SIM−CUPツーリング                 by usagi         
今年初めてのSIM-CUPツーリングに行ってきました。
いつものようにロイホー菊水元町店に朝9時集合。
私が着いたときはすでに
事務長penguin、そして新人のF池さんの3人が集まっていました。
その後深々と頭を下げた
ゆみぴょんが現れたのが待つこと30分ほどしてからでした。
しかしあと一人
TOYOKI社長がなかなか来ず、連絡も取れずK島氏に電話をすると社長は私の携帯に伝言を入れてるとらしいよとのことでしたが、その伝言を入れた携帯電話を持ってきていなかったので内容が分からなかったのでK島さんに聞いてみたら、仕事の関係で夕方からの参加とのことでした。
ちょっとヤキモキしていたので、なぁんだってカンジ。
理由が分かったところで岩見沢での集合時間にも関わってくることなので早々に出発しました。
初日の私以外全員
いつものGSに着いたのが10時20分頃ですが、そこでK島氏たくらんけ氏が合流しました。
私はそこでガソリンを入れ終わって、バイクを端の方へ持っていってなにげに横を見ると参加予定にない
セローY氏がいるではないですか。
家族との調整がついたとのことで、急遽参加してきました。
宿へのメンバーの追加連絡もすんなり終わり、いよいよ11時頃GSを出発しました。

ほどなく走って一番最初に入る道路沿いのダートに向かって左に折れてすぐのところでなんとゲートがありました。
通行止です。前途多難な幕開けでした。
迂回して例のあの橋に着いて、これからの道路状況に不安を抱きながらそれでもいよいよ林道へと走り出しました。
すぐまたまた<通行止め>の看板でした。
とりあえず行ってみようとのことで一致したので、走り出してすぐのところに道に交差して30cmくらいの川って言うよりなんか水流れているなというようなところを越えたら、あとはいつものMR渡やBの沢までなんの問題もなく、結局最初の水の流れている川とも言えないようなところが<通交止>の理由だったみたいでした。
ただ、MR渡は去年から路面ががらりと変わって、まるで別の林道を走っているような錯覚を起こします。
深いワダチは無くなっているし、雨が降るとぬちゃぬちゃ、晴れていると固い路面が、砂利が引かれてひじょうに走りやすくなっています。
路面に疑心暗鬼(いつ陥没や落石があるか分からないので)になりながらも、それでも適度な緊張感をもってこの天気のいい日にこの林道を走られるってことは幸せです。

そこを抜けて昼食のため清水沢へ行きましたが、この頃よく食べに行く食堂が閉まっていて2,3軒隣の食堂に行きましたが、やはり味はこんなもんでしょう。戻って給油して、SYU−PALOに出発しました。

