江戸川区北小岩八丁目三谷町会の八幡神社例大祭は3年に1度行われます。
こちらで担がれている神輿は昭和の初めに鮫洲の正林会(現在の南町会)より譲られた神輿です。
この神輿は正林会の神輿として明治時代に製作されたとする神輿で、仲町会旧子供神輿と同時期のものです。
当時、正林会に新しい神輿(現在の旧子供神輿)が完成したことに伴い、祭礼時に稲穂の奉納を受けていたなどの親交があった三谷町会へ譲られたとのことです。
引渡しのときはそろいの浴衣を着込み盛大に送り届けたと伝え聞いています。

特徴としては明治時代に屋根を修復されたとする惣町神輿の以前の様子を伝えるものです。
修復以前の惣町神輿は現在より屋根がやや小さかったと伝えられています。
また、以前の屋根の用材を使い、仲町会の旧子供神輿が製作されたと伝えられています。

午前中の渡御が終わり神社前で休憩中 鮫洲の神輿の雰囲気が伝わってきます
鳳凰の腹のそり具合 特徴ある小鳥も南町会旧子供神輿と同様
もちろん葺き返しも ほぼ一日かけて町内を渡御します