2008年キャンプ      by usagi

 プカプカ氏より突然今回のキャンプの誘いがあったのは予定日前日のお昼頃だった。
以前にもキャンプや温泉には行かないと行ってあったにもかかわらずである。
当然私は身体が仕事モードになっていて、その前の週も、誘いのあった週も帰宅は夜10時半くらいが続いていて、土曜日も当然出社。
疲れていたので本当は断りたかったのだが、それを分かっての誘いだっただろうから、考慮の上行くための返事を夜したのだった。
ちなみに誘われた理由は、トヨキ親子は単独で出発,、温泉魔神氏は自転車で、そしてT橋Jrはバイクでとなると必然的にプカプカ氏とごんたの二人きりのドライブがになるわけで、それはなんとしても避けたかったようだ。
私なら正直女性と二人っきりのドライブならいつでもOKで、No Problemですが、やはり人種が違うんでしょうか・・・・・。
当然金曜日も夜11時頃帰宅したものの疲れて何もする気が起きず、支度を始めたのはキャンプ当日の5日午前だった。
久しぶりなので何を用意していったらいいのかさっぱり思い付かず、と言うよりまだ頭が働かず、起床後ただボーと一服ししながらコーヒーを飲み、ただただ気だるい半日を無為無策に過ごしていた。

 しかし、12時頃プカプカ氏からこれから向かうとの連絡が来て何とか形ばかりはと急いで支度を整えた。
家の近所のコンビニに到着との電話が入り、早速便乗すると二人とも空腹とのことで、やはり近所のチキンペッカーなるファーストフーズの店(自分ではケンタッキーより美味しいと思うのですが)で各々買って停車中の車の中で平らげてやっと出発。
早々に高速に入り、静かでトルクの太い車でのクルージングはやはり快適そのもの。
当然私は運転もせず楽をしながら和寒に到着もあっという間。
車は運転が荒かろうが、大人しかろうが横や後ろでグダッと載せて貰っているのが一番楽!。

 キャンプ場に行ったら豊は多分禁漁の池で、釣り。
社長と温泉魔神の二人はもうすでに超新鮮なイカを捌いていて、温泉魔神は社長に教えて貰いながらのイカの皮むきと短冊状に切り込んでいました。
温泉魔神は当然チャリではなく、車での参加。
まっ、稚内からでは無理に決まっているが・・・。
そのまま夜バンガローに泊まって、翌日の月曜も仕事を休んでの参加。
ちょっと羨ましいかも。
私たち3人は近くのスーパーで野菜と飲み物、翌朝の食事分、さらにちょっとのおやつを購入し、戻ってから6人でテント設営。
そうこうしているとT橋Jrが弟と二人で二輪で参加。
兄はWR、弟は父親譲りのTDR。
これで総勢8人。全員揃った。


(TOYOKIさんと温泉魔神さんの合作にイカ刺し)
 バーベキューコンロに火をおこし、後は焼くだけの状態になって気が付いたのが「私は何もしていない」。
そう、お殿様状態だった。
これは拙いとばかり茄子に切り込みを入れているとスパッと指を切ったみたいで出血。
痛くも何ともないけど血が止まらず、プカプカ氏に応急絆創膏を貼って貰い、私は余計なことはしない方がいいんだと自分に納得させた。

しかし焼き始めた食材に、さっぱり食欲が湧かず、ビールをチビリチビリと飲んでたが、さすが社長。
持ってきた食材の新鮮なこと!。
海水から取り出した生だこをぶつ切りにしただけのものを焼いただけで絶妙な塩加減。
今まで生だこをそのまま炭で焼いたことなどなかったので試しに食していたらどんどん食欲が戻ってきて、次の食材には貝付きホタテ。
これがまた超レアな焼き加減が一層甘さを醸しだし、一流料亭の味に追いついているんじゃないかと思ったほどだった。
その他焼きエビ、焼き野菜と続き、外での食事は食材への一つの調味料だとつくづく感じた。

     
(TOYOKIさんと温泉魔神さんがイカを捌いています)

 親子で   (動画)

          
(相も変わらずの食料を持っているごんた。方や簡単に飲みきった日本酒の空瓶を持つ温泉魔神。どっちもどっち!)


