チューリッヒの生活

ママのチューリッヒクラスと託児(ほいくえん)(2004年3月)
昨年11月から、ママは、託児付きのチューリッヒでの生活講座に通い始めました。
週に1回、午前中に行われます。
託児所には、日本人のシッターさんがいると前から聞いていましたが、
なにぶん、以前に託児で少し苦い経験をしているので、心配しながら行き始めました。
事前に、今回の託児所に何て名前をつけようと考えた結果、
従兄弟も行っている、ほいくえんとしました。
さて、甘えん坊のたっちんは、はじめのころは、やはり泣いてしまうことが多かったようですが、
それでも日本語を話してくれるシッターさんがいることが大きな手助けとなって、
ママが迎えに来るまで、遊んだりおやつしたりして過ごす環境に、少しずつ慣れていきました。
迎えに行った時のたっちんの顔は、泣いた後の顔から、楽しそうな顔に、
回を追うごとに、だんだんと変化していきました。
帰る途中や、その日の夜には、『ほいくえんの はなし してあげようか?』
と、その日ほいくえんであったことを話してくれます。
シッターさんからも、だんだんといろいろな子どもたちと遊ぶようになってきたと聞き、
ママは、成長したなと感じています。
ママの小さな疑問“他の子は、たっちゃんと違う言葉話してても大丈夫なの?”
と聞いてみると、『うん、だいじょうぶ!』と即答したときには、
うーん、こどもっていいな、と少しうらやましく思いました。

アドベントカレンダー(2003年12月)
パパとママのお友達から、たっちんは、アドベントカレンダーをもらいました。
アドベントカレンダーは、12月1日から24日まであり、数字のところには窓が開くようになっています。
毎日一つずつ穴を開けると、中には、チョコレートなどが入っています。
こちらのこどもたちは、そうしてクリスマスを心待ちにするようです。
おやつしようかと言うと、たっちんは、張り切って、テーブルの上にアドベントカレンダーを用意します。
そして、普通のカレンダーの数字と見比べながら、必死にその日の数字を探します。
(時には、なかなか見つからず投げ出す時もありますが)
そして、窓を開け、うれしそうにチョコを取り出すと、一口でぱくっと食べてしまいます。
しかし、毎日チョコを食べるとさすがに飽きてしまうようで、
1週間もすると、今日はママにあげると言うようになりました。
ちなみに、アドベントカレンダーのおかげで、たっちんは少しずつ数字を覚えています。
このところ、バスに乗る時は、バス停の切符販売機の前で、
これから乗るバスの番号を押し、切符を買ってポケットにしまう遊びが大好きです。

体操教室(2003年11月)
9月から、英語の遊び歌と体操教室に通いました。
相変わらずママっ子のたっちんは、親子で行く体操教室には、毎週張り切って行きます。
家や公園ではできない運動ができるというのと、
言葉の違う子どもたちとのふれあいになればと、ママは期待しています。
コースでは、手遊び歌や、歌にあわせて体を動かしたりします。
手遊び歌は、英語の歌だからなのか、はじめは、ママのひざの上でずっと観察モードでした。
10月の秋休みを挟んで11月に再び通い始めると、
ある回、突然、みんなの真似をし、手を動かし始めました。
少しずつ簡単なところからやるのでなく、
ずっと観察して体に溜め込んで、急に外に出すパターンでした。
体操の時間には、トランポリンしたり、低い平均台の上を歩いたり、ボールプールに入ったり、
大きな積み木のような柔らかいクッションを組み立てたところを登ったり歩いたりジャンプしたりと、
楽しく体を動かしています。
でも、ほとんどママと手をつないでいきます。
最後は、みんなで片づけをします。
たっちんは、ボールプールのボールを袋にしまって、隣の倉庫まで持っていくのが、大好きです。