覚悟はしていましたが、大夕張から入って右に抜けると広大な空き地がありました。
ドームでも作るのかと思うくらいの広さです。片側4車線の道路ができそうなくらい。
それでも
セローY氏たくらんけ氏K島氏の3人がとりあえず様子を見に行ってたくらんけ氏が戻ってくると、大丈夫抜けられると思うと力強い言葉。全員で出発しました。
何カ所かコースが変わっていたりゲートがあったりとしていましたが快適な林道であることは何年も通っているメンバーには充分分かっていただけると思います。
しかし何年ぶりでしょう、こんなにも天気が良くしかも程良い気温。
爽やかな風が吹き、青空が広がる中、コースにも恵まれ最高のツーリング日和でした。
こんな気持ちの時、M島君と同じ時間を過ごせたらと、途中話しかけていました。
このコーナーはもうちょっとバンクさせた方が良かったなとか、次のコーナーのラインどこから入る?とか、あの空見てみろ、すがすがしいだろとか、橋の上では川が段々畑みたいになってるぞって言って首を前にした途端ワダチにハンドル取られてコテッ。
前を
たくらんけ氏、続いてセローY氏が走っていましたが、気付きもせず先に行ってしまいました。
仕方なく、記憶が正しければ後ろは
yumipyonだと思い出し、無様な姿は見せられないぞとちゃかりきにバイクを起こし、何食わぬ顔をしてバイクに跨りました。
バレなかったのですが結局自分で白状してしまいました。
爽快
このあたりからF池さんの疲労が目に見えて強くなってきました。休憩中もぐったりとバイクに跨っている状態です。
そしてNNUの川のそばまでたどり着きました。
先ず
たくらんけ氏が軽々と渡った後、事務長もすぐにバイクに跨り颯爽と走って対岸を上ろうとした途端バイクの先端は真上に向かっていました。
当然
事務長は放り出されましたが、本人はケロッとしていました。
本人曰く、旭川の川渡りに較べたら今回の川は全然平気だと安易に川に入ったら、結果こうなってしまっただけと動じていません。
ただ私たちも全然気にしないで川に入ろうとしていたのに、ましてやいつももときに較べれば水も少ないし川幅も狭いし簡単、簡単と思っていたそのとき、
事務長の超ウイリーを見せられてメンバーちょっとビビリ始めました。
NNUの川
NNUの川
yumipyon1
助け出される
yumipyon
yumipyon2
左半身ずぶ濡れの
yumipyon
その結果がゆみぴょんの水浴びでした。
常日頃、私は川で水浴びしたことがないと豪語していたのですが、その瞬間「冷た〜い!!」と叫んでおりました。
私もすぐ駆け出してバイク起こしを手伝ったのですが、写真を写せなかったことが非常に残念で残念で、不覚。
左半分は水没していました。
当然メンバーの方々は思いっきり顔がほころんでおりました。
そして全員渡ったあとあのヌタ場の坂道です。
これが1時間半くらいかかったのではないでしょうか。知る人ぞ知る汗びっしょりの難所です。
タイヤ半分くらいの深さのワダチでしかもヌタヌタの土ですからもうへとへと。
さらに登り切ったらがっしりガードが構えていて、そこを避けて通り抜けるところが人の背丈より高い笹藪の中で、疲労困憊。
それでも結局なんやかやと言いながらSHU−PALOからNNUまでアクシデントに遭いながらも無事通り抜けできたってことはもう8割方クリアしたみたいなもんです。
 ヌタ場を上って1 ← ヌタ場を上ってきて疲れている様子 → ヌタ場を上って2 泥でスリックになったタイヤ →
スリックタイヤ
その下り道をたくらんけ氏の後ろを付いて走っているとバックミラーに遙か後方から一台バイクが映るのが見えました。
徐々に徐々に追いついてきてると思ったら
K島氏です。私も真面目に走っているのですがやはり早いです。
そのことをあとで言うと、いや〜兄ちゃんも早いとか言って謙遜するんです。
謙遜されても早いもんは早い。無駄のない走りをしているんだろうな感じました。

その後はひたすらSIM−CUPへ向かって走って行くだけです。
夕食の予定時間が6時と言われているのでNNUの下りもいつもながらのハイピッチで走り抜け、サイクリングロードまでの間も問題なく、さらにそこからとまむまで迂回道があったり、工事はしていましたがひたすら寒いってこと以外(本当に寒かった)は取り立てて不満もなく無事ペンションにたどり着いたのが5時半頃でした。
ペンション内部1 ペンション内部2 ペンション内部3
ペンション内部5とたくらんけ氏
↑ ペンション内部 ↑ペンションの部屋とたくらんけ氏
そのペンションでは夕食時間を40分ほど延ばしてもらい、全員ゆっくりお風呂に入り、出てきてからおもむろに食事のテーブルに着くと洋食のコースでした。
未だかって私たちが,、ツーリングでコース料理なんか口にしたことがあったでしょうか。
フォークとナイフで食べ物を口に運んだことがあったでしょうか。
メインディッシュにステーキが出されたことがあったでしょうか。
ワインを飲みながら食事に舌鼓をうったことがあったでしょうか。
前菜からコンソメ、ステーキにデザートと私たちはツーリングでは初めての食事でした。
そんな食事より和食がいい、土鍋がいい、わいわい囲んで畳がいいとかいろいろ言いたい方もいらっしゃるとは思いますが、たまにこんな食事風景があってもいいんじゃないでしょうか。
ちなみに食事中、
TOYOKI社長が到着しました。。
ディナー

