10月5日(日)ツーリングレポート         by nack

30's MOCのメンバーとは、今年初めてのツーリングである。
他のメンバーが主催するツーリングに一度も参加せず、自分が主催するツーリングには参加して欲しいとは恥ずかしい限りだが、いつものようにツーリングを楽しむことができた。

今回は、全員で3名のツーリングとなった。
コースは、9月14日にたくらんけさんと走ったコースをベースとして、成り行きで何通りかのオプションを考えていた。
結論から云うと、考えていた最短のコースとなった。 でもこの時期、夕暮れが早いし、日が落ちると冷え込みが厳しくなることや札幌まで帰ることを考えると、まあ良かったと思っている。

10時、滝川インター付近のローソンで待ち合わせ。 10分前に着いたのだが、すでにメンバー2人が到着している。 Jr.氏は時間に正確なので不思議はないが・・・プカプカ氏が余裕の表情でお待ちとは、意外な展開であった。

ローソンで飲み物を買って、さっそく滝川→歌志内のコースに向かった。
いったん12号線に出てから北泉岳寺の墓地を横断し、国内最長の北海灌漑溝沿いの砂利道を進み、林道の入り口に向かった。

道道227号線から林道の入り口を1キロ弱進むと、二股になっている。
これを右手に入ると深い轍と雑草の一見廃道かと思うような林道となる。 歌志内側の出口はそう変わらないのだが、『体力的な問題で途中棄権するかも』というプカプカ氏の牽制があったので、当初の予定通りこの林道に入らずに左手の林道へとハンドルを切った。

林道に入ってしばらくは固く締まっているので全員快調に走っていたのだか、前日までの雨の影響か、多少・・・ほんとに多少ぬかるんできたのと、4輪が作った轍が目立ってきた。
林道が荒れると楽しい私としては、ノープロブレムというか、とても楽しく走ったのだが・・・分岐で待っていると、『轍は嫌いだ』とのクレームが・・・。

それから順調に林道を駆け下り、歌志内市内に。
これから歌志内で一本汗をかいてもらうつもりだったのだが、またしてもあの牽制の言葉と轍のクレームで、やむなく中止し次の林道に向かった。 中断した林道は、雨が降るとウォッシュアウトした深い溝がツルツルで、かなかおもしろいのだが・・・次回の楽しみということで。

舗装路を25キロほど走って芦別へ。
芦別市内に入るかなり手前で、この日2本目の林道に入った。 出だしは、1本目と同じで固く締まっているのだが、途中少し荒れているところもある。 ただ、ブルトーザーが入ってならしているので、大したことはないと思ったが・・・何故か不満の声が・・・。

この林道は、途中まで土を固めた林道なのだが途中から砂利を踏み固めたようになり、これがけっこうな距離なのだ。
それでも、ここまではノートラブルで走りきった。 これを走りきると、芦別−上砂川線の道道115号線に出る。 これを芦別方面に走って、給油と昼食を摂ることにした。 

歌志内で林道を1本キャンセルしたので、時間は多少早かったのだが芦別道の駅での昼食となった。
ここは名物「ダッタン」ラーメンを・・・と思ったが、勘違いで「ガタタン」ラーメンだった。 とろみのついた汁のラーメンで、お味はまあまあというところ。 
食後のコーヒーをいただいて、午後の部開始である。

道の駅から国道452号線を下り、道道115号線を過ぎてから橋の手前を右折して、本日3本目の林道に入った。 この林道は、入ってすぐに二股になり、これを左に入らなくてはならないのだが、何を勘違いしたか右に入ってしまった。

途中、けっこうな砂利道でちょっと自信が無くなったころ、たくらんけさんが路肩に落ちた地点を通過して間違いに気がついた。 それほど、浮き砂利の道だった。 
お二人には申し訳なかったけれど、たぶん1キロほど引き返した・・・が、二股地点で「事故」が起こった。

浮き砂利の道を右に曲がらなければならないのだが、これがなかなかのヘアピンで、浮き砂利に前輪をとられて何とプカプカ氏がこけてしまった。 スピードが出ていなかったので、レバーを曲げた?程度で済んだのだが、バイクを起こすプカプカ氏の後ろ姿に力強さが見られない。
すぐ近くにいたJr.氏が手助けしたが・・・上砂川に出てからの5本目の林道は、キャンセルする方が無難と判断した。

林道出口で一旦休憩して、いよいよ最後4本目の林道である。
3本目の林道を出て数キロ走ると、三段の滝に出る林道に入れる。 今回は、これを途中で右折して、芦別−上砂川線の道道115号線に出るコースをとった。 
ダート約30キロ。

距離はあるのだが、固く締まっているので実に快調だった。
それに、誰かに煽られることもなく自分のペースで走っていたので、とても気持ちがいい。 途中の紅葉などに目をやったり、林道の子鹿をバイクで追いかけたりして充分楽しんだ。 

子鹿を追いかけたのはこれで2回目だが、親鹿は林道からすぐに林の中に入るのだが、子鹿は判断が遅く2回とも焦って林に入れずに林道を走ってしまう。 これを後ろから、アクセルは抑え気味で追いかけた。 焦る後ろ姿は、微笑ましい。

上砂川町内に入って、給油。
後は、道道114号線を砂川に向かって走り、砂川高校の交差点でプカプカ氏とJr.氏に別れを告げた。
そのまま洗車しようと洗車場に行ったが、河川敷でダートトライアルがあったらしく、ドロで汚れたクルマでぎっしり。 洗車はあきらめて、翌日にすることにした。

心配していた天気もまあまあ。 午後から曇り空となったので、少々寒かったが林道では丁度いいくらいの気温であった。
来年は、まったく違うルートを開拓するつもりなので、乞うご期待!


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