志によるヨサコイの踊りを最後に拝見しました。元気があって素晴らしい。 ここで、お茶のペットボトルとお弁当の昼食をその場の椅子で食べる。1時間休憩、朝早くから出てきて、日が暮れてからハウステンボス内のホテルに帰るのでお土産を買う暇もない…ので丁度会場内でやっていた物産展で早々とおみやげのお菓子を買い込む。おみやげでさらに狭くなった椅子に腰掛け午後の部に突入。

【講演】お茶の水女子大教授 藤原 正彦氏 「日本のこれから、日本人のこれから」



 このおっやさん誰?という感じで始まる講演。「欧米にしてやられた500年、その前の10世紀から15世紀、ヨーロッパは、殺し合いに明け暮れ、統一国家なし、日本は、奈良京都の文化、はるかに上だった。してやられたのが産業革命、21世紀に入ってそのほころびが見えてきて嬉しい。」などとノタマウ… そのほころびは、合理的精神、論理、理性では、人類はやっていけないという事。
例えば、帝国主義1900年帝国主義は、常識だった。優等な民族が、劣等な民族を支配してあげる、第二次世界大戦まで当たり前だった。当時も天才も聖人もいてそれでも論理的に認められていた。



▼論理、合理は、破たんする〜なぜか。▼



今回の会議で一番感銘を受けた。数学者という事で、下手に教育論をブルよりも受け止めやすかったのかもしれない。信仰の意味を再確認できた事もうれしい。10分休憩、ののち次は、70分70分休憩なしの講演となる。長崎くんだりまで遊びに来たわけでない!今日最後のひと踏ん張り。

【講演】春日井市 市長
ちょっと佐世保市と重なる事が多く(ご本人もそう言っていました。)資料とこれまたほとんど同じでしたので、割愛。子育て、子育ちという言葉が印象的でした。

【講演】フェリス女学院院長、中央大学名誉教授 小塩 節(たかし) 「教育の現場から」



佐世保出身の方との事で幼い頃食べた地元銘菓“いこっこ”の話と佐世保名物がハンバーガーとの(横須賀は、カレーライス)とのツカミの話から始まりました。ひとつの社会が価値とするものを、次世代に組織的につなげていく事が教育であり、今教育力の低下は憂えるものがあります。人と人がかかわりをもちたがらない、家庭も例外でない。というお話から、言葉の大切さへと話は移り、教育論から急に芭蕉の俳句論へ話は旋回。きっとこのハードな都市問題会議にへとへとになっている会場の雰囲気をみて方向転換したんだろうなと思いました。古池やかわず飛び込む水の音−最近海外のインテリに芭蕉の句がブームになっているらしくこれを翻訳すると日本人は、古池に一匹のカエルが飛び込むことを連想しがちですが、外国の方には、何十匹のカエルがいっせいに飛び込んでそれが山間に響いているという事になってしまう。でも芭蕉の中には、ダイナミックなパワーと日本人が考える繊細さを持ち合わせているとの事で、一日40キロ歩いて奥の細道を書いたパワー、枯れ枝に烏とまりける秋の暮れと言う句も芭蕉の中年時は何十匹というカラスが描いてあるのに対し、晩年は一匹さびしげなものが描いてあるとの事でした。脱線したほうが面白いというのは、大学での講義を思い出しました。

11月1日 今日も朝6時起きで9時会場入り。ハウステンボスに泊まっても、昼間の写真は、朝食の前5分ぐらいしかチャンスがありません。帰れば夜です。夜のハウステンボスも綺麗ですが、食事が高くて…打線しましたが、2日目はパネルデスカションです。どちらかと言うとじっくり講演を聞いてみたいそういう方々で少しもったいない気がしました。昨日が教育論、今日のパネルディスカッションは、子育て論と今回の都市問題会議のテーマに近かったかと思いました。家庭、地域、行政の役割考えるものがありました。 菅原お茶の水大助教授のお話で夫婦で結婚してから夫から妻への愛情はキープするのに対して妻から夫への愛情はやや下降線ののち急激に低下するとの事…それの分岐点は、子育て時の夫の係わり合いによるそうです。もう手遅れです。
今回の会議は、とても感銘を受けたのですが、だからどうするという結論や具体的な方策が見えない、それが、教育問題、子育て問題の特徴でしょうが、今後しっかり自分なりに思索していかねばと思いました。