(孤軍奮闘中のT橋JR弟)

(T橋JR弟)
 T橋Jrの弟の食べっぷりは見事だった!
最後まで責任を持って(現場監督「プカプカ」に虐められながら)食し続けた根性は立派。
宴もたけなわ、その現場監督が消えたと思ったら一人バンガローの中に消えていた。
ほっといたらそのバンガローの扉が開いていて、ごんたが様子を見に行ったらバンガローの横でシャツとパンツ一丁でゲロを吐こうともがいていたらしいが、やりなれない現場監督はあまり食べずに急ピッチで飲み続けた結果だとみんなも納得。

それを3〜4回続けてバンガロー出たり入ったりしてまた気が付いたら温泉魔神も消えていた。
日本酒もなくなり飲む相手も役不足となると寝るしかなかったのだろうか。
残った6人もそれぞれ寝ることにした。

 しかしあの日は暑かった。バンガローの中も蒸し風呂に近い状態。
それでも寝袋に入りウトウトとしていると私の耳元で音楽が。
夢うつつに聞いていたら(結局その音楽は夜中、ごんたにかかってきた携帯の着メロだった)、突然自分の身体がお湯をぶっかけられたような状態と気がついて、あまりに気持ち悪くて起き上がりそのまま外に出たが、何のことはない、プカプカと同じTシャツとパンツ一丁。
そしてその2枚ともベチョベチョ。
多分絞ればお湯が出てきたんではなかろうか。
ごんたも起きだし、暑くてひどいなぁと言っていたら、その話し声に気が付いたプカプカ氏も目が覚めて3人はまたビールを飲み直し、やっと身体の火照りが治まってきたので改めて就寝。
その就寝も寝袋がベチョっとして気持ち悪かった。
 
多分朝6時ころ起きてバンガローから外に出るとすでに温泉魔神とT橋Jrが起きていて、夜3時頃トヨキ親子は法事があるとのことでもう帰った後だった。
当然温泉魔神は朝から500ccを空けていたのは言うまでもありませんが(ついでに私もこっそり飲んでしまいましたが・・・・・)。
その後全員起きだして朝食は前日の海鮮類と野菜たっぷりの焼きそば。
私は前日食も細く、朝食用にお粥を買ってあったのですが、そんなものはほっぽり出して焼きそばを食べていた。

 取りあえずざっくり片付けていよいよモトクロス観戦。
私も何年振りだろう、間近でモトクロ観たのは。やはり血湧き肉躍るとはこのことか。
当然自分には別世界ではあるが、アドレナリンも吹き出てくる感じ。って言うか汗も噴き出してくる。
キャンプ後月曜から首筋の後側が痒くて痒くて、発疹だらけ。多分記憶にないけど、初めての汗疹。
元々暑くて首にタオルを巻き付けての観戦なので汗疹なんか出来るわけないのと考えたら、寝るとき使ったビニールの空気枕が原因と何日も経ってから思い出した(今も痒い)。
しかしあんな急勾配を上り、そしてアクセルを空けて下るなんて可笑しいよ。
下った先にジャンプ、さらにコーナー。
詰まるところ、飛びながらバイクのフロントを横に切っている状態。
う〜ん、絶対自分には無理。
途中そのレースを観戦した後、第1コーナーを過ぎたゴール地点まで移動して目の前でのジャンプ台を間近に観ていたら、結局早い人と遅い人の飛び方、飛ぶ距離が違うんだと改めて感じた。
早い人はギャップ二つ飛んで着地地点がきちんと斜面に来ますが、遅い人はギャップのトップに着地するので衝撃もあるし、その分飛ぶ距離が短いのでどうしてもタイムロスが生じます。
当然私には出来ませんが・・・・・。
レースを終えてコースからゴーグルを外して出てきた選手達は茹で蛸のように真っ赤な顔で、あの暑さの中でのレースを完走するって、つくづく凄い奴らだと感心した。

 帰りは滝川(だったと思う)でそば屋で食事をし、出てから温泉魔神と別れて残った5人で砂川の北菓楼に寄って各自お土産を買ってからT橋兄弟とも別れ、高速で帰路についた。
車中、腕がざらざらするので試しに舐めてみるとしょっぱい! そう、汗で腕に塩がふいていた。速攻、家で風呂に入ったのは言うまでもない。
しかし帰りの車中では一人で喋っていたような気がする。きっとこれがぷかぷかの誘ってきた理由だろう。
目的は果たされたんだろうと勝手に決めた。