旅の話その6  GW,東北の林道は残雪・崩落の大歓迎!


1991(平成3)年4月30日〜5月2日(3日間)  走行距離:いやぁ〜っ!ケツいてぇえっ!!
マシン:YAMAHA SEROW  YAMAHA XT250T

(1日目)天候:晴れ 宿泊地:猪苗代湖畔
渋谷〜八潮〜那珂IC〜大子〜黒磯〜大川林道〜田島〜会津若松〜猪苗代湖


 今回の待ち合わせは,何故か渋谷駅南口東急プラザ前である。待ち合わせは7時だが,ちぃと早く着いたので缶コーヒーなど飲んで一服していたら,何とめずらしい,7時チョイ過ぎにター坊がやって来たではないか。目指すは南東北なのだが,何故か東北道ではなく常磐道にのるべく,首都高代をケチって都心の下道を246青山通りから皇居を回り水戸街道を通り金町へ向かった。いやぁ,我々の旅姿が都会に似合わないことといったら・・・。金町から中川沿いを八潮へ向かう道が狭く,渋滞でも路線バスの脇がすり抜けられない。多少時間をロスしたものの,三郷から常磐道に入った・・・とたんに強風にあおられスピードは一向に上がらない。利根川の橋を横風を受けてヨロヨロと渡り,ヘロヘロになって守谷SAで一休みとなる。

 常磐道守SA(強風が吹いています!)


 気を取り直して出発するも,強風で一向にスピードは上げられず,やっとの思いで那珂ICにたどり着いた。
 袋田の滝を見てみようということで,国道118号と349号の間の県道を北上し,昼前には目的の袋田の滝に到着した。観光客気分で流れ落ちる滝を見物し,ター坊にとっては恐怖の吊り橋を渡った先のお休み処でこんにゃく田楽とそばの昼食を取る。(う〜!ビールと田楽は合うよな〜っ!でも,思いっきりバイクで来たことが分かる出で立ちでは,ビールを飲むわけには行かなかった。)
 昼飯を食っても,まだ林道は現れない。大子から小川,黒羽経由で黒磯へ,市内を抜けて板室温泉へ向かう。深山湖畔を通り,お待たせしましたという感じで,やっと大川林道入り口に到着した。
 林道が始まり,順調に進んでいるかに思えたが,分岐で進路を誤り,右側の川筋の道を進んでしまっていた。分岐まで引き返して,左側の川筋の道をいい感じの走行で進んでいった。途中,一服するため休憩した後,さらに進むと,北側斜面に残雪が目立ちはじめた。と,思っているうちにみるみる残雪の量が増え,いつかの月夜沢を彷彿させる路肩ぎりぎり走行を強いられる。

 大川林道(GWツーリングでは残雪の妨害がしばしば)

 やっとの思いで難所を切り抜けたところで,皮つなぎにオンロードブーツという出で立ちのTDR250とすれ違う。果たして,彼は残雪を無事通過できたのだろうか。(下りだから簡単だったりして・・・)
 その後の下りは快調で,栗生沢から田島へ出て,国道121号を一気に北上した。安藤峠という案もあったが,会津若松には,ちょっと用事があって,その用事を済ませて日暮れまでに猪苗代湖畔へ行くには,少々きつそうなので今回はパスした。
 会津若松市内から猪苗代湖畔中田浜へは,最短コースで,東山温泉の入り口から背あぶり山を越えて行った。中田浜では風が強かったので,風よけにと,母校の高校の合宿所にある艇庫脇にテントを張った。当然この時期に高校生が合宿をしているはずもなく,暗闇に沈み行く湖面を見ながら,長時間走行の疲れもあって,静かな宴会となった。(そうです。我々は会津若松の出身なのです。) 

