2005年キャンプレポート    by プカプカ


お断り

キャンプから戻って後片づけをして、写真の整理をしようと思ったら、なんと前半の写真がありません。
あるのは夜10時過ぎからの写真だけ。前半の写真はどこへ行ってしまったんだろう。残念です。


2005年7月23日、その日は朝から夜だった!・・・などということはなくて、朝から良い天気でした。
ペンギンさん、トヨキさんの荷物を積み込みナイスガイさんと札幌を出発したのは11時くらいだったでしょうか、渋滞を避け高速で月形まで走りました。
車に乗り込んだナイスガイさん、いつもの通りビールを飲み出すのかと思ったら、昨夜は2時まで飲んでいたとのことで缶ビールは持ち込まず、非常に紳士的でした。
高速に乗ると前方に○○○km/hで巡航する車がいたので、ちょうど良いペースメーカーだと思いスピードを合わせました。
高速はすいていたし、これから楽しいキャンプだという浮かれた気分もあったんでしょう、いつのまにかペースメーカーを追い越してしまい、30分ほどで月形に到着です。

月形でたくらんけさんと合流。トランシーバーを貸して貰い車同士であーでもないこーでもないと会話を楽しみながら芦別へ向かいました。
芦別には石焼きビビンバの旨い店があるとのことで入ったのですが、ここで撮った写真も消えてしまいました。
でもたくらんけさんが携帯のムービー機能で動画を撮りましたので、うまくいけば30'ホームページに初めての動画ファイルがアップされると思います。
この店の石焼きビビンバはたくらんけさんご推薦だけあって流石に美味。
朝食が遅かったのであまりお腹の空いていなかった私も、気がつけば完食でした。
なお、ここまで自嘲、いや自重していたナイスガイさんは、ついに耐えきれず生ビールを注文。石焼きビビンバと生ビールはよく合うと喜んでおりました。

芦別から富良野までの道も予想に反してスムーズな流れで、予定より1時間も早く集合場所に到着です。
駐車場には見慣れたセローが止まっていたのでT橋Jr.さんの姿を探したのですが見あたらず、どこかで食事中だったようです。
セローから視線を外すと目の前にモンキーに乗った温泉魔人さんが現れました。
ヘルメットの下にサングラスをかけていたので最初は分からなかったのですが、年季の入った30'sユニフォームはどう見ても温泉魔人さん。
一人用のキャンプ道具の大きなリュックを背負った姿はモンキーには不釣り合いなのですが、そのアンバランスが妙に格好良く、旅慣れたライダーといった雰囲気です。
その写真を紹介できないのも残念。
ここで買い物を済ませ、外に出るとT橋Jr.さんも戻ってきていて、バイクと車合計4台でキャンプ場へ向かいました。

キャンプ場で受付をしている最中にペンギンさんもランツァで到着。
あとはトヨキ親子の到着を待つばかりと安着祝いのビールを一缶飲み干し、テントの設営を開始しました。
ところがたくらんけさんが電話してみたところ、トヨキさん宅では豊君が体調を崩したとのことで、急遽キャンセルということになってしまいました。
本人も当然ながら、我々にとってもこれが一番残念なことでした、

それでもテントを張りコンロに炭火がおき始めると、気分はもうキャンプモードです。
オヤジ共はテーブルの前にどっかりと座り、最年少のT橋JR.が一人でせっせと食事の支度をしてくれました。
まるで役員が5人で社員が一人の会社のような感じです。
肉も焼け始め、明るいうちからビールの缶がどんどん空になっていくと、例によってオヤジ共の話は下ネタへ流れていきます。
「俺たち、このキャンプ場で一番高齢で一番下品なグループだな。」
「それは間違いない。」
「考えてみると大したもんだ。」
などと妙な優越感に浸りつつ、キャンプという名の宴会は続いていきました。
隣のサイトには、スズキのDRZというモタード仕様のバイクでソロキャンプをしていた渋谷さんという札幌の人がいたので、 同じバイク乗り同士仲良くしましょうとお招きすると、バーボン片手に参加してくれました。
日暮れ前から続いた宴会は焚き火の前に場所を移し、更に延々と続きました。
かなり早い時間にペンギンさんがテントへ入ってしまいましたが、翌日聞いたところ、腰痛でちょっとつらかったようです。
早く病院に行った方がいいかも・・・。

夜10時前後でしょうか、下品を極めた私は突然宗教に目覚めたようです。
いわゆる神懸かり状態になり、何やら宇宙の真理について下品に語り始めました。
相当説得力のある説法を行ったようで、温泉魔人さんは宗教心の強い人だったのですぐに私に帰依し、一番弟子となりました。
でも邪悪な雑念にとらわれたたくらんけさんは、いちいち反論します。
当然火あぶりの刑に処せられました。
ナイスガイさんは私以上に下品を極めており、動じた様子はありませんでした。
T橋Jr.さんはただ呆れるばかりの様子。
ゲストの渋谷さんは笑い転げていました。
ひとしきり騒いで疲れた私は、いつものようにテントへ逃げ込み、ペンギンさんとイビキの合唱を始めたようですが、
朝までぐっすり眠ってしまい、その後のことは写真でしか分かりません。

これはその後の写真ですが、左がゲストの渋谷さんです。
ナイスガイさんとともに、私の説法に基づいて瞑想に入ったように見えます。
温泉魔人さんは既に解脱の境地に達しており、落ち着いた表情です。
焚き火に放り込んで焼いた茄子も美味しそうで、これを肴に更に宴会は続いたと思われます。

そして翌朝。
何やら騒がしくて目を覚ますと、時刻は午前5時38分。
見回すとテントの中には誰もいません。
昨日あれほど飲んだというのに、このオヤジ共ときたら早くもご近所に迷惑をかけようというのか・・・。
二日酔いでガンガンする頭を必死で覚醒させ、目ヤニでふさがったまぶたを必死で開いて外にはいずり出すと、案の定みんなでビールをグビグビやっています。

しかも食材が余ったからと言って、
モヤシにキャベツに赤青黄色緑のピーマンにイカに茄子にタマネギなど全部ぶち込んだ上にめんつゆをふりかけ、
更に焼きそばをからませるという、
まっとうな人間が朝6時前に考えつくとは思えない料理が出来上がってしまったのです。
勢いというのは恐ろしいもので、
朝はメイドのアンジェラが焼いてくれたトーストとミルク、BGMにはショパンがなければダメな私も
これがまた結構旨かったりしたりしなかったりして、気がついてみると悪食軍団の一員になっており、
なんだかんだ言いながら結局みんなで完食してしまいました。
これもキャンプでしか味わえないハードなお楽しみということでしょうか。
しかも帰り際には珍しい場所に駐車する車を目撃。
やっぱりキャンプ場っていうのは、こういうワイルドな駐車ができるような人達が集まる所だったんだなあと 認識を新たにしました。

帰りは富良野までみんなで走り、駅前でコーヒーを飲んで解散しました。
そこに至るまでの道のり、最高速50kmのモンキーに乗って常時アクセル全開の温泉魔人さんの後ろについたのですが、
大きなリュックを背負ったその姿実に楽しそうで、
ああ、バイクってこういう楽しみ方もできるんだなあと改めて思いました。

おまけ



ストローをあぶって風船を作って喜ぶたくらんけさん