2002年7月3日〜5日  羽咋市 鯖江市 四日市市

7月3日 石川県 羽咋(はくい)市

  • ■人材育成と能力実績主義による人事制度について
  • ■まちづくり市民会議等の市民参加の仕組みの制度化について
視察内容

 羽咋市は、「行政は究極のサービス業」のモットーを掲げている。利益の追求を企業のように追及しなくていい分、生粋にサービスを追及できるのだから職員は、公僕として市民から預かった税は一文たりとも無駄にしない心構えを常に最大の効果を挙げることを目指している。 

  • ○能力主義の導入 能力、実績を勤務評価して実際に勤勉手当に反映する。また、昇進にも反映させ降任降格制度も導入させている。
  • ○人材育成 平成1年に人材育成基本計画を作成し各種研修を積極的に進め職員の能力開発に努めている。 平成12年 4月より地方分権一括法が施行され、地方は、自己責任のもと自己決定しなければならなくなっており、限られた財源のもと市民に応分の負担を求めることも課題となる中、市民参加の行政運営が必要と考えている。その為に情報公開を進め、さらに平成14年度中には、(仮称)まちづくり基本条例の制定に着手している。
  • ○まちづくり市民会議の設置 平成14年1 >月日市民会議設置要綱施行、1月末まで会員を募集し107名の申し込み。>2月22日第1回全体会を実施。以後公園部会とまちづくり制度部会にわかれ、農村公園の設計とまちづくり基本条例の策定に参加している。今年度中に福祉部会も立ち上げ介護保険の見直しや福祉計画の策定にもたづさわる予定。
視察成果

 能力主義の導入は、行政評価とともに国、地方ともに取り組むまれているが、実際の手当や昇進に導入されているのは、日本で、ここ羽咋だけではないか。勤務評価は、その客観性への懸念からなかなか具体化しないものだが、羽咋市が、労使が折り合い実行できているのはなぜか。今回の視察の最大のテーマであった。

  • ●高齢化24%、平成10年経常収支比率98,7%、コスモアイル羽咋建設費55億円10年償還での年間六億円の返済。現本吉達也市長の就任した1996年11月の羽咋市の現状は、石川県で最も硬直したもので財政の建て直しが急務であった。現市長のリーダーシップの下、労使協力しての取り組みが行われた。
  • ●定員管理は、平成9年330人の職員数が当初5年で7%減の計画が平成14年には10%減の296人を達成している。経常収支比率も14年には約90%まで回復している。
  • ●勤務評定は、職員一人一人の目標管理制度を根幹とし、課長、課長補佐から今年度は、係長、主任クラスまで対象を拡大している。
  • ●企画推進室を設け、各課職員からプロジェクトごとに兼務で適任者を徴集し縦割りを廃して取り組んでいる。また、市民参加については、まちづくり市民会議は、参加、退会自由であり、100名以上いるが、分会での参加数は、約50名のところ30名前後である。丁度話し合いがしやすい人数でもありさらに参加を促すか検討中との事。鶴ヶ島に比べ地域コミュニティーがまだしっかりしている。そんな印象をもちました。

羽咋市は本州の中央部にあって、日本海に突出する石川県・能登半島。本市はこの半島の基部西側に位置します。ほぼ中央に広がる邑知潟低地の平野部を囲んで海手山手に集散しています。市域の東西南北はともにほぼ11kmです。


 東−宝達丘陵の一つである碁石ヶ峰(461m)を仰ぎ富山県氷見市に接します。
西−日本海に臨み、海岸線はなぎさドライブウェイがあります。北側には岩石の磯もあります。
北−おもに眉丈山系を境として、羽咋郡志賀町、鹿島郡鹿島・鹿西両町に接します。
南−羽咋郡志雄町と隣接します。

