「忘却とは忘れ去ることなり・・・・」　昭和20年代後半か30年代に一世を風靡したラヂオドラマ「君の名は」の、冒頭のナレーションであります。


　30'sMOCの忘年会から約1週間、今夜は久しぶりに時間ができたので忘年会のレポートでも作ってみようかと思ったのですが、あんまり覚えていないのです。
　いや、忘年会があったことは覚えています。
　私の中に悪魔が入ってきて、気が付いたら朝の3時まで飲んでいたのです。
　次の日というかその日の朝も仕事があるというごんたさんや、
　ほとんどお酒飲めないのに三次会まで付き合ってくれたusagiさんにはほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
　BBSに「遅くまで（たぶん３時頃？）お話を聞いて、少し変わった人たちどころではなく、チョ〜変わった人たちと認識いたしました。」
　と書き込んでいたNackさんご夫妻にも言いたいのですが、あれは私の本当の姿ではないのです。
　
　ではこれから、あの日のことで覚えていることを申し上げます。
　

　11月26日、会場は札幌ステーションホテルの地下にある「旬菜亭」というお店でした。
　定刻の午後6時少し前に着いたのですが、
　あっつ、ペンギン、Nack夫妻、トヨキ、ナイスガイ、たくらんけ、Ｔ橋Jr・・・一次会参加予定者は全員揃っていて、
　もうビールを飲み始めていやがりました。
　出遅れたか！
　という気持ちはありましたが、どうやらまだみんな1杯目のようで、私の心は落ち着きました。
　これは嘘ではないのですが、人からはよく穏やかな性格だと言われます。
　先に宴会が始まっていたくらいで、取り乱すような性格ではないと思っています。
　おいしいい料理がこれでもかとばかりに運ばれてきて、空腹が満たされビールも回って楽しかったのです。
　ここではライディングテクニックやツーリングの話題で盛り上がっていました。
　
　あっ、刑事さん思い出しました。
　犯人はNackさんだと思います。
　いや、そういえばあの人ね、バイクだけじゃなく車に乗ってるときも前にいる車をアオるって言ってたんですよ。
　自分のペースを乱すような車が前にいたら、たとえ奥さんが同情していても、路外に転落するまで追いまくるって言ってました。
　それにね、近々アジトを移すっていうようなことも・・・ええ、確かに聞きました。

　いや、待てよ！
　あっつさんは一次会で帰宅し、その後残りのメンバーは二次会へ流れたんですが、
　二次会から参加した○池弟さん、usagiさん、ごんたさんの三人も怪しいですよ。
　きっと我々が一次会で飲んでいる間に悪い相談をしていたに違いありません。
　刑事さん、きっとあの三人が私の中に悪魔を入れたんですよ。

　他にも、静かに微笑みながら聞き耳を立てていたＴ橋Jrも怪しいし、
　三次会に我々を連れて行ったペンギンさんも怪しいし、
　終電があるからと言って二次会の途中で消えたたくらんけさんも怪しい。
　
　いや、大体が、いい歳したオヤジ共がバイクに乗って林道で暴れているなんて怪しすぎると思いませんか。
　・・・ああ、でもやっぱり思い出せない。
　そういえば、思い出せないで思い出したんですが、ナイスガイさんも思い出せない思い出があると言ってました。
　記憶喪失っていうやつですか、ヘルメットが割れていたとか。
　あの日は下ネタにもキレがなかったし、あの人も怪しい。
　怪しくないのは私だけなんですよ、刑事さん。
　
　え、刑事さんじゃない？
　あ、お医者さんでしたか。