「日本の華麗なる手仕事の世界 展」

このたび 山画廊では日常に生かされる日本の優れた美術工芸をコンセプトに小社が、
16年に渡り培ってまいりました手仕事のぬくもりを感じる作品を海外にも紹介してゆき
たいと考え、第1回展を下記の通り開催します。会場は、パリの文教地区にあり150u
という広さを十分に生かしたく、出品作家を選抜しました。初めての企画ですが、
文化交流も視野に入れた展開にしたいと考えています。

展覧会期
2005年1月24日(月)〜28日(金)

会  場  Galerie Alizarine ギャラリー アリザリヌ
(パリ市サンジェルマンデプレ地区)
72 rue Mazarine 75006 PARIS
tel : 06 11 28 67 84

主催  山画廊
〒510-0075 三重県四日市市安島1−6−13 ポポロビル
Tel : 0593-51-0773 Fax : 0593-51-0809

出品作家一覧

陶  芸   森 一蔵(もり いちぞう)
1945年生まれ。三重県桑名市安永 在住。
江戸期 地元桑名発祥の萬古焼のモダニズムを現代に継承
すべく、研鑚の末に花開いた 一蔵萬古の世界。繊細な線描
と大胆な色彩が印象を決定づける。


漆  芸   箱瀬 淳一 (はこせ じゅんいち)
1955年生まれ。石川県輪島市長井町 在住。
かつてヨーロッパの王侯貴族の憧れの的であった日本の蒔絵。
箱瀬氏は合理性のある漆を日常に生かして欲しいと提唱し続ける。
海外での発表も多く伝統の塗、蒔絵、螺鈿作品を世界に向け発表している。


銅 版 画   猪飼 正(いかい ただし)
1935年生まれ。愛知県名古屋市 在住。
17世紀オランダで発明されるも、途絶えていたメゾチントの技法を
独学で修得。日本でも数少ないカラーメゾチントの第一人者。
微妙な色調を生かした野鳥のシリーズなどに高い評価を得ている。


木 版 画   辺 裕司(わたなべ ゆうじ)
1941年生まれ。三重県川越町出身。東京都文京区 在住。
版の木目と伝統の染色技法で培った色彩を生かした木版画を生みだす。
作者の原風景ともいえる美しい星空を求め、日本各地、海外に取材した
星空シリーズ、富士の連作、イタリア トスカーナの星空など人気を博している。


     雨宮 弥太郎(あめみや やたろう)
1961年生まれ。山梨県南巨摩郡鰍沢町 在住。
元禄3年より約三百年続く甲斐雨端硯の十三代。
文房四宝のひとつ 硯の奥深さは自然石から創作する
美意識が手仕事により現れるところにある。正に彫刻の世界。
氏の仕事にはオブジェの要素もあり、伝統に新感覚を注ぐ熱意が伝わる。


七宝・彫金     阪井 友子(さかい ともこ)
1949年生まれ。三重県一志郡三雲町 在住。
作者が提案するのは 幸福なアクセサリー。幸せな気持ちを七宝、
彫金の技術に込めて一点々手づくりの装飾品をうみだしている。
そのピュアーな持ち味、人柄を支持するファンは多い。



日本の子供風俗と伝統行事   須藤 陽子(すどう ようこ)
1958年生まれ。三重県四日市市 在住。
自身も着た幼少の頃の祝い着(晴着)の伝統柄にひかれ、資料として明治
から昭和30年代までの着物、人形、玩具等の収集も重ねている。
雛祭り 等 節句や花嫁姿、子供の頃の遊びなど、思い出の行事を描いている。
ノスタルジックな気持ちに誘われる作品はジクレー版画にて発表。


※ 「日本の華麗な手仕事の世界 展」オープニング レセプション参加 と
パリ 南フランス ニース観光と美術館めぐりの旅の参加者も募っております。
日程 : 2005年1月23日(日)〜1月30日(日)


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