  • 平成14年5月現在
  • 人口 5,943人
  • 世帯数162世帯





7月4日 福井県 鯖江市

  • ■「生活者に視点」での機構改革について(理事制から完全課長制へ全庁的政策立案体制作りについて/未来政策課設置の成果/こども課の状況/ファッションタウン課の取り組み/総合型地域スポーツクラブについて/等)
  • ■インターネット市役所の取り組みについて(各課のHPへの取り組み状況、掲示板の管理、市民との連携等の成果)
視察内容 
  • ○こども課、(育園と幼稚園など教育委員会、市長部局の縦割りを廃し、より市民に分かりやすくを前面に、こども関係の業務を集約)に象徴されるような市民本位の機構改革をおこなっている。おじいちゃんおばあちゃん課、ファッションタウン課、未来政策課、等それぞれの取組みについても伺う。
  • ○部長制を廃止し理事制への移行、さらに今年度からの副市長3名による完全課長制などの機構改革について伺う。
    インターネット市役所構築を目指し、各担当課が管理運営するHPの作成をすでに実行するなど進んだHPの状況について
  • ○各課によるインターネットでのHP管理について
  • ○掲示板の管理とその執行状況
視察成果

各担当課よりそれぞれ説明があり、インターネット市役所についてと合わせ9時半から昼12時過ぎまでの視察となった。

  • ●総務課長 縦割りを廃しできるだけ市民の分かりやすいように、また、市長の指示にいち早く対応できるように機構改革をおこなった。部長を廃止し理事制にしたが、理事に決済権がなく、課から助役に直接話が行く事も多く非効率な面もあったので、現在では助役三人制とし副市長として各々分担するとともに、新たに特命官を設け、市長指示にすばやく対応するようにした。
  • ●未来政策課 市長のネーミング。政策推進課と別段大差はないと感じた。特命官制度を設けているが、その事務方として支えている。スピードある対応が求められている。
  • ●こども課 国や県との連携面で鯖江のあり方がまだまだ認知されずに連絡等が直接教育委員会に行ったりと不都合はあるが、幼稚園、保育園、児童手当など今まで別々の窓口であったものの対応について不都合は生じていない。職員同士の緊張感が不可欠であるとの危機感は、常にあるとの事。
  • ●おじいちゃん、おばあちゃん課 アンケートをとり、この名称でのスタートを切った。おじいちゃん等の表現が気になるとの意見もあるにはある。リバースモゲージ制度の導入、介護保険事業者の事業評価をおこなっている点が鶴ヶ島市と比べ先進的だった。
  • ●ファッションタウン課 鯖江を象徴する取り組み。企業も巻き込んでのものづくり、まちづくりを行うために現在は、商工会の中で活動している。ファッションとは、洋服のそれではなく、デザインするまちづくり的な意味合い。(市チラシより:生活文化を豊かにする価値あるものをファッションといいます。)鯖江では、イタリアのミラノに事務所を常設している。都市計画もこの課の担当。インターネット市役所の取り組みについては、鯖江市のHPをみると、申請書のダウンロード、例規集の電子化など先進的のものは実行されている。特徴的な取り組みは、各担当課ごとにHPを制作、管理している事であり、さらには、掲示板まで運営している。市民の情報交換の掲示板もありこれほどの所は、例を見ないのではないか。
  • ●担当課のHPへの対応は、HPを導入する際にごく自然に導入できた。それぞれ専門的に対応した方が、中身にしても、効率面でもメリットは大きい。担当課別に2名の代表を研修した。更新等の積極的なところとそうでないところが多少生じてしまってはいる。研修等充実していきたい。
  • ●掲示板のトラブルは大きなものは、特に生じていない。検閲もしていない。個人への中傷など不都合なものは見つかり次第削除している。一般の 所謂、裏掲示板には、市町村合併への意見とか、個人への中傷等あるようだが、今後問題があれば対応していく。

