只今XT400再生中(その3)

 キャブを油に浸けてから、2ヶ月が過ぎた。というか、忙しくて手が付けられなかったのである。
 12月にキャブを油から上げ、取りあえず乾燥させる。すぐに分解に取りかかれば良いのだが、なかなかそうはいかない。
 年が変わって平成14年の正月、休みも最後の日に分解に取りかかった。まずはプライマリとセカンダリを締結している2つの金具を取外す。ネジ2本と4本の2種類だが、ネジ2本の方の片方のネジがどうしても回らない。このネジが外れなくてもキャブは分離できるので、まあ、いいかぁ?

 

見て分かるとおり、左側がプライマリ、右側がセカンダリ。中央は2本ある締結金具のうちの外れた方。


 忙しさとやる気のなさとで、作業が進まないまま、月日は1年以上過ぎ、プライマリキャブの分解が終わったのは、平成15年の7月だった。
 分解が終わったからには清掃をしなくていけないわけだが、これがまた手つかずで、月日が過ぎていくのか・・・?



分解が終わったプライマリキャブ(たったこれだけのものを分解するのに、何でこんなに時間がかかったのだろう??)


 さて、分解が終わった7月の下旬、以前このバイクの所有者だった寺崎勉氏とその仲間数人で山形福島両県境に林道ツーリングに出かけた。その途中の野宿の際、寺崎氏から「ちょっと手を入れれば走るようになるRMX250があるけど、乗るつもりならあげるよ!」と持ちかけられ、当然のことながら、「もらう!!」と即答した。
 8月になって、RMXが走るようになり、寺崎氏がRMXを我が家へ届けてくれることになった。そのついでに、いつまで経ってもエンジンすらかかるようにならないXTを、見るに見かねてか、キャブ清掃をして、エンジンがかかるようにしてくれるそうだ。
 寺崎氏は例によって、ポンコツ寸前の黒い軽トラ、ゴキブリ号にRMXとコンプレッサーを載せてやって来た。RMXを降ろした後、コンプレッサーでプライマリキャブの細管部を通して、勢い余ってゴムパッキン1個をどこかに吹き飛ばしつつ、あっと言う間に組み立ててしまった(この辺は流石である!)。セカンダリキャブは未分解だが、構造が簡単なので、詰まりは少ないだろうという(・・というか、実際に走ってみて、高速走行での調子が悪ければ分解清掃する)ことにして、キャブをXTに取付けた。



キャブ清掃中の寺崎氏(コーギーのハッピーが作業の邪魔をしている)

 いよいよ始動開始である。キャブの吸気口にキャブクリーナを吹き込み、チョークを引いて、キックを始めた。20回目くらいから、エンジンが始動する気配が出始め、程なく、エンジンは始動した。平成14年8月9日、約10年ぶりでXT400のエンジンは蘇ったのである。万歳!




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