↑ ディナーの一部
ディナー風景(トヨキ社長) ディナー風景2 ← ディナー風景 → ディナー風景1 ディナー風景(ダブルY崎)
ディナー風景(F池さん)
初お目見えF池さん
ディナー風景(penguin氏とK島氏)
部屋はロフト式でベッドが四つありますが、どう見ても宴会のできるスペースが足りないなぁと思っていたら、広いカーペット敷きの部屋を提供してくれました。
そこではいつものメンバーがいつもの馬鹿騒ぎを繰り広げたことは言うまでもないことですが、やはりこんなときは畳敷きとそばにくるまっている布団があった方が格段にノレます。
宴会(事務長) 宴会(セローY氏とたくらんけ氏) ← 宴会風景 → 宴会(トヨキ社長とyumipyon) 宴会(penguin氏とyumipyon)
当然朝食もオムレツにパン、ヨーグルトにコーヒーです。こんな時間を過ごすことがあってもいいんじゃないでしょうか
朝食風景1 ←優雅な朝食風景→ 朝食風景2 朝食風景3
翌日は朝9時頃出発しました。
前の日と同じコースをそっくり逆に走ることにしました。
走り出してまだ何十分しかたっていないのにもうアクシデントがあって、
たくらんけ氏がパンクでした。
まだ暑くなる前で助かりました。
パンク修理1 パンク修理2 パンク修理3 パンク修理4  ← パンク修理中
NNUの登りで事務長が前を走っていましたが、私を抜かれまいと一生懸命走っていましたが、突然気を抜いてと言うより肩の力が抜けたようになり、それと同時に無駄のない走り方になったのにはちょっと驚きましたが、そうなったら私も同じペースで走ると同じようになるかなと思ったら案の定そうなりました。
後ろ姿を見ていても何となく分かるもんですね。

当然NNUのヌタ場もありましたが、下りだけあって皆苦もなく降りていきました。
一部ビビっているものもいたみたいですが・・。
川渡りもやはり問題なく、(一人、川でバイクを倒した人がいたらしい。私はその場にいなかったので誰がって言えませんが、こっそり聞くと
某Tらしい。見たわけではないですが・・)SHU−PALOに向かいました。
様子を伺う
@
すごすご戻る
A
渡る
B
←  yumipyon 3部作

      @懲りて様子を伺う

      Aすごすご戻る

      Bビビりながら渡る

   
              以上終演
昼食は夕張の道の駅で取りました。
食事後、
F池さんが途中転倒していたみたいで、手の甲が若干腫れていたためトヨキ社長の薦めでリタイヤとなりました。
社長の引率の元、帰られました。セローY氏もそろそろ買い物から帰らなきゃと中途で抜けました。
それでも残りのメンバーは勇んで林道に向かいました。

林道ではたまたま前を
penguin氏、続いて事務長、そして私とメンバー3人が連なって走っていたのですが前二人は気付いていなかったようですが、私は、あっ、以前よくこんなカンジで群がってダンゴになってバトルゴッコしていたな、抜きつ抜かれつして汗びっしょりなって楽しんでいたなと走りながら郷愁さえ感じました。
なかなかお二人はエンジンのかかりが悪く、だいたい二日目、良くて初日の後半でなければノッテくれません。
でも今回は
penguin氏が後半ノレてたみたいで、所どころの砂利も気にせず、むしろそんなところあった?とまで言ってました。
砂利の気にしないpenguin氏は恐るべし。

私は二日目はほとんどまともに走っていません。て言うかだらしない走りをしていました、疲れて・・・。
長老派は前半派か後半派のいずれかに分類されるんでしょうか。
フルに二日間走り続ける体力は無いんでしょうか。気力だけ空回りさせてもこの肉体では怪我の元。
これで前半の午前だけとか二日まるまるだらしない走りをするようになったら引退かな。
若い者には負けないと吠えても口だけじゃ、ね。

なにはともあれ今回は本当に気持ちよいツーリングでした。
私をこの道に浸からせた原点とも言うべきSIM−CUPのツーリングはやはり最高です。
旭川方面、支笏湖・中山峠頂上周辺、月形の当望林道、厚真・登別方面ほかいろいろ行ってますが、少なくとも私にとってはSIM−CUPは別格です。
いつまでも体力・気力の続く限り通いたいツーリングコースです。
そして一緒に走っていただけるメンバーに感謝。