寒い日が続いた今年の5月ですが、この日はけっこう気温が上がり、なかなかの焼き肉日和でした。
参加者は13名。いずれ劣らぬ焼き肉好きの面々が、遠くは滝川、恵庭からも腹をすかして集まりました。
現地で最初にやったことは、そこら辺に落ちている古タイヤを転がして遊ぶことでした。
なんにもないただの原っぱなので他におもちゃもないもんだから、なんとなくあっちやこっちにタイヤを転がしていって、飽きたらそのままほったらかしです。
するとどうでしょう。そのタイヤの回りをバイクで走り出す人がいます。まるで練習会みたいに。
・・・違うよ、焼き肉会なんだって!
勘違いし走り始めているのは左からKTM125のnackさん、この日入会の新人でTTRの○山さん、シルバーランツァの○池(兄)さんです。
nackさんはエンデューロに何回も出ているそうで、走りは完全にレーシングスタイル。
狭いコースではエンジンが回しきれないのか遠くの方まで全開で走って行っていました。団塊世代恐るべし!
○山さんは現役の○○隊員とのことで、体力はありそうだし贅肉のない身体をしています。
走りのほうもこれから伸びそうな積極性が感じられます。
○池(兄)さんの走りは久しぶりに見ましたが、以前よりアクセルの開け方が良いみたいでこれまたなかなかの走りです。
もう一人、なんと30'sの元メンバー○橋さんの息子さん(24才)が噂のSEROW250で参加してくれました。
土の上を走るのは今日が初めてで、まずはオフロードの感覚に慣れることが先決なのでコース走行には至りませんでしたが、この先30's入会はあるのか、そしてセロー乗りとして開花していくのか、更には大人の下ネタに汚れて転落の人生を歩むことになるのか、とても楽しみです。
写真はたくらんけさん提供のものを見てもらいたいのですが、ペンギンさん、○池(弟)さん、ナルさんも走り始めました。
三人とも林道へ入ってしまえばスムーズに速い人達なのですが、タイトターンが多いしコーナーがえぐられて砂地むき出しになってしまうようなコースでは、なかなか本来のスピードが出せないようです。
倒し込んでアクセルを開けてバイクの向きを変えるより、コーナーの深さに身体を合わせてスムーズに曲がっていくという、林道向けのライディングスタイルだからじゃないでしょうか。
かく言う私、・・・私ですかぁ?
だから焼き肉会なんだってば!まあ、仕方ないから走るけど・・・。
タイヤを転がしている時に見つけたヒバリの巣、その中の五つの卵達が、走り回るブンブンオヤジどもに踏みつぶされはしないか。
そればかりを案じて小さな胸を痛めながら、つーつーれろれろつーれーろーと走ったのでした。
そうこうするうちに四輪に乗った補給部隊のトヨキ親子・K島・たくらんけの5人が買い出しを終えて到着。
コンロや炭や肉や飲み物を下ろして、さあ焼き肉の準備と思ったら、何に使うのかWR250やTTR125やバッテリーの死んだランツァなんかも下ろし始めました。
いやな予感はしていたんです。去年もそうでした。いくら焼き肉会だと言っても理解してくれない人が・・・。
「はいっ、みんな集まって!今から10分間連続走行。休みなし!みんなが走ってる間に炭をおこすから。」とトヨキさん。
つまり、走らざる者食うべからず、というわけです。
「えーっ、やめようぜー。焼き肉会なんだからー。」と懇願したのですが、聞き入れるような人ではありません。
しかもK島さんは押しがけでランツァに飛び乗るし、たくらんけさんもいつの間にかWR250に跨っています。
どうやらやる気がないのは私だけのようでした。
○橋Jrと豊君、トヨキ夫婦を除いた9台は、ある者は入れ込みある者はどきどき、ある者(私)は鼻くそほじりながらスタートラインについたのでした。
・・・結果。
転倒する者多数。密かに勝ち誇る者1名。内心めちゃくちゃ悔しがる者2名。終わってほっとする者数名。鼻くそほじくる者1名。
まあケガ人も出ずバイクも壊れず、泣き出す人もいなかったので良かったです。
それじゃあいよいよ焼き肉会だね。
嬉しいなあ、楽しいなあ、と思っていたら、○池(兄)さんと○山さんは帰り支度。
文字通りこれからが一番おいしいところなのに、それぞれ用事があるとのことで、残念でした。
で、いよいよ本来の目的だった焼き肉会。
空は青く風はゆるやかに、まったーりゆったーりした気分の中で、肉は焼けジンギスカンは焼けず(コンロが不調)、あちこちの筋肉が痛み出すのを感じながら、やっぱりバイクっていいなあ、やっぱりバイクって楽しいなあと、それぞれが満足していたようです。
書くのもだんだん疲れてきたので端折りますが、これをきっかけにいよいよバイクシーズン開幕です。
来月は支笏湖方面から伊達方面へルートチェックツーリングがあります。
今回のように沢山の参加者があることを願って焼き肉会レポート、以上で終了です。
おまけ これがKTM125だ!