寺 尾 恵 銅 版 画
略歴 : 1968年 愛知県生まれ。1991年より「おやじ」画をモチーフとした作品を発表。
2001年 渡仏。アトリエ コントルポアン(パリ)にて銅版画を制作。
主にフランス、日本にて個展、グループ展で作品発表。パリ在住。
Avec les OYAJI(les vieux) おやじたちとともに Mets Terao Megumi
年老いていくひと。変化するひと。
すべては目標と妥協の中で揺れ動き、
時間のすぎさっていくむごさを肌で感じながら、
何かに救いを見いだして生きていく。
他人に見えないところで。
あの<しわ>の中に、何が隠されているのだろうか。
私の中で想像したおやじの心も、私自身、見えてないこともある。
紙に姿をあらわした時点で、私からは独立していき、
いろんな人格がこの世に現れる瞬間、
それが私の最大の楽しみ、である。
私のモチーフは、いわゆる「おやじ」。
人間味あふれる表情。言わずとも語る額や手のしわ、しぐさなど。
年を重ねた男の人の、気負いのない自分らしさみたいなものが、
とっても気になるのです。
平面ではあるけれども、単に1枚の人物画でなく、
そのひとの生活や気持ちが染みでてくるような、
何か匂ってくるような、(ひと)という空間を、
息づかいやそこに立ちこめる空気とともに、
立体的に描きたいと思っています。
寺 尾 恵
1、「Blue Note」 イメージサイズ
40×50cm