2004年練習会&焼き肉会      by 事務長
2004年春、いよいよバイクシーズンが開幕。
今年も第1回のイベントは例の練習場所での焼き肉会!
午前9時、トヨキ渡辺商会に集合した焼き肉好きは、ペンギン・S津・N川そしてじむきょくの4人。
久しぶりの再会となったN川さんは、今回はスペシャルパーツでWRカラーにモデファイされたTT250Rでの参加。
「最初は心配したけど、乗ってみるとやっぱりセローより走りやすいっす。」とのこと。
トヨキさんとの打ち合わせで、今日のメニューはジンギスカンとカルビ、飲み物はもちろんソフトドリンクのみで、ビールの持ち込みは御法度に決定。
買い出しはトヨキさんにお願いし、バイク組4名は勇んでいつもの練習会場いや焼き肉会場へと向かった。
空は快晴、春の風も心地良く、会場へ到着した4人はやがて始まる焼き肉会に備え、まずは全員で四股を踏み(写真1)、 練習会2004_1
「長老会派拳法 蹲踞(そんきょ)の構え」から「悪食(あくじき)の構え(写真2)」の型などで身体をほぐした。 練習会2004_2
たまたま全員バイクで来ていたので、広場もあるし古タイヤも去年とほとんど同じ位置に残っているしで、少し走ってみるかということになり、スイスイスーダララッタなどと歌いつつ、コース走行などもやってみたりした。
全員が全開走行1時間のノルマを楽々とこなした頃、トヨキ一家も到着。
今回は豊君もついにバイクデビューで、幻の名車PW50(遠心クラッチ・体重制限25キロ)で参加だ。
じむきょくのおじさんも、あまりの懐かしさに「おじさんに貸してみ」と脅かし、何年かぶりに跨ってみたが、やはり名車。
サスストロークはないバンク角もない、おまけに足は余る、これを楽々と乗りこなす豊君の並々ならぬ素質を感じた。 その後全員でコース走行を続けた。
本来の目的は焼き肉なのでコース走行はまあどうでも良いのだが、写真も撮ったので一応紹介する。
第2コーナーを抜けて立ち上がるS津さん(写真3)。
以前に比べて腕力に頼る部分が減り、相変わらず開けっぷりも良い。
ただこの写真ではちょっと視線が近い所にあるように見える。 コーナーを抜けたらすぐに次のコーナーに視線を移してなきゃいかん。
これができないと、1枚の肉を食いながら次の肉に狙いを定めるという「悪食(あくじき)の構え」は習得できない。
練習会2004_S津
ほぼ同じ所でドリフトを試みるN川さん(写真4)。
多分こういうコースをTTーRで走るのは初めてのはずで、やはりセローとは勝手が違うようだ。
この後カメラを構えるじむきょくに突進してきたのは、メンバーを一人でも減らして肉の取り分を増やそうという魂胆が見え見え。
ミスったふりをして攻撃をしかけるというのは、かの有名な「酔拳」の技ではないか。
じむきょくは自分が狙われていることを知り、早々に写真撮影を諦めた。
これを「長老会派拳法 逃げの構え」と言う。
練習会2004_なる1
写真はないが、トヨキさんの走りはやはり別格。
直線ではWR250Fのフロントが浮き、続く第1コーナーではスムーズなブレーキングからクイックなターン。
2ストのような急加速はないのだが、本人曰く「こういうコースだとバイクを立ててからのスムーズな加速が大事」とのこと。
ペンギンさんの走りはいつもと変わらず、こういうコースでは無理をしない。
エンジンの修理をしてからずいぶんパワフルになったと聞いているが、それは林道で見せてくれるはずだ。
ここでの走りから伝わってくるのは、こんなに走って汗をかいてもビールが飲めないのだ! という多少の無念さであった。
じむきょくのおじさんは、毎回のことながら手抜き。 へろへろしながら走りつつ、ビールも飲みたいが煙草も吸いたいなどと考えていた。
そうこうするうち、トヨキさんの腹時計が12時15分を告げ、いよいよ本来の目的である焼き肉会が始まった。
早速肉を焼き始めたN川さん(写真5)。
練習会2004_なる2
左手でピースをしながら、右手の箸はすでにジンギスカンに狙いをつけている。恐るべし。
ジンギスカンもカルビも野菜も程良く焼け、ご満悦の面々(写真6)。
練習会2004_3
空は高く澄みわたり、暑いほどの日差しと涼しい風。 高いところではヒバリの声、林の方からはウグイスの声。
遠くからはラジコン飛行機の甲高いエンジン音や、よさこいソーランの練習の声が今年も聞こえる。
ウーロン茶が入っていたはずの紙コップに泡が立つ、という不思議な現象も起こり、話題はバイクから北朝鮮やイラク問題、ラジコンからポンポン蒸気、果ては裸エプロンのウエイトレスが給仕をするという夢のような家庭の話題へと広がる。
ああ、なんという平和で解放されたひとときだろう。
午後の走行では、じむきょくの前輪がパンクしたり、豊君のソロツーリングがあったりしたが、それもこれもすべて良し。
買い出しをしてくれたトヨキさんや、集まったメンバーのおかげで、今年の焼き肉会は実に楽しいものになった。
ツーリングなんかやめて毎月焼き肉会をやろう、という提案まで出るほどだったが、さすがにそれは却下された。
しかし、次回は6月後半の、謎の洋館でバーベキューをするツーリングだ。 考えてみれば今回と似ていなくもない。
今から楽しみなのはじむきょくだけではないと思う。