リトミック(2003年8月)
夏休みの期間、リトミックコースに通ってみました。
こちらの小学校でリトミックを教えられてる日本人の先生が教えてくれます。
はじめは、音のリズムや強弱にあわせて体を動かすことが難しかったのが、
4回目くらいからは、だんだんと慣れて上手になり、楽しめるようになりました。
ある日、ジャンプをするとき、
たっちんは、とても楽しそうに、その場で、気持ちだけジャンプしていました。
(足の裏はずっと床についたまま)
家に帰ってから練習したのは言うまでもありません。
でも、すぐにできるようになり、その日からは、家の中で、飛んだり跳ねたり、忙しいです。
折りしも、毎月日本から送ってもらっているしまじろうの付録で、
ボタンを押すとリズムの違う音が出るリトミックマイクが届きました。
毎日、音楽にあわせて踊ったり、テンポの速い音楽とともに走ったりしています。
リトミックコースでは、音楽やリズムとともに体を動かすほか、
太鼓や鉄琴などに触れられたのも、いい経験になりました。

ママのドイツ語コースと託児 その後(2003年6月)
何回か通ううち、楽しく過ごすこともできるようになりました。
しかし、面倒をみてくれる保母さんが、子どもの人数の関係で、2人から1人になってしまうと、
目が行き届かなくなるためか、たっちんには、寂しい思いがだんだん強くなっていったようです。
結局、保母さんがたっちんにかかりきりになってしまうため、途中でやめることになりました。
プレ幼稚園にはもう行かないよと伝えると、たっちんは、ほっとした様子でした。
週に2回、8時に家を出るのは、結構たいへんだったので、ママもまた、ほっとしています。

ママのドイツ語コースと託児(2003年5月)
5月から、ママは、託児付きのドイツ語コースに通い始めました。
週に2回、午前中に行われます。
楽しいところだよ、という意味あいで、たっちんには、プレ幼稚園と教えています。
たっちんは、親類以外の人に預けられるのははじめて、
しかも、せっかくおしゃべりできるくらい発達しているのに、言葉の通じないところで、、、
と、不安いっぱいでした。
予想通り、初めの頃は、大半の時間を泣いて過ごしていたようです。
それでも、家では経験したことのない、絵の具を使ったお絵かきや工作をするので、
(さびしいけれど)楽しいようで、何回か行くうちに、泣かない時間も増えていったみたいです。
幸い、途中から、半年ほど年上の日本人の女の子もいっしょになり、心強いようです。
プレ幼稚園に着き、少しの間ママもいっしょに遊んでから、少し泣き顔でバイバイしてくれます。
ママは、複雑な気分ですが、いろんな国の子どもたちと触れ合う機会になればと思っています。

公園(2003年5月)
こちらには、住宅のあちこちに公園があり、
家の中から、遊んでいる子どもたちを見守ることもできます。
滑り台の降り口やブランコの下は、柔らかいマットが敷いてあり、
また、木でできた遊具も多く、ママはずいぶん気に入っています。
アパートのすぐ脇にも小さな公園がありますが、
たっちんは、少し離れたところにある大きな公園がお気に入りです。
芝生のサッカー場では、男の子に混じり女の子もサッカーを楽しんでいます。
たっちんは、ボール、砂場、ブランコ、滑り台などといった定番ものを楽しみますが、
一番大好きなのは、なわとびでする電車ごっこです。
地元の子どもたちが遊んでいると、たっちんは、こわいよぉーと言って、
ママにぴったりひっついてきます。
いつの日か、お友達になって、いっしょに遊べるようになるといいんですが。。。

買い物(2003年3月)
丘を降りたところに、スーパー,銀行,郵便局,洋服屋,旅行会社などがあり、
日常の買い物は、ほとんどこのあたりで済ませることができます。
丘の下まで、大人の足では5〜10分ですが、
たっちんは、いつも、遊びながら、時に抱っこしてもらいながら、30分ほどかけて歩きます。
よく行くスーパーはふたつ、コープとミグロとがあります。
コープでは、たっちんは子供用の小さなカートを押すのが大好きです。
対面販売の肉屋さんで買い物をすると、こどもにはハムがもらえます。
『ダンケ』と言って受け取り、『ハムもらえた!』と喜んで食べています。
レジは、ベルトコンベアー方式で、ママがお金を払っている間、
自分の小さなカートを、『のいしょ(よいしょの意味)』と言いながら、返してきてくれます。

アパート(2003年2月)
アパートは丘の中腹に建っています。
日本でいう2階に部屋があり
窓からは、南側は公園が、北側は丘が見渡せます。
作りつけの収納スペースが大きいため、部屋が大きく感じられ、
たっちんは、日々、走り回ったり、サッカーをして楽しんでいます。

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