 鯖江市は、繊維、眼鏡、漆器を三大地場産業とする工業のまちとして、着実に発展を続けている。特に眼鏡フレームは、日本一の産地として国内シェア90%と鯖江市の顔である。  また、21世紀に向かって「体操のまち鯖江」を世界にアピールすべく平成7年にアジア初の世界体操選手権大会を、平成10年には体操競技ワールドカップ決勝鯖江大会を開催した。




平成8年には「人にやさしい活力に満ちた文化薫る交流都市」を将来都市像とした第3次鯖江市総合経計画を策定した。 平成11年からは「市民が主役で人間味豊かなまちづくり」を基本政策に“高齢化、少子化への対応”“国際化、情報化社会における鯖江型産業、教育の展開”“市民生活主体の住みよい癒しを感じるまちづくり”の3つの柱を中心に新たな施策に取り組んでおり、これらを総合的に推進するために、ファッションタウン構想のなかで地域資源を活かしたものづくり、まちづくりの連携を図っている。人口66,716人



鯖江市役所前にて

7月5日 三重県 四日市市 

  • ■全議員懇談会の設置等議会活動の活性化への取り組みについて
視察内容

議会は立法府であって、議員提案の条例や行政提案の条例や予算への付帯決議などするべき存在であるけれど、その点の機能は、十分果たしていない。四日市市は、全議員懇談会を設置し議会事務局に調査.法制担当の設置など、議会の機能強化が図られている。

視察成果

 3月定例議会でも委員会では、当初予算への修正動議が可決され(本議会で否決)、議員発議で「議会事件に該当しない契約についての報告に関する条例」が可決している。その原動力となっているのは、全議員懇談会ではなく、法制担当の存在が大きいと感じた。懇談会は、39名議員数でもあり、なかなかまとまりが取れず今回も開かれていないとの事。四日市市は、土地開発公社に1000億円にのぼる借金があり、100条委員会がもたれている。市長と議会との関係もあり、議会の活性化と機能強化が図られた経緯の説明を受けた。議員提案による発議は、ジャンルが偏る面もあるのでは、というこちらの問いに、その点は否めないとの回答があった。ケーブルTVや三重TVの放送の導入、委員会の公開、議長などの議会役員の立候補制の導入などの取組みについてもそれぞれ説明を受けた。



四日市市役所前にて
四日市市 沿革
 四日市市は三重県の北部に位置し、西は鈴鹿山系、東は伊勢湾に面した温暖な地域である。すでに旧石器時代から人々が住み、縄文から弥生時代の遺跡も数多い。市内各所に古墳が築かれ、なかでも志氏神社古墳は市内唯一の前方後円墳として知られる。日本武尊伝説や壬申の乱等は、四日市地域の古代の姿を垣間見るものである。8〜10世紀には智積廃寺や上品寺の釈迦如来坐像など四日市地域への仏教文化の広がりが認められ、また、多度神宮寺伽藍縁起并資財帳によれば、条里が整備されていた様子がうかがえる。平安から鎌倉時代には伊勢平氏の活躍の舞台でもあった。それだけに鎌倉、南北朝、室町時代には時の指導者がその被官を北伊勢に配置した。
 文明5年の外宮庁宣に「四ヶ市庭浦」の地名が出てくる。この頃すでに定期市「四日市」が立っていたことがうかがえる。江戸時代、市場町・湊町の四日市に「宿場町」「陣屋・代官所の町」が加わり、北勢の行政・商業の中心地として知られるようになる。幕末から明治にかけ、菜種油や肥料の生産や取り引きの盛んな町として栄え、四日市港の修築で勢い生糸、紡績を中心として繊維工業へ、さらに、機械工業や化学工業の進出が相次ぎ、日本の近代工業化への歩みを模したかのような形で四日市地域が商工業の都市に進展した。明治30年に市制を施行し、昭和5年に塩浜、海蔵の両村を合併して以来、昭和32年まで周辺の町村を併合、現在の市域となった。昭和30年代以降、石油化学工場等の進出は、大気汚染等の公害をもたらしたが、今では環境浄化に努力し、自然との調和を目指したまちづくりにまい進している。





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