 猪苗代湖畔中田浜,母校合宿所艇庫脇にて


(2日目)天候:曇り一時雨 宿泊地:遠刈田温泉近くの林道脇
猪苗代湖〜猪苗代〜福島〜七ヶ宿〜南蔵王林道〜遠刈田

 疲労のせいか,早く寝たため,二日酔いもなく,比較的早い出発となる。猪苗代湖の西側を回り,国道49号から115号へ入り,土湯峠へ向かった。土湯峠は改良工事でトンネルが開通し,快適な道に変わっていた。昔は冬季は通行止めになったが,今は通年通行が可能となった。峠が改良されたおかげで115号は結構ハイスピードペースで駆け抜け,福島盆地へと入った。福島市内へは入らず,フルーツラインを通って飯坂温泉へ向かい昼飯となった。
 いつものように温泉街の食堂でかつ丼などを食し,店を出ると,ター坊が「眼鏡のレンズクリ−ナーを買う」と言いだし,温泉街で眼鏡屋を探す羽目に。無事眼鏡屋が見つかり,レンズクリ−ナーも手に入ったので,「ジュラクヨ〜ンンッ!」でおなじみのパツキンおねーちゃんの看板が立っているホテル聚楽の横を通り,国道399号に出て,宮城県を目指した。黒沢という部落から国道を外れ,ダートで山越えをする道を進み,七ヶ宿へ入り,113号を白石方面にちょっと戻って直ぐに長老湖方面に左折した。長老湖へ向かう道では雨が降り出し,カッパ着用となる。
 

 長老湖畔にて(ちょっと寒いです!)

 さあ,本日もやってきました。林道の時間が。ロングダートで有名な?南蔵王林道だ。目指すは山形県上山。締まった感じのダートを結構早いペースで進んで行く。が・・・,どうも様子がおかしいような・・・,轍にクッキリついた大型車のタイヤ痕。どうやら先の方で工事をしている気配。やがて,林道は川原に出た・・・誰か手を振っている・・・工事の人だ・・・その先は道が無い・・・あるはずない。道ではない。川だから。右脇を見上げると,ユンボだダンプだミキサーだ。橋の手前の左カーブが土砂で完全に埋まっていて,橋の先には道があるものの,川原からは橋の先の道へは登れない。ということで,林道走行はわずか数キロのピストンでおしまい。
 半端な時間だが,とりあえず遠刈田温泉へ行こうということになった。遠刈田温泉には共同浴場があったが,とにかく気温が低く,こんな日一風呂浴びたものなら,風邪をひくのは目に見えており,残念だが温泉はあきらめた。もう,こうなったら,早く宴会をするしかないので,酒と食料を買い込んで,野宿地を探した。ところが,遠刈田近辺は蔵王の裾野で,なだらかな丘が続き,意外と別荘地や牧場なども多く,野宿出来そうな枝林道などは見つからない。うろつくうちに,川沿いの民家の間にダートを発見し,進んでみると,すぐに民家は無くなり,急な上りとなって行き止まりになった。道の脇に広くはないが,野宿スペースがあった。結構傾斜はあるが,もう他を探すのも面倒なので,テントを張って,宴会突入。酒を飲んでいても,つまみを食っても,何か傾いている不思議な感じ。そのうち酔って,傾きも気にならなくなり,やがて,傾いたままご酩酊・・・。


 遠刈田の野宿地(左に傾いています。^ ^;)


(3日目)天候:晴れ
遠刈田〜白石〜岩槻


 いい天気です。もそもそ,うだうだしていてもしょうがない。野宿道具を撤収して9時過ぎには出発した。
 あっという間に,白石まで下り,国道4号を左折して,ガソリンスタンドで給油と朝の儀式を済ませた。あとは,白石ICから岩槻ICまでの地獄のケツ痛,超ヒマ高速道路大移動。サービスに通り雨まで降ってきた。あんまりヒマなので,観光バスから手を振る小学生に答えると,いや〜,バカウケで・・・。林道ツーリングでの一日の移動距離の最高記録がこの日に打ち立てられたのであった。

 
この旅での教訓
 ・一日の走行距離が長いと,疲労のため野宿宴会は盛り上がりません。でも,翌日は二日酔いにならないので快適です。(ひょっとして,これっていいことなのでしょうか?)




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